みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.じめっとしてねっとりとした気味の悪い映画。ウォルターヒルぽくない。しかし、映画に出てくる州兵ってポンコツだよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-05 19:26:45) 9.《ネタバレ》 州兵と言っても、集められた面々の顔触れや勤務態度はまるで町の消防団みたいな感じです。軍務経験があるのはピーター・コヨーテの軍曹だけで、ほぼ素人集団である九人の分隊(邦題では小隊としているが明らかに間違い)が湿地帯の森に踏み込んでゆく。経験者と言ってもちょっと頼りなさそうだった軍曹が真っ先に射殺され、完全に烏合の衆と化した八人が地図も磁石も持たずに彷徨する羽目に陥ります。いちおう伍長階級の先任者が指揮を執るけど誰も彼の能力を信頼せず、八人は団結せずにいがみ合い勝手な行動に走ります。そして頭がおかしくなった一人はケイジャンの小屋を爆破するといういちばんやってはいけないことをしでかし、ケイジャンたちから一人一人となぶり殺しされてゆく。軍曹が殺されてからの展開は、もう緊張感が半端ないです。捕虜となった一人以外はケイジャンたちの姿をほとんど映さないという演出がまた怖い。 閉幕十五分前にして生き残った二人はトラックに遭遇してケイジャンたちがお祭りをしている集落に連れてゆかれます。実はこの残り十五分のシークエンスがこの映画でもっとも恐ろしいところで、これは私が選ぶ歴代サスペンス映画の恐怖シークエンスでベスト3に入れたいと思います。豚を銃で屠殺したり絞首刑用のロープが持ち込まれたり、恐怖を煽る伏線が見事に張り巡らされています。私にとってはあの結末はちょっと意表を突かれましたが、10年前のニューシネマ全盛時代だったら絶対違う終わり方だったと思いました。 この悲惨極まりない行軍はヴェトナム戦争の戦闘を暗喩しているのでしょう。でも、実は国内にもヴェトナムが在るのだ、というところがこの映画のテーマなんです。日本では未公開だったそうですが、これは観ておいて絶対損はないと思いますよ。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-04 20:08:39) 8.ルイジアナの森における訓練で、道に迷った9人の州兵が、何者かに命を狙われる、という、実に実に面白い作品。彼らが彷徨う湿地帯のヤな感じといい、森そのものが襲ってくるような不気味さといい、見始めたらやめられません。森を出ようが、どこに行こうが、助かった気がしない、いやそもそも助かる場所なんてどこにもないかのようなラストが、印象的。同じくチームの脱出劇を描いた『ウォリアーズ』が、問題作というよりも健康的な作品にすら思えてくる、気持ちの悪さが、クセになります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-29 14:14:07) 7.未公開に終わっているウォルター・ヒル監督作。キャストも地味で派手さは無く、作品としても全体的に地味。 久々にピーター・コヨーテを見たなあ・・・。と思っていたらあっという間に殺されてしまいました。 戦争コメディのような軽いノリから作品はスタートしますが、それははじめだけ。 画面を通して伝わってくるかのような、どこまでも続く湿地帯、欝蒼とした森のジメジメ感。兵士たちの焦燥感。 姿の見えない敵から命を狙われ次々と命を落としていく小隊の恐怖を、 派手さは無いですが余計なものを削ぎ落としたような迫力ある演出で見せる。 ジョン・ブアマンの「脱出」を彷彿とさせる作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-05 21:36:34) 6.《ネタバレ》 ずっと昔から見たかった映画、面白かった。戦争映画で始まり、一転してサスペンス映画。最後近くの村でホッと一息つくけど、更なる恐怖がそこからまた・・・。 ウオルター・ヒル見事な一作。ただDVDのヘンテコなスクイーズには最後まで悩まされた。映画に8点、変なスクイーズにマイナス1点で7点。 【hiko】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 21:47:41) 5.緊迫感と「得体の知れないモノへの恐怖」もしっかり描かれていて好感。粒子の粗い映像は、漂う緊張感を倍増させる効果大。仲間の中に必ずいる「バカ」の所為で余計な災難が罹ってくると云う件は、ありがちな設定だが、この作品に関しては危惧もなく最後まで「生死を掛けたサバイバル」を堪能でき満足。 【MAZE】さん 7点(2004-05-22 18:01:16) 4.設定はめっちゃ好きやで。戦闘のプロが森で何者かの襲撃うけるって、ゾクゾクするやん。雰囲気もよかった。なんかブレアウィッチ思い出したわ。あの森の感じ。相手は得体がわからんし。ただ、もうちょっと緊張感ほしかった。それと兵隊さんが、あんまり戦闘のプロって感じせーへのもちょっと。統率なさすぎって思ってもーてん。ただの烏合の衆に見える。もうちょい戦闘のプロってゆー技とか見せてくれたらなー、俺の中で盛り上がったかな。だから、ちょっと評価下げるけど、ごめん。並みで。でも、おもしろい方やとはおもう。 【なにわ君】さん 5点(2004-04-13 22:56:32) 3.《ネタバレ》 州軍兵を演じるはキース・キャラダイン、パワーズ・ブース、フレッド・ウォード等の個性派。そして監督がウォルター・ヒル。こりゃ面白くない訳が無い!フレッド・ウォードの役柄が俺的に○。気性や性格も自分に一番近いし。それとブライオン・ジェームスが片腕のケイジャン役で出演してたのがうれしい。彼はヒル監督の「48時間」「48時間PART2」でも出演してたね。 P.S. 沼に落ちて死んだ奴アホ過ぎ! あいつがケイジャンにM-60ぶっ放した(空砲だけども)おかげでピーター・コヨーテは即死。無線もGone。余談だけど、「プレデター」でビリーを演じていたソニー・ランドハムも出てたよ。彼は「48時間」にも出てたね。 【和魂洋才】さん 9点(2004-02-23 15:50:16) 2.想像と違いすぎで参ったけど、変な魅力がある作品。ラストは思わず見入ってしまった。カルトって謳ってるがどうなんでしょう? 【venom】さん 6点(2003-03-09 23:40:12) 1.82年くらい?というまだW・ヒルが面白い映画を撮っていた時代の映画だから、見てみました。オクラ入りとなっていたらしく、それもうなずける地味な映画です。キャストもK・キャラダインなど地味です。舞台もずっとジャングルの中で地味。設定もストーリーもスケールが小さくて地味。でも案外面白いよ。ラストあたり不気味で。 【GO】さん 7点(2002-01-02 10:53:37)
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