みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.私は男闘呼組みに関して昔、そういやそんなグループがいたっけ?確かにいたわぐらいの程度である。はっきり言って単なるアイドルものと思っていた。しかし、この映画は単なるアイドル映画の枠を超えている。今になってやっと見たことを凄く悔やむ。後悔している。人間歳を取ると昔の懐かしいことをふと思ったり、あの時、ああすれば良かったのにとかあんなこともこんなことも沢山、やったなあ!と感じるものである。この映画の四人組は誰から何と言われようが自分達の好きな音楽というものに誇りを持ち、精一杯生きているし、生きて行こうとしている。そういう若者の姿は年齢なんて関係なしに共感を覚える。どうやら実話らしいけど、この映画の舞台が我が地元長野県だったなんていやはや、あの田舎の風景、田舎臭さ漂う人達、見ていてそれだけでも何かたまらなく感じてきてしまう。映画全体に漂う田舎独自の世界観、エネルギー、何から何までこの四人の青春している感じ、ロックよ、静かに流れよというこのタイトルも何とも良い感じである。好きなことは嘘を隠さずに全てはじき出そうとする若い力に活力を貰ったような気がしてならない。この映画がキネマ旬報で4位に選ばれたのもこの映画を観て納得しました。それだけ多くの映画ファンの共感を覚えたのも納得だし、私のように観る前は単なるアイドルものと勘違いしている人達にも見ればきっと何か答えを掴めると思う。今、何かに悩んでいる全ての学生さん、一度は観るべきです。けして、損はしないと思う。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2012-02-11 23:30:03) 7.《ネタバレ》 『少女たちの羅針盤』と大いに響きあう。 「駅のホーム」からドラマは開始され、少年は「城下町」松本へ。少年「4人」は地方の高校生活の中で、ほぼ全篇「ロケーション」の瑞瑞しいローカル性に溶け合いながら、葛藤を経つつバンドを「結成」し、「仲間の死」を乗り越えて「舞台」に立つ。 転校早々に理由もなく対立する岡本健一と成田昭次は、殴り合いの喧嘩を通じていつのまにか親友になっている。理屈を超えた「接触」から生まれる非論理の関係性、そしてそこから滲み出るエモーションこそが映画だ。 4人の面構えのみならず、取っ組み合い、殴りあう4人のシャープな打撃の擬斗が素晴らしい。 松本から上京した4人が、有名バンドのコンサートの帰り道、見晴らしの良い夕景の歩道上でじゃれ合いながらバンド結成を決意する長回しもまた、瞬発的なアクションと情感に溢れたショットだ。 4人が楽器を買うためにそれぞれアルバイトに精を出すショットが積み重なる小気味良さと、初セッションで拙いながらも音を合わせ合うシーンなどの持続感とのバランスもいい。 そして見せ場は少ないながらも、渡辺正行、寺尾聰、あべ静江、大寶智子らの好演が4人を一層引き立てている。 【ユーカラ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-10-01 18:49:50) 6.確かにアイドル映画として公開されたにも関わらず、当時非常に高い評価だったような記憶が有ります。タカをくくって観たら、なかなか良かったじゃんという感想を持つ方が多いのではないでしょうか。私はジャニ嫌悪症だったせいで、敬遠し(←単なるやっかみ)実際鑑賞したのは、彼ら男闘呼組が解散してからかなりの時期を経てから。長野かどこかの地方都市が舞台の丁寧に作られた、ごくまっとうなアツイ系青春映画でしたね。彼らがオーディションで上京するシーンでは、かの光GENJI(♪壊れそうなヤツばかり集めてしま・・・ったんでしょうか?)も賑やかしで登場していたような。この中で真っ先に消えるだろうと思ってた、高橋和也が映画界で一番息長く活躍するなんて思ってもみなかったです。彼は良い形で役者として成長しましたよね。「DAYBREAK」「TIMEZONE」「秋」・・・今でも彼らのヒット曲をフルコーラスで口ずさめる俺って一体・・・。やっぱ、何だかんだ言ってもやっかんでたんだと思われる。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-01-12 11:08:28) 5.男闘呼組が好きだった姉に薦められて見た映画。男闘呼組は結構好きな方ではあったけど、アイドル映画か…と初めはそんなに乗り気じゃなかった。でも、意外と観れた。最後の曲聞くと、なんだか切なくなる…。成田君、今見ないな~。 【テンダータッチ】さん 7点(2004-10-19 00:39:16) 4.もう10年以上前でしょうか、数人の知人と、酒を飲みながら、それぞれが推薦する映画をビデオ屋で借りてきて見ようではないか、という会を行いました。私が用意したのが、この「ロックよ~」でした。見ながら、私は涙をこらえるべく、がぶがぶ酒を飲んでいたのですが、ふと見ると知人達は、、、寝ていました、、、、、、、、、。私の好みでは、70年代の青春映画、といわれたら、「八月の濡れた砂」を、そして80年代の青春映画としては、この「ロックよ~」を推したいです。、、、、、、、岡本君や前田君がいま、上手に年をとったおじさんとして、もっとブラウン管(←ちと古い表現)に登場してくれたら、岡本君達の間で流れた15年と、見ている自分の中で流れた15年が重なり合って、もっと味わい深くなるのになぁ、、、。 【王の七つの森】さん 7点(2004-07-05 19:27:08) 3.「今度映画でも行かない?」「あっ私、観たい映画あるんだけどいいかなあ」「どんな映画?」「ロックバンドの映画」「いいねえ、それ行こうよ」ってな具合で行きまして、「あちゃ~やってもうた」と思った映画。未だに「ムーンチャイルド」で同じような失敗をしている成長のない自分。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-01-07 17:46:58) 2.キネ旬でランクに入ってたの私も知ってます。でも。やっぱりファンじゃないときついかな?確かに男の子で面白いといっている子もいましたけど。私はまず、演技が・・・・。という部分でもうアウト! 【たかちゃん】さん 3点(2003-12-12 23:21:24) 1.《ネタバレ》 主演はジャニーズ事務所の今や解散してしまった男闘呼組です。今『ハッシュ!』などでイイ味出してる高橋和也の若き日のういういしい演技も見られるけど、芸能のおもて舞台では見かけなくなったメンバーの成田昭次がキャストの中で一番のヤンチャボウズの、キーパースンを演じています。話はそれますが、TVで東山紀之が男闘呼組メンバーは優しかったという話をしていました。何かそんなエピソードが彷彿とするような映画です。で、この作品、アイドルもんじゃんとあなどることなかれ。公開された年、キネ旬(がエライわけではないが)邦画4位にくいこんでます! 彼ら演ずるオチコボレ高校生たちが、ロックに魅せられ、バイトをし、賞金稼ぎを狙い、苦労して楽器を買ってロックバンドを結成します。ただの不良じゃねえゾというところも見せたくて違う方面でもがんばり(ここの表現がなかなかウイウイしいのだ)、大人たちにちょっと見直させることになるんだけど、だけどだけど、そういう輝かしい日が近づきそうになったというのに、メンバーの一人は・・という、まあ書いていてもクッサイ内容なんだけど、とにかく熱いの! それからこれは実は驚くべきことに、本物の長野県の高校生たちの実話に基づいているんですよ。当然、舞台も長野県。背景の山々も、自然も、なんかこの映画の舞台装置としては欠かせないなあ、と思います。保守的な大人たちに対する、若者たちのがんばりや友情を、自然はいつも変わらず見守っている、という感じで、胸をうつんです。で、このやり方によっちゃアマアマになりそうなストーリーを、長崎俊一監督は、抑制をきかせて、だけど彼ら4人をとっても愛情込めて描いています。ラスト、3人になってしまった彼らの、自分たちを振り返るシーンが、とっても胸にしみて、これはもう、私の中では「名作!」の1本です。タイトルが「ロックなのに、静かに・・ってなんで?」と思うかもしれませんが、ちゃんとイミがあるんです。大人から、高校生、中学生、小学生まで!ぜひ観てみてください。 <追記:人から何と言われようとこの愛は変わりません。10点に変更しました> 【おばちゃん】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2003-12-03 20:44:51)(良:5票)
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