みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
35.何よりも驚いたのが、音楽もイーストウッドが担当してること。 【アルテマ温泉】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-18 22:37:12)(良:1票) (笑:1票) 34.流れに逆らうようですが、微妙な作品だと思います。 自分も、エンドロールはおろか、明かりがついても劇場の椅子からしばらく立ち上がれなかったのは確かですが、それは、ストーリーの物理的な「重さ」から来たもので、「感動の波に飲まれて立ち上がれなかった。」ってのとは少し違う気がしました。 「あとは各自で処理するように。」と言って渡された大きな漬物石を抱えて、しばし茫然自失としたという感じです。 映画の終わり方としては,反則技に近いかも知れません。 肝心のボクシングのシーンはかなりお座成りで、イーストウッドのトレーナーとしての手腕や、ヒラリーのボクサーとしての圧倒的な強さに説得力のないまま簡単に成り上がってしまうので、その部分で一喜一憂する面白味がありませんでした。 話の顛末から鑑みて、前半の「生」の輝きをもっともっと眩しく描くべきだったんじゃないかと思いました。 ストーリーにメリハリが足りなかった気がします。 更に、ジムの連中を含め登場人物のほとんどが捨て駒で、モーガンの役どころにしてもどこか中途半端で、ストーリーの中での確固たる存在理由が希薄だった気がします。 主人公二人のラブストーリーという側面もありますが、はじめは断っていたトレーナーを結局引き受けた心情の変化が曖昧だったりして、クッキリとした輪郭が見えて来ません。 命の尊厳についてもひとつの答えが提示されているものの、悲壮感のある安いメロドラマ以上のパッションは感じませんでした。 良く言えば、泥臭くて不完全な人間臭いドラマと言えるかも知れないけれど、個人的には「傑作」とは言いにくいです。 【Beretta】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-14 03:52:04)(良:2票) 33.う~ん終始何かスッキリしないんだよねぇ。 未だに男性主導であるスポーツ界の象徴ともいうべきプロボクシングの サクセスストーリーに女性を据えて観客を惹き付ける。 マギーの一方的なラブコールがやがてフランキーの心の氷を溶かし、 互いの信頼関係が紡がれていく。 そして物語の中盤からあざといほどの純愛ドラマへと緩やかに昇華する。 まぁここまではボクサーに女性を起用するなど多少奇をてらってはいるが、 スポ魂ものとしては常道な展開で中々見応えがある。 そして物語後半、最強の敵に挑戦し辛くも勝ちを拾ったかと思った瞬間、 思わぬ反則技を喰らい首から下は全身麻痺の障害を負ってしまった。 エディの危惧していた事が図らずも現実のものとなってしまった。 過去に自分が無理をして片目を失明してしまったが為に引退を余儀なくされ フランキーは一生後悔しているというのに・・・。 この辺も前半の伏線が活きてきて因果応報とまではいかないまでも 仏教でいう輪廻転生のような因縁臭ささが絡み付いてくる。 そのうち体の自由が利かないマギーの右足が床擦れによって壊死し 片足切断を余儀なくされてしまった。 もはや在りし日の栄光はマギーにとって苦痛でしかない。 やがて家族にも愛想が尽きたマギーは自殺を図るが、更に最悪の形で失敗する。 生きながらの植物人間状態と化したマギーは人生のトレーナーとも言うべき 愛する生涯唯一の人フランキーに全てを委ねる・・・。 う~んここら辺から本当に何かしっくりこない。 在りし日の栄光のみが人間の生きる糧と言わんばかりで 自分が原因で障害を負った事実に何一つ反省も無く 寧ろ死という滅びの美学で以って現実逃避しようとする姿には正直辟易する。 そしてついに唯一頼れる人間に尊厳死と言う名の殺人を強要するのだ。 穿った見方をすれば障害者に対する冒涜とも取られかねない行為だ。 (多田富雄を見習えと言いたい) それが愛という名の隠れ蓑によって美化されている姿には正直納得できない。 とある本にイーストウッドはアメリカ社会の典型的な保守系代表格であり 彼の一連の作品(許されざる者然り、ミスティックリバー然り)は 如実にその傾向を物語っているという。 そういったアメリカ社会の根底に流れる本質を理解しなければ 彼の作品を読み解く事は不可能なのであろう。 少なくとも私の少ない脳みそでは到底理解の外である。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-02 23:27:38)(良:1票) 32. 静かな映画。前半の「動」の部分も粗いフィルムと影のコントラストでとても落ち着いて見える。この映画は悲劇だ。ハリウッドの浪花節じゃない。それだけは言っても構わないだろう。でもそれだけしか言えない。この作品の全ては映画の世界でよく目にする悲劇だ。だけどそれだけではない何かを持っている。何かはわからない。たぶん僕の年齢ではわかり得ないんだ。コメントすることも拒否する映画。それに巡り会っただけでも幸せかもしれない。ハリウッド万歳の人に観て欲しい。また、ハリウッドを否定する人に是非観て欲しい。使い古された悲劇と裏切り裏切らないエンディングを。これはイーストウッドからハリウッドとアンチハリウッドに与えられた難解な宿題だ。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:30:31)(良:1票) 31.全く文句のつけようのない映画です。主演3人の演技は素晴らしいし、演出・カメラワークも最高。音楽も物語全体にうまくマッチしており、観ながらここまで引き込まれた映画は久しぶりです。が、話の内容があまりにも悲しすぎる。映画自体の出来がよく、ものすごく感情移入できるだけに観終えた後の落ち込みは半端なものではありません。身を切られるような映画でした。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 12:24:37)(良:1票) 30.希望の反対は絶望。その判断に戸惑うアカデミー作品賞。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-10-05 20:39:45) 29.ミスティックリバーに続き決してハッピーエンドにはなれない重厚な人間ドラマ。 全体的に暗く重い展開だがモ・クシュラの意味が最後に響き照らしたように見えた。尊厳死に賛否両論かと思うがアカデミー賞受賞も納得の作品。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-13 16:42:45) 28.何ともやりきれない。 ここまで世の中の不条理な姿を描いた作品は見たことがない。 ガソリンスタンドで向かいの車の中にいる犬と戯れる少女に微笑む笑顔が忘れられない。 【ナラタージュ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-27 23:33:08) 27.イーストウッドの作品らしく、死について考えさせられる作品。 夢に向かって努力する事が、必ずしもハッピーエンドには繋がらない事を 教えられえた気がする。 【kure】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-18 09:09:18) 26.涙すら出ない。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-20 00:34:29) 25.主人公の演技にかなり迫力があったのか、ほんとうの物語を目で追ってるような緊迫感ある映画です。私にとっては全編の半分は暗~い気持で見ないといけないこの映画は「娯楽」としての楽しみが出来ないので、映画館で観なくてもよかったというのが正直な感想です。 そういえば、あまりBGMも流れてなかった気がするのですが、きっとぐいぐいと深い気持ちにさせるような見せ方をするための演出だったかもしれません・・・それでもアカデミー賞なんですよね。 【エルキュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-25 00:46:59) 24.後味のいい映画ではありません。 が、深く考えさせられてしまう映画です。 責任を負ってまで相手の望み通りにしてあげられるか?そんな覚悟や愛情はあるか? 自分や家族友人に置き換えて考えた場合、怖いですね。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 02:28:37) 23.素直にみると、素直に感動できる映画ではないでしょうか。しかし、こういうのもなかなか素直に見られないご時世ではあります。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-23 16:09:56) 22.評価が難しい作品。 尊厳死についての各自の考え方によって評価は分かれるかもしれません。この作品でも答えを出していません。 結果的に尊厳死を選択したわけですが、そこに至るまでの苦悩、処置を施してからの描き方、いずれも明確な何かを指しているわけではありません。 ”明確な答えが出せない”というのが答えなのでしょう。 尊厳死に対する考え方がいまだ社会的に明確になっていない以上は現時点ではこうするしか無かったと思いますが、尊厳死は古くからある問題であり、現時点で映画にする以上はもう少し踏み込んだ解釈が欲しかったと思います。 前半のサクセススト-リーは後半へ繋ぐための重要な要素ですが、この映画の要点は『尊厳死』にあると思うので、もう少し後半に時間を割いても良かったかもしれません。 マギーに処置を施す直前のシーンですが、娘から突き返された手紙に凝然と立ちつくすダン、そして処置の前に”モ・クシュラ”の意味を伝えるまでのシークエンスは、抑え気味の演出が却って情感に溢れており上手いと思うんですが、ちょっと直行すぎた感はあります。 もう一つ捻りというか悩む姿を入れても良かったような気がしますが、くどすぎると判断されたのかもしれません。 全体として重くやるせないイメージはあります。 尊厳死に関しては”そうするしか仕方なかった”という『意味づけ』が非常に重要であり繊細な問題点ですが、その意味づけを描く過程がやや強引な印象があります。 重要であるがために『意味づけ』に気を取られすぎたのでしょう。 女子ボクシングという分野を選んだ点が一つ。あちらでは一般的なのでしょうか? 馴染みのない日本ではその奇異さに目を取られて感情移入しにくい面があります。 もう一つはマギーの家族の醜悪さ。もちろん意味づけの大事な要素なのでああいう描き方は外せなかったんでしょうが、少々極端すぎるきらいがあります。 その設定への奇異感・嫌悪感が映画全体の評価に影響する面があるのは痛し痒しといったところでしょうか。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-31 17:57:29) 21.人にはピークがある。ピークが早い人、遅い人。ピークのレベルにも高さや低さがある。この映画とボクシングを通して人生のピークについて考えさせられました。ピークを過ぎた人たちの生きる糧って何でしょうね。フランキーはピークを過ぎた教え子たちのその後の生き様を沢山見てきているんでしょう。だからタイトル戦に出させないのかもしれない。ウィルはタイトルを物にしましたが、彼はその後はどうなんだろう。子供をピアノ教室に連れて行ける時が、最高だったのかもしれません。それも分かりません。本人でも分からないのかなぁ。彼女はフランキーに最高のピークを経験させて貰ってそれで最高だったのでしょうね。モーガンとイーストウッドのジジイ対決も中々なものでしたね。。 【トメ吉】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-30 14:56:13) 20.三人の熱演。飽きさせない構成。そしてクリント・イーストウッドの考えというか、彼が実際にこういう現実に向き合ったらこうする、という考え方が示されていて、衝撃的でした。彼はとても現実的な人だと感じました。「暗い」とか「悲しくなる」という感想は最もですが、彼の思想というか考えをストレートに表現した映画だと思います。原作はあるにしろ、撮り方一つ一つから人間が浮き彫りになっていく感じで、彼の監督としての力量が発揮されました。 ただそういう意味では、その核となるテーマをもっと掘り下げてほしかった、その部分が短かったという不満が残りました。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-08 00:55:57) 19.ホントせつない。寂しいなアー。愛する女性をうしなうこと、、、、、。でも、まちがいなく、或る期間、ふたりは確実に、一緒に、こころを通わせて、この世に生きたのだ!!それは真実だ!こころが引き裂かれる。いまはそれしか、言いようがない。名作!! 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-15 01:08:17) 18.サクセスストーリーではなく、ヒューマンドラマである点が高評価につながっているのだと思う。こういうのにインテリというか日本人は弱い。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-31 19:26:46) 17.モーガン・フリーマンの語りに出てきた「ボクシングでは全てが逆」という言葉が印象的。この物語の結末も、フランキーにとって、そして観ている我々にとっても、思っていることとは逆なんだねえ。人生の深さを考えさせられた作品。良作。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-10 00:35:27) 16.重い。そしてあんな家族ありえない。あの母親には憤りを覚える。家を買ってあげたシーン、つらかった。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-20 19:41:35)
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