みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
25.1970年代から「地球温暖化」なんていう概念があったことに驚き。「安楽死」もかなり現実味があります。その意味では、けっこう今日(2022年)を言い当てている気がします。 オチを最後まで言わないのはずいぶんまどろっこしいし、主人公がいきなり捜査先の女とデキてしまうのも意味がわかりません。しかし要するに、アメリカ版「姥捨て山」ということで。 それからもう1つ、国家独占資本主義的な社会の描き方が面白い。「ソイレント・グリーン」を提供しているのは国家ではなく、あくまでも巨大民間企業です。マルクスはこういう社会の後に共産主義革命が起こると予言したわけですが、現実の2022年以降はさてどうなるでしょう。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-23 04:01:36) 24.未来感の無い未来。この時代の退廃した絶望感の表現だろうか。 気持ち良い作品ではなく、個人的には盛り上がりも難しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-06-15 10:51:46) 23.何か、未来の話だと言ってる割には未来感が全然ないし、登場人物の行動様式が制作時代そのまんまなんですよね。また、かといって終末感や絶望感が漂っているわけではなく、主人公はただうろうろしているだけ。何がしたかったのか、よく分かりません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-21 20:14:33) 22.必要なだけ作り、必要なだけ食べる。もし余れば食べれない人に回す。地球の未来のために我々が考えなければならないのは、金儲けではなく、こういうことなんじゃないかな。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-25 11:22:16) 21.その昔、トータル・リコールという映画があって、曲がりなりにも秘密諜報員の活躍を描くのに、なんで主演がシュワやねん(顔が作り物っぽいので特撮に使いやすい、ってのはあったかも)、と思っちゃう訳ですが、この映画の主人公をC・ヘストンが(それも『黒い罠』なんかのヘストンではなく、あくまでマッチョなヘストンが)演じてるのに通じるものがありますね。殺人事件の捜査から、やがて巨大企業の真相に迫る刑事の役だけど、ヒーローどころか、見るからに労働者風で、何とも頼りない。そんなこともあって、超絶的に地味なSF作品に仕上がってるんですけれども、その一事が万事、洗練されていないところが、まさに本作の持ち味。実際、このキタナらしさ、閉塞感、人間だけが有り余っている世界観。未来を言い当てる可能性がもっとも高いSF作品のようにも思えます。そして、真相を暴く事が必ずしも幸せではないこと、何も解決する訳ではないこと。もはやすでに、すべてにおいて取り返しがつかず、すべてが狂ってしまっているのだから。という絶望感。とは言え、まあ、やっぱり地味な作品なんですけれども(笑)、 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-12 17:42:36)(良:1票) 20.時代を考えれば変に近未来の舞台を作るより何もしないほうが結果として良かったのかもしれないが、それにしたって当時じゃ「何もしない」ってのはなかなかの決断だったはず。それともお金が無かったのか。いや、フライシャーはわかってたんだ。背景は映画の側面的なものでしかないということを。そのぶん想像を絶する慢性的食糧難という未来社会がいやというほど映し出されて未来を強調する。その世界の中で俳優たちは現代劇となんら変わらぬ演技をする。妙にリアルで妙にうそ臭い。このうそ臭いリアルに不気味さがあり、またこれが映画なのだという喜びがある。なんともやるせないエンディングが70年代前半独特の後味でどこか懐かしい。と思うのは限られた世代だけですね。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 10:12:14) 19.中学生ぐらいのときに初めて観ましたが、E・G・ロビンソンが安楽死するときの全周スクリーンに美しい風景が映される場面で、大阪万博で観たどっかのパビリオンの映画みたいだと思ったことを鮮烈に覚えています。この映画の時代設定は西暦2023年ですが、E・G・ロビンソンが演じるソルは、実は自分とほぼ同年代の生まれであることに再見して気がつきました。ちょっとブルーな気分です。彼はこの後すぐに亡くなりますが、この映画が101本目の出演作でした。101本も映画に出演する俳優は今後でてくるのでしょうか。映画の出来は落ちの強烈さの割にはグダグダなのですが、未来予測としては地球の気候が暑くなっているということだけは的中しています。現在は地球温暖化が深刻な問題ですが、70年代当時は逆に氷河期が来て人類が滅亡すると予想する学者が多かったのですよ。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-04 22:21:22)(良:1票) 18.今観るとオチとかストーリーとか古いと思います。特にストーリーは途中までは普通の刑事ものと変わらないので、しかもダラダラしてるしで、ちょっとダレましたが、暴動が起こるあたりから後半にいくにしたがって、この世界の深刻な状況や終末観がジワジワと観てる俺の心に浸透してきまして、それがラストのなんともいえないやるせない感覚となりまして。オチが読めても、この感覚は結構くるものがあります。それにこの映画では極端に描かれてますが、現実世界も広がる格差社会、崩壊がはじまってる食文化など、この映画を笑ってしまっていーものか。正直、怖いです。それでも、おもしろさは中間くらいでした。世界があまりにも極端すぎて、この映画への入り込み度が薄かったからかも。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-13 01:23:01) 17.つい先日亡くなったフライシャー監督の作品を今まで観た事がなかったので、今更ながら鑑賞(そういえばチャールトン・ヘストン出演作も初体験。あ、「ボウリング・フォー・コロンバイン」は除いて、だけど)。冒頭の、今観ると全然未来っぽくないテレビを見て、低予算B級SF映画なのかな?と思ったのだけれども、観ている内に何だかグイグイ引き込まれてしまった。何つーか、独特の空気感、重さ、暗さ、生々しさがあったなー。民衆の暴動シーンのホコリっぽさとか人の命が非常に軽く扱われている世相とか良く描かれてたと思うし、C・ヘストン演じる主人公の刑事が夜の街を走り回るシーンとか、迫力あった。あと冒頭の、ちょっとザ・バンドっぽい曲とラストのクラシックの曲の使い方とか、あーそれに健全に不健全(?)なお色気シーンも良いねえ。オチを前もって知ってて観ても十分面白かったけど、これ公開当時予備知識なしで劇場で観たらインパクト凄かったろうなー。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-31 19:04:47)(良:1票) 16.ムダな場面もあったけど、結構面白かったです。俺も死ぬんならあんな死に方がいいな・・・・。 【こわだりのインテリア】さん 7点(2004-12-19 19:11:02) 15.あああ…最近「釣られてレビュー」が多いな。原作と比較するとハッキリ言って駄作です(原作はもう絶版だけど…)。なぜにコアな近未来ハードボイルドが人間賛歌SFになっちゃったんだろう。正直な話『ブレードランナー』見た時、「これ『ソイレント・グリーン』のリメイクじゃないよな」って居心地が悪くなった記憶があります。オリジナルはそれくらいスラム化の激しいアメリカを描いていたのだよ。ガソリンが枯渇してるので弁髪の中国人が自動車を引っ張ってるとか、郵便制度が消滅して小さな黒板ぶら下げたメッセンジャーボーイが街を駆け巡ってるとか、人が増えすぎて部屋どころか廊下ですら寝る場所がないとか、そんな世界で一片の美味そうなステーキ肉がギャングのボスの元に届けられる…って、猥雑でチープなストーリー展開が魅力だったのだ。ハッキリ言ってラストでも救いはありませんが、この映画みたいに潤色したハリボテな絶望じゃないし。ただ、この映画がオイルショックの引き金のひとつになったのは間違いないところ。映画を離れて極めて歴史的な価値を持った(というより歴史を変えた)作品でもある。これぐらい扇情的にしなければ、世間というものは動かないのかもしれない。ショービズ界のやるせなさを想ってしまいます。 【エスねこ】さん 3点(2004-09-11 15:16:14) 14.70年代っていうとちょうどローマ・クラブが「成長の限界」を唱えた時期でしたからね。この頃のSF映画にはそういう環境問題とか人口増加を取り扱ったものが多かった。一番印象的だったのは、ショベルカーで人がゴミみたいに持ち上げられて運ばれてくシーン。いやぁすごいなぁ。食料危機なのに人ばかり増えて、人の行動がすごく動物的に退化しちゃった。人の価値も相対的に低下しちゃった。とんでもない未来です。それから、大いなる自然が、映像でしか見られなくて、それを見て美しさに感動するチャールトン・ヘストン。これも印象深かった。あとはソイレントの原材料はなんと○○だった!というラストもなかなかスリリングでいいですね。前半から中盤にかけてぬるいのが少々残念だけど。 【あろえりーな】さん 6点(2004-09-11 02:05:55) 13.おもしろい映画です!人口爆発によりあんな未来。すごい。人間がいっぱいで気持ち悪くなります。ブルドーザーで人間をかきわけるシーンとか衝撃的だった。安楽死のシーンも良い!人間だらけで気持ちの悪い世界から自然を感じクラシックを聴く。あの四季が忘れられないです。オープニングの見せ方も好きだし。ストーリーもラストも好き。 【bokugatobu】さん 9点(2004-01-23 16:10:22) 12.オチで衝撃を受けるかどうかで評価はだいぶ変わると思うのですが、僕は、合理的でいい解決方法だと思ったので、それで?って感じでした。 【あばれて万歳】さん 5点(2003-12-06 12:50:59) 11.観る側へのメッセージがやや単純で重すぎる感があるが、未来社会の描写は刺激的で、ストーリー展開も無理がなく非常にまとまった作品。充分楽しめた。 【ケララの狸】さん 8点(2003-11-21 14:50:41) 10.ずっと前に見た映画ですがラストが非常に心に残りましたね。ずっと「サイレントグリーン」と勘違いしてて、静かな緑?なんじゃ?と思ってましたが、ソイレントグリーンだったんですねー。で、ソイレントグリーンって?空豆?例の食料? 【deck】さん 8点(2003-06-22 00:09:13) 9.小学生の時テレビで観たのですが、子供心にとてもショックを受けた。 【そうしょくみ】さん 7点(2003-06-20 00:48:53) 8.劇中の映像による緑の美しい風景に見とれるも、衝撃のラストシーンでは 声も出ず。思うのは全米ライフル協会の会長のヘストンと、少しっか出て来ない 「ライフルマン」のチャックコナーズに 何か 因縁めいたモノを感じてしまいます。 【うみ坊主】さん 6点(2003-06-14 20:49:34) 7.小生にとって、ワン・オブ・ザ・ベストSFのひとつ。中学生の頃、場末の映画館の3本立ての1本として出会って以来、あの安楽死ホームの場面とクラシック音楽が、今もなおふと蘇ってきたりします。この頃のリチャード・フライシャー作品は、『センチュリアン』といい実にシャープかつ深遠なテーマ性を持つものが多かったなあ。『ボウリング・フォー・コロンバイン』で醜態をさらしたチャールトン・ヘストンも、これが遺作となった名優エドワード・G・ロビンソンも、ついでに超べっぴんなリー・テイラー=ヤングも、みんな最高でした。そして、何よりあの陰うつな近未来地獄絵図を見事に表現したキャメラが。…すべての人におすすめして満足してもらえるには、ちょいと地味な印象かもと、9点にしましたが、小生のなかでは文句なしの満点作品であります! 【やましんの巻】さん 9点(2003-05-27 18:52:40) 6.こどもが、トマトに感動するシーン。エドワード・G・ロビンソン扮するじいさんが横たわり死を待つシーンは心にのこる。 【トラヴィス】さん 8点(2003-05-25 22:49:01)
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