みんなのシネマレビュー

イザベル・アジャーニの惑い

Adolphe
(Adolphe de Benjamin Constant)
2002年【仏】 上映時間:108分
ドラマラブストーリー歴史ものリメイク小説の映画化
[イザベルアジャーニノマドイ]
新規登録(2004-05-10)【SAEKO】さん
タイトル情報更新(2012-11-04)【+】さん
公開開始日(2004-07-03)


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監督ブノワ・ジャコー
キャストイザベル・アジャーニ(女優)エレノール
スタニスラス・メラール(男優)アドルフ
ジャン・ヤンヌ(男優)伯爵
ジャン=ルイ・リシャール(男優)ダルビニー
ロマン・デュリス(男優)デルフィユ
脚本ブノワ・ジャコー
撮影ブノワ・ドゥローム
配給ザナドゥー
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【クチコミ・感想】

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7.ウザすぎるこの二人……と思いつつも最後まで鑑賞。 映像や演出に関しては全然文句のつけようがなく、美しい映画だと思う。そういった面に関しては好きといってもいいくらいだ。でも話としては、二人ともマジうぜえ、しかなかった。「何やってんだよ」「嘘ばっかり…」「そりゃそーだ」「え、え~?」などなど、ぶつくさ突っ込みながら観た。 インタビューではエレノールは情熱的な女性として演じたみたいな話だったけど、自分の事情だけで動いてるから周囲と軋轢を起こしているだけじゃないだろうか。たまに思い切った決断――端的にいえばバカをやるだけで、「情熱的」というのとはちょっと違う。アドルフに関してはもう、理解不能。捨てるなら捨てるではっきりしろよ、もう。 勝手にやってろ、と思った。「エゴとエゴのシーソーゲーム」ってのはミスチルの歌の詞だったっけか。 no oneさん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-18 01:50:44)

6.(フランス映画に精通した知的な皆さんの部屋を汚してごめんなさいやでー。この映画、スクリーンで観たかったなぁ、、遅し、。) (´З`)ツーっとゆっくり舌がなぞっていく、、このベ~ゼは何という名前なんでしょう、フレンチキスの一種でしょか(笑)。でも...好き+キス だけじゃ男女は続いていかない。 アドルフ役の彼は当時実生活でもアジャーニの彼氏ですよね、ふた周り下(笑)。 多情でお盛んな(←良い意味です。=情愛深い)女にはひたむきで体力のある年下男が要りますね(例・五月さん・ルミ子さん・ついでにリズ。笑)。 でも男の人って(坂口憲二が以前言ってたけど→)「やっとこさ女性が自分のものになると醒めてしまう」ものなのですね、ひどいわっ(泣)。年上女はさらに傷つきやつれていくんです(シクシク)。 鑑賞時5年生の息子Sに「この人いくつに見える?」と問うと、 S「50前」 私「正直に言いっ!」 S「46」私「またお母さんを喜ばせようとしてるやろ」 S「唇のアップは、、きつい」・・まったく、、殿方はシビアすぎるorz。 DVDにある2004年来日の十朱幸代さん、じゃなくてアジャーニのインタビューは相変わらず不思議妖艶美人でありました。 おフランスは愛の国。アジャーニだけじゃなくてベアールも、ビノシュも、そしてドヌーヴさんも、こうなったらいつまでもジュヴゼメエと演じ続けて下さいっ、めざせジャンヌ・モロー! ♪いつまでぇぇぇー たーってもぉぉおー 恋おぉんーーなぁぁはぁー (♪『女の港』大月みやこ) かーすけさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-14 15:08:49)(良:1票)

5.DVDで観て、原作を読んで、またDVDを観ました。原作はアドルフの独白が大部分を占める、題名通りアドルフの物語です。エレノールにイザベル・アジャーニのような個性の強い女優さんをもってきているにもかかわらず、ほぼ忠実に原作のもつテイストを映像で再現しています。「アデルの恋の物語」はストーカーですが、エレノールは普通の範囲で情の深い女性だと思います。その役をほんとにアジャーニが静かに好演してます。この物語はいくつかある男女の愛の形のなかでも、かなりポピューラーなパターンのものですが、それを凡庸にならず、また奇抜にもならず、2人の心の動きを静かに坦々と表現しています。それでいて退屈せずに最後まで鑑賞できるのは、一つには映像の美しさがあると思います。また、音楽も(多分)1旋律だけを繰り返し使っていて、それでいて十分な効果を上げています。他の方も書かれていますが、ハリウッド映画ではとてもまねできない秀作ですね。アドルフが主役ではありますが、私としてはすっかりエレノールに感情移入してしまいました。男女それぞれによって感情移入する役も異なってくると思います。終幕近くのポーランドの雪景色、その中に二人がとけ込んで本当に美しいです。是非一度、映画館の大きなスクリーンで観たい映画です。 追加:惑うのはエレノール(アジャーニ)ではなくてアドルフの方ですよねえ。 ひよりんさん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-17 21:06:17)(良:1票)

4.原作が200年近く前に書かれたものと知って驚き。アドルフとエレノールの関係から紡ぎ出されるドラマには、全く古臭さを感じない。人間の感情はその間、全く進歩してない様子…。愛の無い男女の腐れ縁を描く本作を、厳密にはラヴ・ストーリーとは呼べないと思う(若い男にあるものは「意地」と、多分「悔恨」だけ。女にあるものは「妄執」)。しかし愛が無いにも関わらず、二人はあらゆるものを犠牲にしてズルズルと関係を続けていく。これは本来、相当に醜い物語の筈なのに、原作がそうなのか、演出のお陰なのかは判りませんが、仕上がりは物悲しくて美しい映画になってました(その代わり邦題が酷すぎる)。それにしてもイザベル・アジャーニ。当時既に47歳! 32歳位の設定の役でもお釣りのくるルックスです、6点献上。 sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-09 00:03:59)(良:1票)

3.アジャーニの美しさも手伝い、情景豊かでうっとりするような映像です。しかし、なぜあんな瞳の濁ったような優男に人生を投げ出すほど惹かれたのか疑問ですし、何より執念深く追いかけていく姿に共感ができませんでした。この時代、恋愛とは一種のゲーム感覚だったと思うのですが、エレノールの愛の姿は恐ろしいほど執拗で、私にはエゴにしか見えませんでした。ただ見守ったり、相手を思って離れていく愛のかたちもあるはず。しかも彼女が哀れでタラタラと関係を続けるアドルフの覇気の無さにも苛つきどおしでした。さて、恋の狂気と言えばアジャーニの右に出る女優はいません。結構なお歳なのにあの美貌と恋心の演技はさすがですが、逆に考えると大方そんな役ばかりかと…。バリッと男を蹴倒すような彼女も見てみたいです。 のはらさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-13 22:58:28)(良:2票)

2.男にぶらさがる女、見返りを求める女。そんな女にウンザリしながらも哀れみから情けをかける男。こんな関係はどちらかが覚悟を決めてスパッと思いを断ち切らないと、長引けば長引く程お互いが傷つき不幸になるだけですね。この作品では女にそれを求めるのは無理なので、男がするべきでしたね。イザベル・アジャーニはこういう役どころを演じたら天下一品です。 The Grey Heronさん 8点(2004-10-05 22:34:11)(良:1票)

1.ハリウッド映画には成せないであろう、仏映画独特の倦怠感溢れる空気がステキ。全編を通して曇った空気が漂うこの作品、2人の心情は常に手紙で行き来しているので、イザベル・アジャーニの演技をあまり観ることが出来なかったのが残念。しかし、何十年経っても褪せる事なくへビーな恋愛に生きる女を演じる彼女は素敵。「アデルの恋の物語」以来の秀逸な演技、と謳われるのも相違ないと思われる。数々の意味深いセリフ、ラストのエレノールの手紙、が映画を盛り上げる。アジャーニであるからこそ悲劇なのか、悲劇であるからこそアジャーニなのか。類まれな美貌、演技力・・何にせよ、彼女にしか出来ない役だと思う。 SAEKOさん 8点(2004-07-04 21:50:11)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.12点
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1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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