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【クチコミ・感想】
3.私はかなり村上春樹の小説が好きなのですが、この映画に流れる雰囲気は村上春樹の小説のそれと似ていると感じました。美しい曲、美しいナレーション、美しい女優、そして美しい洋服。ナレーションの最後の部分を登場人物がしゃべるのが最初違和感がありました。あれはナレーションと映像を結ぶ役割があったんでしょうか?穏やかな映画だけど心がざわつきました。ハルキストとしてプラス1点 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-04 00:00:47)
2.次々と繰り出される横移動のカメラによる平面的な映像は、どこか都会的でアンニュイな雰囲気を漂わせている。今の場面と次の場面との繋ぎの役割を果たしているのは柱や壁。それらの影から登場人物たちをそっと覗き見しているような感覚は、昨今のドマラ性のあるCMを観ているようで、CM界出身という市川準のセンスを存分に感じさせる映像表現である。すべてを忘れ捨て去ったときに初めて生涯で最も大切なものに気づくというテーマの本作は、しかしながらストーリーを語っていく作品ではなく、あくまでも映像で綴っていくタイプの作品だと言える。だからだろうか、研ぎ澄まされたセリフのひとつひとつには深い思いが込められ、少ないセリフだからこそ余計胸に突き刺さるのである。登場人物は基本的にイッセー尾形と宮沢りえの二人だけ。長年一人芝居でキャリアを積んできたイッセーの才能は、ここに於いて遺憾なく発揮され、彼にしか出せない味を体現してくれた。また「父と暮らせば」などで二人芝居づいている宮沢りえは、二役をさり気なくしかし絶妙に演じ分け、一段と演技力が増したように思う。演技力があればこその起用であろうし、二人とも見事それに応えている。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-27 18:35:01)
1.左から右へゆっくりと流れていくカメラと遮蔽物によるシーンのつなぎは、本の頁をそよ風が1枚1枚めくっていくようでとても落ち着いた雰囲気にあふれた映画でした。ぼそぼそとした西島秀俊のナレーションと坂本龍一のピアノ、抑制されたイッセー尾形と宮沢りえの表情、ふわっと揺れる宮沢りえの黒髪、モノトーンにくすんだ画面、バックを白く明るく人物を影にした構図・・・アンティークな喫茶店で壁にかかった絵画を眺めているような気分でした。服に埋もれた宮沢りえが突然泣き出すシーンには、「服」という記号からいろいろなことを想起させられ印象的でした。私も久しぶりに服でも買いに行こうっと。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-22 13:03:03)
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【点数情報】
Review人数 |
30人 |
平均点数 |
6.10点 |
0 | 1 | 3.33% |
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1 | 2 | 6.67% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.33% |
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4 | 2 | 6.67% |
![line](../img/line.gif) |
5 | 4 | 13.33% |
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6 | 5 | 16.67% |
![line](../img/line.gif) |
7 | 4 | 13.33% |
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8 | 8 | 26.67% |
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9 | 2 | 6.67% |
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10 | 1 | 3.33% |
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【その他点数情報】
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