みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.う~ん、、ちょっと期待してたのに.. 面白いと言えば、面白い..が、ツボにハマる人は、そんなに..多くはいないでしょう~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-11-29 14:38:27) 8.口数こそ少ないが女性にはことのほか優しく、いかにも頼りなげだが、それでいてどこか放っては置けない。女はこういうタイプの男に惚れやすいのか。しかし、男の優柔不断な性格が災いして、結局別れるハメに。泣いた女の数は一人や二人ではないのである。そして今日もまた一人、彼の元を去っていく・・・。プレイボーイを自認し、数々の女性と浮名を流してきた主人公も中年期を過ぎ、孤独な日々がただ虚しく過ぎていく。それでも未だに女性にとっての理想の男性像を追い求めている男は、自分の殻の中から抜け出そうとしない。その姿には哀れさが漂うが、隣人すら放っては置けないのだから、お節介と言うより、やはりどこか憎めない、愛すべき人物なのだろう。そんな彼がある事をきっかけに、数人の元カノたちと再会する旅に出る。手土産として胸に花束を忘れないところなどは、伊達男いまだ健在である。しかし、感情を露わにせず、終始無表情な主人公とは対照的に、女たちの感情の起伏は激しく、反応も様々だ。若かりし頃を懐かしみ、ヨリを戻してもいいような素振りを見せる女から、困惑するばかりで、突然の来訪にいかにも迷惑だと言わんばかりの女。あるいはまったく相手にされないばかりか、恨みつらみをぶちまける女まで、その生活力の差や幸福度も然ることながら、当時の“新密度”や“別れ方”までもが瞬時に透けて見える。それぞれの場面でのセリフの間合いや空気感、女たちのアンサンブルの面白さが本作のポイントだが、やはり主人公のドンを演じるB・マーレイのダメ男ぶりが最大の魅力の作品だと言っていいだろう。永年培ってきたコメディアンとしての彼独特のおとぼけぶりが、歳相応のひとつの味わいを醸し出せている。演技派として近年とみに心境著しい、今が旬の貴重な俳優である。長い歳月が過ぎ去り、歳を重ねた彼女たちと再会を果たしたことで、我が身を振り返り、男としての責任の重さと痛みをヒシヒシと感じ始める主人公。人生は長いようでいて短くもある。男が、そして女がいつまでも変わらずにいられるのか・・・。 「時の流れの残酷さ」という自明の理をしみじみと感じさせてくれる好篇だ。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-17 23:59:40) 7.いや~ジャームッシュ監督はいいですねぇ(しみじみ) ビル・マーレイさんって、とぼけた味なのになぜか惹きつけられる魅力がある。 居心地の悪そうなおじさまを演じさせたら、この方の右に出る人はいないかも。 いつまでたっても、ちっとも調子が出ないのです(くすくす) ほとんど演歌みたいなエチオピアンジャズ、このアメリカに合わない音楽がまた実に楽しい~♪ ラストは意義を唱える方もあるようですが。 良く分からないって、こんな楽しいことはない! 観客に想像させ考える余地を与えてくれるから。 終わった後でこうかも?違うかも?とあれこれ思い巡らすことが出来る。 これぞ映画と思いました。 ただし、万人向けではありませんけどね。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-08 07:49:43) 6.で結局なんなんだ!というのは野暮な類の作品なのだろう。それが分かるだけに、で結局なんなんだ!と思ってしまうことがこの作品がもう一歩であることを象徴してしまってもいる。 【ドレミダーン】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-30 00:32:58) 5.昔懐かしい人に会ったときに相手がちゃんと思い出してくれたら嬉しいよね。その瞬間のビルマーレーの表情が良かった。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 01:28:47) 4.あんなに気まずい旅、面白くねえわけがねえ!でも当事者にはなりたくねえ。 ビルマーレーの表情は何で出来ているんでしょうね。物悲しくもあり、こっけいである。観ていて飽きない。すばらしい。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-13 22:21:58) 3.お話の設定といい、ジェシカ・ラングといい、ヴェンダースの新作にあまりにも似ているのは偶然なのだろうか。おまけにラストでくるりと回るカメラって、もろヴェンダースだ。といっても作風はまるっきり違う。こちらはヴェンダースよりもはるかに勝っているコメディセンスを擁したジャームッシュ流、、と言いたいところだが、『コーヒー&シガレッツ』でのビル・マーレーが大いに笑わせてくれたようにこの映画の笑いの大半もまたビル・マーレーその人にあったりする。誰かと遭遇することで、あるいは共に行動することで内面に別の何かが生まれるという展開はまさにジャームッシュの展開でありながら↓のお二人さま同様に「らしさ」を感じないのは、主人公があまりに鮮やかに変貌をとげるからだろうか。それともあまりに変貌をとげるに必然の出来事をわかりやすく並べてしまったからだろうか。どちらにしてもこのことでジャームッシュの「らしさ」の根本である「インディーズ」は喪失し「メジャー」な要素を多分に含んだ作品となっているように思った。それでも楽しめたのはやっぱりセンスがいいのかなぁ。 (すぐさま追記)「らしくない」じゃなくて「物足りない」と書かれておりました。失礼。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-08 14:08:01) 2.インターネットのモニターをバックに隣人である友人が手紙の匂いを嗅いで見せたりする。コンピュータで財を築いた男は、ただ臭気を得るためだけにそこにいるかのように、無表情(ビル・マーレイがキュート)を崩すことなく女性と時間を共有する。することといえば、質問をすることだけ。質問することの意味、無意味が大きく男に押しかぶさり、過去が霧消してゆくラストはなかなかのものだが、ジャームッシュにしてはどこかモノ足りない。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-06 20:40:05) 1.ヴェンダースに続いてまたそんな話かよ?ジェシカ・ラングも出てるし。面白くないとは言わないけど、あまりにもマトモで長年のジャームッシュ・ファンとしては物足りなかったス。映像的にもハッとするようないつもの冴えが感じられないし・・。オープニングの封筒が運ばれて行くシーンはちょっと良かったけど。 クールなのに決定的にハズしているという独特のリズム感がジャームッシュの好きな部分なんだけど、ビル・マーレーにしろ女優達にしろ本気で哀愁感じちゃ笑えないよ。シャレにならん。シャレにならないジャームッシュなんて観たくないス。 【黒猫クロマティ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-04 11:13:59)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS