みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.一言では語り尽くせない、現実とファンタジーを織り交ぜた秀作。オフェリアの身にふりかかる辛い現実がある一方、オフェリア目線で希望を見出していこうとストーリーは進む。もちろんおとぎ話前提であれば、現実逃避とも判断しかねないだろうが、タイトルに「パンズラビリンス」を持ってきたのであれば、主人公を「オフェリア」と捉えたならば、けしてネガティブではない。ただ、現実が交錯するため、単なるおとぎ話で終わらない深みがある。人により見方は分かれるだろうが、それを逆手にとったかのような、実に面白い作りである。良質のファンタジーだと思う。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 04:15:54) 13.後味の悪い、暗い映画だとは聞いていたのだが、想像していたのと少し違った。主人公の名前がパンだと思っていた時点で違っていたのだが。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-29 00:47:31) 12.いやー、もう、痛い痛い痛いシーンが多いです。苦手な人は見ない方が良いかも。家族で見なくて良かったです。PG-12だったということは見終わってから知りました。このファンタジーな題名と予告編にだまされて気まずい思いをしたカップルが何組あったのかと少し心配してしまいました。でも、まあ、個人的には好きです。いい映画だと思います。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-22 00:17:51) 11.不覚にも、このジャンルの作品に涙してしまうとは・・ 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-12 00:08:37) 10.「見えぬものこそ」 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-02 18:34:14) 9.予告編での予備知識からは想像できないダーク・ファンタジー。「ミツバチのささやき」や「エルスール」などにちょいちょい影を落とすスペインの内戦について調べちまったよ、それほど内戦とは根深いものなのか。少女の目に映る世界とは、現実から死の危険をもってしても逃げ出したいほど荒廃しているのだろう。シーンの繋ぎに物陰を多用したり、途中話がバタバタ進むところがちょっと不満だが、CGなどは良く出来ており全体としては非常に満足。 ※子供は見ないほうが・・・トラウマになるぐらいグロいです 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-21 09:08:47) 8.ギリアムの「ローズ・イン・タイドランド」もそうですけど、やっぱりこういうのが本当のファンタジーといえるのかもしれません。空想というのは、特に子供にとってはそうですけど、現実の反転、反映、逃避なわけでありますね。彼女の空想を作り出す要因、それは戦争下の現状と、そしてあのお父さん。まるでファシストの代名詞みたいなキャラで、ちょっとやりすぎかしらと思うくらいエグいシーンもありますから、これはまさに大人の為のファンタジー作品といっていいでしょう。私がこの作品で共感を覚えたのは、空想というものが現実を土台にして飛び回る自由で躍動的な存在などというのではなく、あくまで現実という不変不動の巨きなるものを前にした非力でか弱い代物でしかないというその描き方にあります。それは多くの「空想好きな子供たち」が体現するどうしようもない切なさ、やるせなさであり、それを思い知ることで人は大人になっていく。その子供特有の感覚をこの作品は構成として再現して見せており、あまたの数あるファンタジー映画の中でも一線を引く点だと思う。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-14 16:31:27)(良:3票) 7.ああ、そうか!ってなりましたけど、見所っていったら、それだけですねー。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-05 14:17:56) 6.どういう客層を狙って映画を作ってるんだこの監督は!(褒め言葉) グロでブラックでダークでクールな映画です。 …なにがなんだか分からない表現ですいません。 【ふくちゃん】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-02 12:09:04)(良:1票) 5.過酷なファシズムの現実と幻想世界との対比の中に 現実の方が遥かに重要である状況に驚きと新鮮さを感じた。 非常に面白く、インパクトもあったのだが、冷静に振り返れば 美しい感動は、物語の中には決してなかった。 幻想世界は少女の妄想なのか、彼女は幸せだったのか、そういう 神の目線も、一元的な批評視点も、この物語には必要で無い気がした。 すべてが主体で、それぞれの登場人物の中にそれぞれの物語が 存在している。それは固執であり、醜さであり、崇高であり、 一途であり、逃避と依存であり、純粋さであった。 (でも愛は無かったよね、正直いって。) 観終えて、一日たった今、無垢な少女という設定によって、 過激な現実表現を許され、浄化するだろうという 暗黙の了解な感覚を受けている。(ナウシカもそうだもんね) パンフレットに、これをイニシエーションという人がいたが そうは思えなかった。なぜならイニシエーションは社会に、より 近づくための精神的な成長と成熟を得る儀式・経験だが、 この映画の少女の試練は、より現実から逃避するための儀式だった。 かといって、現実世界に喜びを見出せない人が、 幻想世界の中に幸せ(結果的には希望)を 求めることは決して悪いことでは無いと思った。 ただ、それはあまりに現実世界が悲惨で悲劇的な場合であって、 この太平の日本で不満不平と絶望しか感じないのならば、 どんな世の中ならば幸せになれるというのであろうか。 王女様にならなくても幸せにはなれる。 全体を通して、成熟した精神性の視点を感じなかった。 ずっと隠された性を(いや、むしろ公かな) ふつふつと感じさせられたが、それは主人公の女の子の 健全性でかなりクリアにされていた。 面白かったけれども、長く付き合いたい監督ではない。 観たた瞬間は夢中になったけれど、今はちょっと突き放したい。 【夢の中】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-17 12:22:36) 4.今までステレオタイプのお伽話にしか触れていなかったため、この作品は新鮮なものに見えた。 ある種、「本当は怖いグリム童話」的要素があるため『観る人』を選ぶ作品だろうが、黒いもの好きな自分としてはいい作品だったな、と印象に残った。 子供を食らう悪鬼、ペイルマンのキャラデザインに惚れました。 【ッュャ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-11-04 17:46:13) 3.ブラック・ファンタジー好きなんで早速見てきました。 音楽と色彩はとても良い感じ!おとぎ話チックなところと、痛々しい現実のミスマッチがよく描けているなぁと感じました。ティム・バートンとか好きな人なら割とはまるんじゃないかな? 【ぬーとん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-26 00:25:42) 2.第2次世界大戦下のスペインという現実世界と、ヒロインのファンタジー世界とのバランスが絶妙な映画でした。全体的に重く暗く切なくそして痛い映画でしたが、観賞後は清々しい気分に浸れました。純粋に面白かったなと。あらすじが分かりやすく論理的にも破綻していないことが好印象だったのかもしれません。あと美術と音楽も良かったです。 【(^o^)y-~~~】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-19 02:16:32) 1.すごい映画ですね。ファンタジーとして注目されていますが、運命に翻弄される少女の物語、と言った方が正しいと思います。なぜPG-13指定になっているのかと思ったら、結構グロいシーンが多い。現実とファンタジーの世界とのギャップが、見ている者の目を引きつけます。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-15 15:52:53)
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