みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.悪くない。しかし自分にはあんまり合わず。 あと人にも薦められない。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-13 00:16:39) 12.「夜中に ふとテレビをつけたらやっていた映画でタイトルもわからずボーと観始めた」という環境だったら、かなり良い映画になった気がする。気合入れてDVDレンタルして、さあ観るぞ!というふうに観たらあまりこなかった。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-07-05 22:03:45) 11.童話ピノキオを初めとして人形が心を持つって古くから用いられている題材ですし、もっとメルヘンチックな作品かと思って見始めたら意外や意外、現実的な展開で驚いた。内容が内容なだけに嫌悪感を催す人もいるかもしれない。下品で申し訳ないが、例えるならレンタルビデオ屋の一角にあるAVコーナー独特の饐えた臭いとラムネ瓶に転がる透明なガラス玉のキラキラした感じ、生々しさと透明感が共存しており、無味無臭の空気人形というフィルターを通すことによって逆説的に人間の臭いを感じる良作。 【時計仕掛けの俺んち】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-30 03:42:36) 10.これはファンタジーなのだ!と思い、割り切って観る、しかしすぐ話に引き込まれる。フッとありえないだろー的なシーンで我に返り、ファンタジーだと思い直し観るが、またすぐ話に引き込まれる。これの繰り返しが数回。話に引き込むのはペ・ドゥナの表情、我に返すのは周りの人間のエピソードとしょぼいCG、この構成が故意かどうかは解らないが、この緩急が「心」というテーマの軸をブラさずに続くので。後味は悪くない、そして何度もいろんなシーンを思い出す。 病んだ世界にポン!と放り出された、何かと対話するための生まれた特定の能力を持つ少女、心の部分には何も書き付けられていない、そこに人間との接触を通していろいろなものを書き付けていく、そこに書かれたものは愛なのか、悲しみなのか。そういう時にいやなものを書き付けないような人間になりたいものだ。これはアニメ「エウレカセブン」の1部分に良く似ている。 周期的に何度も観てみたい作品、気に入りました。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-22 10:39:29) 9.空っぽでピュアな主人公は素敵でした。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-04-05 00:35:24) 8.この映画は表現が多角的であり、色々な受け止め方ができると思う。 淡白ながらも静かで美しいBGMと映像が、じっくりと腰を落ち着けさせ、考えさせてくれる。本作の人々は生々しい姿を見せながらも、誰も声を荒げて感情表現しないし、誰も他人に悪意を向けたりしない。でも、善人というわけでもなく、どこか空っぽ。 淋しくて、苦しい彼らにとっては、心なんてない方が楽だったかもしれない。でも、ギリギリのところでとりあえず日々を生きるしかないのだ。 「あなたの代わりはどこにもいない」と、いつかそんな風に言われたい、思われたい、そして誰かを満たしたいと願いながら。 鑑賞後、ジワジワ来る。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-02-19 10:41:05)(良:1票) 7.せつなくてむなしい、淡い夢で満たされてもなにか儚い。空気人形ってそんな映画でした。 【よねぴー】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-02-10 18:34:18) 6.最初の30分では、面白くなるんじゃないかなと予感はあったんですが、周りが意外に冷静だった事に「うーん」でした。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-12-10 16:41:11) 5.「人形に心が宿る」という設定に対して、勝手にファンタジックであたたかな映画を想像してしまっていた。 これが是枝裕和の監督作品であるということを、忘れていたようだ。辛辣で生々しいテーマを独特のドキュメンタリー的手法で描き出してきた彼の作品が、そのような“癒し系”映画であるはずはなかった。 確かに、ファンタジックで心温まる部分もあるにはある。ただし、そういった部分は、淫靡で禍々しい物語の深淵によって覆い尽くされる。 恐らく、この映画の主演は日本の女優が表現するには、生々し過ぎて難しかったと思う。 そこに韓国人女優のペ・ドゥナを配したことで、彼女独特の愛らしさと、併せ持つつかみ所の無い空虚感が、まさに“空気人形”そのものであり、素晴らしかった。 これは女優としての優劣がどうということではなく、キャラクターに対しての国や文化を越えた「適正」の問題だったと思う。 そういう部分を見抜いて、奇跡的なキャスティングをみせた監督の力量は流石だ。 この映画における「救い」は、なんだったのだろうか。 “空気人形”が得た束の間の「生」か。誰しもが空虚を孕み、微かな部分でそれぞれが繋がっているという現実か。 穏やかな空気感の中で描かれる“実態”は、どこまでも禍々しくて遠慮がない。 正直、「好き」と断言できる作品ではない。 でも、この映画の世界観は、紛れもなく新しく、尚かつ世界の「本質」を捉えている。 「存在」すべき映画であることは、間違いない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-11-30 10:49:10)(良:1票) 4.是枝裕和は教えてくれる。映画にはまだ仕事があるということを。非常に日本であって、グローバル。映画は国境を越えるのか?それはわからないが、とてもすごい。 メタファー等についてはさんざん書かれているので私が悪い頭で余計なことを書くこともなかろう。 スタッフ、キャストの力によるこの作品。有機的に絡み合って見事な作品として結実した。 結構映像のディテールまでこだわっているのにそれを見せつけるようないやらしさはない。主題ではない「映画・レンタル屋」もなかなか楽しい。話題に上る実在の映画からこの映画の年代をある程度推定できるが、決定的に時期を特定するシーンはなかったのでは。実在のソフトを写すときには焦点をぼかしてある。一方で実在しないと思われるパロディな映画ポスターなども出てくる。いやぁ、これは、映画、愛だなぁ。 私はこの映画を愛しているし、映画も愛している。うん。 【SUM】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-11-11 23:33:41) 3.ペ・ドゥナの魅力は十分に伝わります。登場人物が多く、それぞれの背景が語られないまま、関連性を雰囲気で見せていくところがはっきりせず好きではないです。題材の良さに6点。 【noji】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-04 01:05:38) 2.こりゃポルノだな。昭和時代、場末のポルノ小屋に入場するとよくこんな映画をやっていた。どっ暗い、人が普段眼にしたくない現実の一面を撮って何か意味のあることをやっている気になるというあのエッセンス。人によるだろうが、私は共感しない。生理的にダメ。途中から「もうわかったから早く終わってくれ」と願うばかりであった。 エンドロールを見て原作があの自虐の人だと知り納得。やだよ。 こんな話にはもったいないほどの映像の質の高さには唸りっぱなしだったけどね。 【アンギラス】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-10-01 19:55:19)(良:2票) 1.予告を見てとても心が揺さぶられたので観に行きました。期待したほどではなかったんですが、でも邦画としてはかなりいい出来だと思います。特筆すべきはやはりぺ・ドゥナでしょうね。彼女が完璧なおかげでこの荒唐無稽になりがちなストーリーが、非常にリアリティあふれる大人のおとぎ話になっています。 心を持つことは辛い。時には相手をも辛くさせる。けれども、辛い思いをするからこそ心躍る幸せを噛みしめることも出来るんですよね。この忙しい東京で生きていると、ついそんなことも忘れてしまいそうになります。っていうか、東京の描写がまたよかった。 映画館にいる一時、切なくなったり、癒されたり、考えさせられたりと、とてもいい時間が過ごせました。 【HAMEO】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-28 16:12:04)
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