|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
6.未亡人のE・バースティンと息子の新たな旅立ちのロードムービー。次々と移り住むはめになる息子が可哀想になるが、大胆な女の子と友達になる。若き日のJ・フォスターがすでに光っている。レストランで働くアリスと同僚の女性との掛け合いとか、客とのやりとりが「これがアメリカか~」と妙に納得。やや不器用に、臆病にすすむアリスの恋、ハッピーエンドで幸せな気分。強そうで弱い、可愛い中年女性をバースティンがうまく演じてます。 【キリコ】さん 8点(2003-05-17 16:20:07)
5.フェニミズムが台頭してきた70年代半ばから末期は、それまでのアメリカ映画における女性の扱い方が大きく変化した時期だが、この映画はその大きな転機となった、記念すべき作品。女性の自立、男性文化・社会への挑戦を試みた点と、主演のバースティンが当時40歳を過ぎた中年女性であったということは、忘れてはならないと思う。監督のスコセッシを指名し、配役にも決定権を持ち、クルーも女性を揃えたバースティンの意欲は評価できるが、内容としては妥協的なのだ。勿論、女性ドラマとして十分堪能できるし、ウェイトレス仲間のダイアン・ラッドとの掛け合いも楽しい。しかし、結果的に彼女は、新しい恋人クリス・クリストファーソンに頼ることによって、経済的・精神的な安定を手に入れるかのように見える。これをフェニミズム映画と呼ぶことはできない。本当の転換は77年に起ったように思うからだ。この年には優れた女性映画が多数製作された。「愛と喝采の日々」「グッバイガール」「アニー・ホール」等など。未見の方は、こちらの映画もあわせてご覧あれ。「結婚しない女」(79)もお薦めです 【ノブ】さん 6点(2003-02-02 16:35:45)(良:1票)
4.主役二人も良かったが、アリスのひ弱な息子のアルフレッド・ルター少年と「weird」を連発する(自身weirdな)少女ジョディ・フォスターの風変わりな友情も面白かった。 【アンドロ氏】さん 8点(2002-12-23 23:20:04)
3.まず主人公の女性のナチュラルな演技がいい。彼女をアリス役にしたのは本当に適役。たまにドキュメンタリー風になって、家の中とレストランと、車の中を覗かせてもらいました、という感じ。暴力的なところと、救いのあるところのマッチがじつにスコセッシ。 【あろえりーな】さん 7点(2002-09-04 16:57:28)
2.70年代後半に流行った女性の自立を描く映画の先駆けといった感じ。若き日のマーチン・スコセッシの演出も冴えに冴えていて、ミニ・ロードムービーといった趣向で、物語全編ダレていない。結構ヘビーな話しではあるんですが、深刻な問題はあまり言及せず、これからも前向きに生きていこうとするポジティブなストーリー展開となっているので好印象。親子のツーショットから急激にカメラがズームアウトして、現実に引き戻すというラストシーンは、ポジティブでいて問題提起性が高く、見事な名シーンになっている。文句なしに、アメリカン・ニューシネマ後期の傑作です。 【チャーリー】さん 9点(2002-03-21 22:35:54)
1.夫に突然事故死され、子供一人抱えたアリスは家財道具を処分して、もう少しマシな地方都市へと車を走らせる。母子の前に広がるのは無限の荒野と長い道だが、心細くなりながらも元気を取り戻していく。これこそがフロンティア・スピリッツで、いかにもアメリカ的人間そのもの姿であり、その活力が彼女たちを生き抜かせていく。友達関係のようなアリス母子の描写が面白く、又、アリスがウエイトレスになって、最初は喧嘩ばかりしていた先輩格の女とやがて仲良くなって、太陽の光を浴びながら二人で話をしているアップの秀逸なカット等々、M・スコセッシの印象的な演出は冴えわたる。 【ドラえもん】さん 8点(2001-04-01 19:19:13)(良:2票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
33人 |
平均点数 |
6.79点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 1 | 3.03% |
|
3 | 1 | 3.03% |
|
4 | 2 | 6.06% |
|
5 | 3 | 9.09% |
|
6 | 5 | 15.15% |
|
7 | 6 | 18.18% |
|
8 | 11 | 33.33% |
|
9 | 4 | 12.12% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
【その他点数情報】
|