みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.今後への期待を込めて7点。 トトロやラピュタのように最高にわくわくする映画ではなかったけれど、ハウルやポニョのように最高にイライラする映画では絶対なかったし、ゲドやアリエッティやコクリコのように老害が見え隠れすることもなく、普通に上質なアニメーションとして素直に見れた。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-09-02 00:52:28) 8.とても丁寧で真面目に児童文学をアニメ化にした作品。 ただ、また映画館で観たいかと問われれば次は地上波放送でいいやというのが素直な感想。 映画とは関係ないが以前テレビで某キャンディメーカーの企画者が「飴は一粒で満足してはいけない。もうひとつ食べたいと思える味に仕上げなければいけない」と唱えていてなるほどと思った事がある。マーニーの弱点というか短所はまさにここではないかと思うのだ。一冊の児童書を読み終えた程度の爽やかな鑑賞感は残る。ただもう一度あのシーンが見たい、あのシーンは何だったんだろう、あのキャラにまた会いたいというジリジリとした焦燥感のような欲求が全く出てこなかった。別に過去のジブリ作品にあったような冒険活劇にしろといっているのではない、この作品を誰のために何のために心を動かそうとしているのか軸をもっとハッキリさせて欲しいのだ。それとどこかゆとりというか『遊び』の部分も出してもらいたい。 マーニーはしっとりした餡で練られた一個で満足してしまう上品な京和菓子のような作品で、私がジブリブランドに求めているのはカラフルで子供が喜ぶようなやや中毒性のある「もっと食べたいと思わせる」キャンディなのだと思う。 【どぶん子】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-08-28 02:41:56)(良:1票) 7.主役二人が女の子なので、アリエッティほどはおもしろくなかった。女の子の成長を描いたと言えば評価できるけど、ミステリーというわけでもないし、ファンタジーもさほど・・・。やはり男の子も出てくるような映画が私は良い。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-08-21 19:35:41) 6.マーニーの正体に興味ひかれるかどうかがこの作品の鍵。 最初は情報が少なくて興味を引き立てられなかったが 情報が増えるに従っていろいろな可能性を想像させられて引き込まれた。 でその正体にはいい意味で裏切られた。 ただそれくらいしか良い部分が無かった。 人物描写があっさりしすぎというのと主人公が嫌なヤツなので どうなろうが知ったこっちゃないって思いで観てました。 6点でもいいかと思ったけど脱宮崎駿の姿勢と今後へ期待に+1しました。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-19 00:57:34) 5.ストーリーは単純だが、美しい背景と共に、物語の展開もとても丁寧に作られている。特に、杏奈とマーニーが過ごす時間がこの上なく幸せなものとして上手に描かれており、マーニーが杏奈に語りかけると、その度に観ている私も涙が止まらなかった。ジブリ作品というよりは往年の世界名作劇場のような味わいで印象に残る、とても良い映画です。 【DAIMETAL】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-08-07 00:16:04)(良:2票) 4.「いやー意外と面白かった。アリエッティよりよかったなぁ」と褒めている自分に気付いたとき、あれ、もしかしてこの映画、そんなに面白くなかったのかな?と思った。観終わって、意外とよかったと思っていたんだけど、褒めるときにあの薄いアリエッティをを持ってこなきゃいけないほど何もなかったのかもしれない、と思った。簡単に言うと、弱った女の子が不思議な体験をして成長する話。だから、筋が通っているから安心して楽しめる。しかし、その平凡な流れに+する何らかのアイデアを獲得する努力は行われていない。キャラクターか、アニメーション的な面白さか、音楽か、なんでもいいんだけど、そういうなんらかの“異常値”がひとつもない。よく言えば安心。悪く言えば世界を何も前進させていない。そういう映画でした。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-08-05 21:43:52)(良:1票) 3.スケッチブックに押しつけられて折れる鉛筆の力感や、ナイフで鉛筆の芯を 乱暴に削る動き。トマトや西瓜に包丁が入るその質感など。 巧いアニメーションではあっても、それが単なる現実の模写に留まってはいないか。 紅花摘みのリアリズムを見せつける『おもひでぽろぽろ』にしても、 幼少時代のシーンでは空を泳ぐといった奔放なアニメーションが しっかり活かされているのに対し、 こちらが志向するのは向地性とでもいうべきものだ。 映画は重力を強調し、ヒロインは幾度も地面に突っ伏す。 それはいいが、アニメーションであるべき必然性はやはり低い印象である。 何よりも肝心の「動き」の面において。 和洋のキャラクター・舞台を違和感なく 共存させた世界はアニメならではの強みだろうが、 あの大波と風のシーンだけではいかにもアニメーションとして弱い。 そして、「美少女ヒロイン」以外のキャラクターの何と魅力の薄いことか。 世話になる夫婦も無口な男も、いくらでもドラマに絡ませようがあるだろうに。 登場意義すら見いだしづらい。 絵描きの婦人も、単なる種明かし説明の道具に過ぎないだろう。 成長のドラマならせめて、他者との関わりあいの中で主人公の成長を描いて欲しい。 ヒロインの「碧い瞳」への言及の段取りも、こうすればより映画的なのに、 という代案が簡単に浮かんでくる。 それでいいのか。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-08-05 15:38:31) 2.鉛筆が折れる。坂道を転がり落ちる。水辺のぬかるみにはまる。平坦な道で転ぶ。 12歳の少女は、ほとんどすべての場面で何かしらの“失敗”をしてしまい、益々自分の中に閉じ篭る。 でも、彼女はその小さな失敗を繰り返す程に成長し、少しずつ新しい世界に踏み出していく。 それはあまりにありきたりな成長譚のプロットだけれど、映し出された映画の世界観はただただ瑞々しくて不可思議。そして忘れられない美しい物語を紡いでいた。 大した期待もせぬまま、予備知識も殆ど入れずに雨の中、レイトショーを観に行った。 ふいに出会った少女たちの一夏の友情を描いたよくある話なんだろうと思っていた。 大筋は間違ってはいないし、似たような話は知っている筈だけれど、まったく新しい「世界」に触れられた気がした。 そう思えるくらいに、このアニメーション映画の表現は新鮮味に溢れ、かつ叙情的だった。 スタジオジブリが輩出した新しい才能は、見知ったジブリ色を根底に敷きつつも、新しい水の色、新しい太陽の色、新しいジブリ色を導き出してみせたと思う。 「あなたのことが大好き」 ふいに出会った少女二人。それぞれに悲しみと憂いを携えた彼女たちは、ある種盲目的にそう言い切る。 はじめそのやり取りは少々稚拙で安直に見える。 記憶の中で幼女時代の主人公が抱える人形の背中が、それに拍車をかける。 結果、それは見事なミスリードだった。 「大好き」と言い切れることの真意。それが描き出されたとき、この映画がありきたりなファンタジーを超えた「邂逅」を描いていることを知り、涙が溢れた。 主人公の少女は、自分は「普通」に生きられないと思っていて、「普通」という輪の外側にしかいられないと思い込んでしまっていた。 きっとそれは、彼女の辛い過去に起因するばかりではなく、誰しもが辿る思春期の少女の葛藤だろう。 一夏の“思い出”と、長らく封印されていた“記憶”がリンクしたとき、その思い込みは解放され、鉛筆書きだった彼女の絵には鮮やかな色彩が生まれた。 「なんだ、良い映画じゃないか」 降り続く夏の雨の中、家路に就きつつそう思った。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-08-03 14:46:10) 1.小さい子どもは退屈すると思います。私の4歳の娘は、いちおう騒がず最後まで観てくれましたが、意味がわからなかった様子でした。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-07-19 14:21:23)
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