みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.アメコミ嫌いの私でも普通に楽しめた。人間ドラマがしっかりと展開されていたからだろう。しかし、終始キレ気味のこのおっさんの暴走には少々ついていけなかったのも事実だが・・・。思ったよりスカッと楽しめなかったのはあまり元ネタを知らないからだろうか。それにしても、美味しい場面だけを集めた予告編はあれどうなんだろうって感じ。普通にヒーローものだと勘違いした人も多いはず! 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-09-27 22:26:45) 11.まず感じたのが、えらく間口の狭い映画だなということです。再起をかける主人公の姿を通して多くの中高年男性が共感できる作品にでもしているのかと思いきや、あくまで芸能人の内幕ものに徹していて、一般人ではほとんど感じるもののない作品となっています。また、スターの実名を挙げてのハリウッドあるあるネタが多いのですが、果たしてこれが10年後20年後の観客に伝わるのかは疑問だし、そもそもこの映画全体が、マイケル・キートンのキャリアを知らなければ楽しめない内容となっています。そう考えると、本作を楽しめる客層は極めて限定されているのです。 一般人の視点を排除して業界人向けを徹底した結果、内輪での評判は上々でオスカーまで受賞した作品ですが、その賞味期限は極めて短いと思います。面白かったのは、エドワード・ノートンのネジの飛んだ暴れっぷりくらいで、目玉であった全編ワンカット(に見せる技術)すら、主題に貢献しているとは言い難い状況。『21グラム』『バベル』でも感じたのですが、この監督の作品には高尚な雰囲気こそあるものの、作り手が意図したほどのドラマ性は感じられず、この監督の作品とはことごとく相性が悪いようです。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-09-25 18:40:26) 10.映画通ぶって、人間の内面をとらえた佳作だ、とか言えなくもないのですが、やはり面白味に掛けました。出来はいいと思います。1台のカメラで登場人物たちをずーっと追いかけていく撮影なんか、すごいと思いました。でも、見た目のいい料理ではあっても、味が私好みではありませんでした。吐き出すほど不味くはないんですけどね。ブラックユーモアが日本人にはわからないのですよ。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-05-08 23:51:29) 9.“キャスティング”に込められた“巧み”な“悪意”。 このアカデミー賞受賞作品の成功の要因は、先ずそれに尽きると思う。 マイケル・キートンをはじめとする配役の妙が見事で、その配役に応えたキャスト陣がそれぞれ見事だったということだ。 かつてヒーロー映画の主演でドル箱スターとなり一世を風靡した俳優が、十数年の月日を経て、己の俳優としての存在性、そして父親としての存在性に疑問を持ち、満を持して挑んだ舞台作品の初演を前に苦悩する様を描いた物語。 プロットとしては、極めて“ありがち”である。 ただし、先に挙げた「配役」も含めて、「撮影」の手法、ストーリーの「展開」など、描き出し方がとてもユニークで、それ故にオリジナリティに溢れた作品に仕上がっているのだと思う。 まあ何と言っても、主人公の元スター俳優役にマイケル・キートンを選んだことは、この映画が成り立つための必須項目だったように思う。 二十数年前にティム・バートン版「バットマン」で“ブルース・ウェイン”を演じたこのベテラン俳優は、今作の主人公そのものだ。 彼がこの役を引き受け、ベストパフォーマンスをしてみせたからこそ、このコメディ映画は、モキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)の要素も併せ持つ特異な世界観を醸し出すことに成功しているのだと思う。 主人公のリーガン・トムソンは、俳優としての栄光を取り戻すために、畑違いの舞台に挑む。 それを演じるマイケル・キートン自身も、己の俳優人生をある意味自虐的に体現し、自身のキャリアと俳優としての意地をかけた「演技」をしてみせた。 その様には、一人のハリウッドスターの“生き様”がまざまざと表れていて、物語を越えて感動的であった。 主人公は妄想と現実の狭間で終始苦悩をし続ける。 それは即ち「過去」との折り合いをつけるための闘いとも言える。 どんなに「過去」が「現在」にとって邪魔な存在になろうとも、自分の人生である以上、それから完全に決別することなど出来ない。 「現在」と「過去」を等しく見つめ、それぞれに対してどう折り合いをつけるか。人生とはそういうものなのかもしれない。 【過去=バードマン】を病室のトイレに追いやって、主人公が掴んだ【現在=現実】は、果たして何だったのだろう。 如何様にもとらえられるこの映画の結末は、それを目の当たりにした観客それぞれに語りかけてくるようだった。 「飛ぶのか?」「飛ばないのか?」と。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-05 22:15:49)(良:2票) 8.◇主人公の妄想系ではブラックスワンの方が鬼気迫るものがあり、カムバック系ではレスラーには負ける。 ◇それでも、マイケルキートン演じるリーガンの自己中心的で厨二的なモガキは、伏線や演出・BGMで魅せるものがあった。 ◇最後は観る者に委ねる結末。スッキリしなくてモヤモヤしたのでマイナス1点、エマストーン演じるサムのクシャっとした笑顔にプラス1点献上。 【ハクリキコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-05-04 18:52:02) 7.思ったよりは楽しめる内容でした。ハリウッドの映画俳優だって舞台に再起をかけて(命をかけて)やってるんだ、分かったか?このクソ演劇評論家め!と言う気迫だけは見て取れた。悪い映画ではないし、アカデミー賞選考委員に評価されそうな映画だと言うのも分かるが、一般の映画人としては「これがアカデミー賞?ないわぁ」でいいんじゃないでしょうか。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-18 15:10:36) 6.アメリカンスナイパーとこれだったら、私はこれ。 大した内容はないのかもしれないけど、最後まで楽しめた。 病院の前に一度途切れたのがなかったらもう1点つけてもいい。 細かい挿話がいちいちにやっとさせられて良かった。 内容を全然予習せずに観たのもよかったかも。 こういう演技を見せられると、日本のドラマは見れない。 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-04-18 03:17:26) 5.バットマン あるいは(顛落がもたらす予期せぬ脚光) 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 20:18:02) 4.商業主義に中指を立てつつも、結局は自分のキャリアや野望を捨てていない。アーティストとして生きることのもどかしさを滑稽に、そして切なく描いているように思えました。何故、自分はこの世界にいるのか。自分のやりたいことをやるだけではダメなのか。もっと高みを目指さないとダメなのか。自己満足ではダメなのか。自分はダメなのか。・・・それでも自分はアートを創り上げてみせる。自分はこうやって生きるんだ。・・・そんなアーティストたちの叫びたちが聞こえた。ワンカットに見えるように撮られているので、途切れのない一つの劇のようでした。圧倒的な台詞量がこれまた劇っぽい。アツい映画でしたよ。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-04-13 01:57:16) 3.あれ?「つなぎ目」がないぞ!?と序盤で気づいてから何となく嫌な予感が。楽屋と舞台を行ったり来たりしては新しい物語が始まる。でもそのエピソード一つ一つが不快なものばかりなのでうんざりしてしました。見た事の無い撮り方は面白いな、とは思いましたが、内容的には酒と女と暴力とチャイルディッシュなおっさんの博打と妄想なので、付いて行く気が失せます(そしてドラムがうるさい!)。観る者を選ぶ映画なのは確かです。解釈がいろいろと出来る方には面白いのかも知れませんが、この回りくどさは私には合いませんでした。 バードマンは明らかにバットマンのオマージュですが、マイケル・キートンの胸中は如何に?アベンジャーズが総出演していましたが大丈夫だったのでしょうか?ナオミ・ワッツ老けたなぁ!・・・等々、本筋とは違うところではいろいろと考えさせられましたが。まあ、生きるって大変ですよ。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-04-13 00:14:19) 2.これほど納得のいかない作品賞は久しぶりだろう。あたかもワンカットで撮ったような映像世界で、映画と演劇、現実と虚構、娯楽と芸術、滑稽と悲哀、愛情と孤独が縦横無尽に駆け回り浮かび上がっていく。しかし、思わせぶりの哲学的要素を掲げ、深みが増したように見せかけて、それほどの奥行きにまで到達していないように見えた。百歩譲ってチャレンジ精神は買おう。それでも、ショービジネス、技巧、インテリ、如何にも会員や批評家が陥りやすい業界受けで観客無視の凡作だと思う。自分は、会員のほとんどを占める御老体のエリート白人男性の仲間になることができなかった。ここで思い上がらず、次回作は直球でお願いします。自分の感性が衰えてしまったのかな? 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-04-12 18:05:16) 1.飛行機というあまりいい環境ではないところでみたので、点数が低めになってしまったのかもしれませんが、劇場を中心としたあまり激しく移動しない設定の割に、最初から最後まで飽きさせない展開は良くできていると思う。かつての大ヒット映画のバードマンの幻想に悩まされ、夢か現実か分からない精神的に病んでいる部分の交差のおかげで、おなじバックステージもののWアレンの『ブロードウェイと銃弾』とはちがう一歩踏み出た面白さを出しているのだが、、、ただ、いわゆるカムバックものとしてはミッキーロークの『レスラー』のほうが面白かった。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-04-09 11:47:02)
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