みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.ちょっと途中途中退屈な所はあったけど、全体を通して見るとまとまってた印象がある。中でも「顧みて悔いの無い生活」という言葉は強く心に残った。 【ボーリック】さん 7点(2004-02-07 01:34:58) 7.黒澤作品に於いて、女性が主人公という数少ない本作。京大・滝川事件とゾルゲ・スパイ事件をモチーフに大平洋戦争をはさみ、反戦運動家を選んだ女性の、信念を持ち強く逞しく生き抜く姿を描いている。当然見どころは、スター女優原節子の演技。しかも、定番のお嬢様役のみならず、ドロドロの汚れ役を好演したところが本作の売りでありミソ。見方を変えれば、敗戦直後ということもあり、愛する夫や息子を失った世の女性に向けて“強く逞しく生きる”というエールを送っている作品とも言える。やはり野太い仕上がりの中、黒澤節を感じ取ることが出来た。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-01-14 22:02:04) 6.原節子が美しい・・・らしい?生き方のことならまぁそうでしょうが、顔のほうはどうも・・・。いまいち退屈でした。 【のほほん息子】さん 4点(2003-10-31 03:04:39) 5.演技はちょっと芝居がかっていて古い感じがするし、途中やや退屈な部分もあったけれど、後半の展開には引き込まれてしまった。主人公の心理に焦点をあてて分かりやすい手法で描いているので、古い映画にしては見やすいと思う。 【北海道日本ハム優勝】さん 5点(2003-09-29 14:32:00) 4.この話にはモデルがあって、京大教授八木原は法学部教授・滝川幸辰、野毛は尾崎秀実だという。時代背景は昭和8年から20年の敗戦まで。京大教授の娘のお嬢様が時代に流されることなく、信念を持った男を選び、苦難の末に自分の選んだ道に悔いはないという、強い女性の生き方を描いている。黒澤は男くさい作品が多いのでこれと戦時協賛映画の「一番美しく」などは珍しい女性映画。この映画とは180度転換、戦後価値観のひっくり返ってまだ1年という時に、反戦、民主主義をたたえるようなこの作品ができたのは、アメリカ占領下で検閲があり内容に制約があったことがある。原節子がこんなに泥まみれの強い女性を演じたのも他にない。知性と強い意志を感じさせる大きな目に説得力がある。女は平和で安定した生活を選ぶのが常なので、こういう生き方のできる女性は少ないだろうと思うけど・・ 【キリコ】さん 7点(2003-05-24 15:22:46) 3.時流に流されず、自分の信念にもとずいて生きていくことは大変な困難を強いられます。これがなかなか出来ない事ですが、この主人公ぐらい強い人(変わり者といっていいほど)でしたら進んでいく価値があるでしょう。行動とはまさにこの事。正義を成すには長い月日が必要です。やはり黒澤のスタイルを確立する前なのでやや退屈さも・・。黒澤作品はこれと「どん底」を見ていなかったのです。 【チューン】さん 6点(2003-02-02 11:13:56) 2.「顧みて悔いのない生活」「自由とはその裏に苦労と責任を背負っている」・・・こんなテーマの映画は他にないのでは?黒澤ってスゴイ。まさに日本映画の秀作と思う。 【Tomo】さん 10点(2002-03-01 20:05:49) 1.原節子がこんな泥まみれになる作品って観たこと無いですね。テーマはやはり黒澤作品。勿論彼にとって初期の作品なんで、“やはり”と言うのも妥当かどうかは分かりませんが、京大紛争からスパイと罵られてって展開は、これが1946年作ってことを考えると凄いことだと思います。差別に屈しない強さを感じさせる原節子の大きな瞳に、観ているこっちもたじたじになりました。 【イマジン】さん 8点(2002-01-27 15:45:16)
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