みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
230.最初のパーティー会場の冷え冷えとしたまぶしさに、一番この監督らしさを感じた。あとは夫婦の会話が、切り返しの積み重ねで緊張を高めていくあたり。まあこれだけでもけっこう満足できたが、ただ肝心の仮面パーティーがどうも弱い。その死を抱えた弱さそのものを描いたのかもしれないし、冒頭の見知らぬ者のパーティーの陰画かもしれないが、イタリアの監督だったらもっとノリノリで見せてくれるところだなあ、と思ってしまう。ここらへんで歯車が狂ったまま、うまく乗り切れずに見終わってしまった。この人はずっと理性の外側の世界に興味を抱き続けてきたわけで、制御不能なものに取り巻かれ・あるいは制御不能なものを抱え込んで生きている人間を見つめてきた。本作もその線はあるのだけど、キリキリと絞り込まれていくいつもの力は感じられなかった。これ原作読んでみたけど、世紀末ウィーンという背景の中で生きる物語って気がしたな。だから『バリー・リンドン』みたいな、克明に時代を再現する種類の映画にした方が良かったんじゃないか。まあそれをするだけの体力がもうなかったんだろうけど。ショスタコーヴィチの物憂げなワルツとリゲティのピアノ曲、ワルツとリゲティって言ったら『2001年…』と同じ組み合わせだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-15 12:03:01) 229.夫婦って男女間って男って女って人間って・・・こんなもんなの?ファック・・・めでたしめでたし 【にう】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-10-06 09:11:26) 228.キューブリックが最後に残してくれたのは、やっぱり「冷たく熱い視線」でした。それが今作には特に象徴的に表れていました。彼の作品にはいつもカメラのレンズを通じて彼の視線が在った様な気がします。冷静と情熱の絶妙なバランスを保った視線で被写体を見つめ続けて、時には笑い飛ばしたり、時には謎を残して見せたり。見えないはずのその視線を、観客はいつも感じながら、そして時には彼の視線と重なりながら映画の世界にのめり込むことができます。私はこれが彼の最後の作品として相応しいものだと確信しています。思ったより平均点が低くて驚きましたが文句なしの10点です。 【ClocheRose】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-04-12 16:19:33) 227.ニコール・キッドマンとファックしたい。 【eureka】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-10 23:11:20) 226.得るものは何もないけど、見入るところは沢山ある映画です。 【りりあ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2008-01-15 02:36:05) 225.キューブリック作品の中で一番、愛があるなと思ったのですが……ラストの二人での会話、てっきり夫婦決裂なのかと思ってたもので、なんだかちょっと嬉しかった。私だけ?(笑) 配役が実にピッタリでお見事。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-11-24 00:10:26) 224.正直、何がテーマだったのかよくわからなかった。ただやたら奇麗なねーちゃんがいっぱいでてくるので楽しく観れた。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-25 06:38:16) 223.妙な期待をして損した感じ。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-03-16 14:16:01) 222.結論は納得。結論に至るまでの描き方は不満足。大きく期待したが、残念な作品。 巨匠の域に達した監督は、なぜか晩年に、ファンの期待を裏切る作品を作ってしまう。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-14 21:16:27) 221.当初のイメージではもっとドロドロしてるのかなと思ったのですが、意外とそうでもなく、キューブリックのいつものテンポとインパクトを期待したけど、部分部分ではそういった部分はあるものの、物足りない感じもどこそこにあり、心のどこかに何かを残した作品であった。最後はやはり素晴らしいシメだった。 【アンリ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-18 22:03:23) 220.最後の台詞が「sex」ではなくて「fuck」なところがキューブリックらしいなあと思った。 【8823】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-29 23:54:21) 219.ニコール・キッドマン、映画に出ていないとき(プロモーションでの姿とか、雑誌のインタビュー記事とかね。)はとても好きなんだけど、映画の中での姿って、何故かあの美しさがハナについて嫌いな女優でしたが、この映画で初めて「いいじゃないの」と。ニコールは離婚して女優としても、女としてもずっとよくなったと思うけれど、映画の中でも、ニコールの存在感に比べてトムはもう、情けないというかなんというか・・・。彼らを起用したキューブリックに拍手。ラストの一言がいかにもキューブリックらしく、彼のswan songにふさわしい作品だと思います! 【longsleeper21】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-11 19:50:07) 218.「なんでそう都合良く電話がかかってくる!?」「なんでそう都合良く貸衣装屋の知り合いがいる!?」。まさかキューブリック作品でこんな寒いツッコミをすることになろうとは…。ま、さすがに死を目前にしたキューブリックに40代の頃のキレまくった感性を期待するのがどだい無理な話なんだけど、なんかイマイチな感じでした。彼らしい”衝撃的カット”が見られたのはせいぜいあの儀式のシーンぐらい。これってとりあえず、北野武の『TAKESHIS'』みたいな妄想と現実が入り乱れた世界だと思えばいいのかなぁ。はて? 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 23:56:36) 217.ストーリー性もない、ただの駄作かと思っていたら、そうでもなかったですね。嫌いではないです。ただ、トム・クルーズ夫妻がもう少し絶体絶命の危機に陥るとかしていたら、もっと良かったかも。あと、リリー・ソビエスキーは可愛らしかった。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-17 20:03:28) 216.まず。勝手に想像してたような、エロティックな映画ではなかったです(恥)。何だか 生きてるような死んでるような、夢だか現実だか分からなくなるような・・・曖昧なところを延々漂わされる作品。そして最後だけ現実に戻される。‘FUCK’。うまく表現する自信はないが、美しき大病院に入院した時の感覚にどこか似ている。空間は綺麗で無機質で、それでいて人間の生々しさもある。生と死が渦巻いているのに理路整然としている・・・。生も死も大した問題じゃないのだという空気がそこにはあり、患者はただ目の前の飯を食い、今必要な処置を受けるだけなのだ。この映画には、そんな足を踏み入れたくないような世界を感じます。繰り返し観てみたい作品です。 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-14 18:56:08) 215.倦怠期の夫婦の再構築の話し。会話もあって、一緒におでかけもして、一緒のベッドで寝てエッチもある。嫉妬もするし、喧嘩もある。充分、再構築の可能性大ですね。逆を返せば、会話なし、一緒にでかけない、一緒の布団で寝ない、セックスレス、嫉妬もなし、会話が無いから喧嘩もない夫婦は終わってるとも言えますな。めでたしめでたし。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-23 23:33:38) 214.キューブリックは大好きだけど、見る前はこの作品イメージ悪かった。トムとニコールのからみがあるよ的なプロモーションのされかただったと思う。 キューブリックらしい映像の美しさと音楽。内容も中盤からミステリアスな恐怖感のようなものが感じられて悪くなかった。けど、これが遺作だと思うとやはり不満が残る。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-18 22:38:43) 213.もしかして、人間って本能だけで考えたら一夫多妻制で落ち着くのではないだろうか? 猿がそんな感じですから(ボス猿がグループのメスを最優先で囲ってる)。カメルーン等のアフリカ諸国のいくつかは今でもそうなってます。江戸時代も殿様が大奥ってのを作って側室を囲ってましたよね。 あるいは一人のメスに多数のオスが群がり後尾する。後はメスが単独で子供を育てる(母性本能ってやつ)。オスは次のメスを探して、また後尾しようとする。これは人間以外のほ乳類で頻繁に見られます。 人間だって本能的に言えば、夫婦以外の異性に性的感情を持ってしまうのは当然のこと(健全)に思える。それを行為に移すか移さないかは理性の問題である。その理性とは、やはり妻(夫)や子供を裏切れないという良心の呵責であり、家庭を守るという責任感であり、逆に言うと自分も家族からの信頼感を受けることにより繋がっているという安心感、平穏を崩壊させたくない思いから来るものだろう。 そんな人間の考える“家庭を作る”という制度は、自然の摂理である“本能”とは完全に反比例している? では“夫婦”というのは所詮人間が一人になりたくない為に作ったルールなのであろうか? 或いは他人の侵入を防ぎたいが為の防護壁なのか? そういった夫婦愛(感情)と性欲(本能)とが共存したアンバランスな世界を生々しく捕らえたのが本作である。 妻(ニコール)により“本能的な性”を知らされた男(トム)の嫉妬から生まれた性欲へのフェチズム。強靱な理性を盾に生きてきた男に芽生えた本能的な性への衝動を題材にすることにより、現代社会による夫婦間の生活&性生活の実態をあぶり出した野心的な一本である。 【おはようジングル】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-08-15 10:49:04)(良:2票) 212.雰囲気はいいのだけど、ただそれだけですね。昔はこういうデカダンな映画って結構あったんですよね。ニコールがもうちょっと話にからんでくるかと思ったけど後半尻すぼみ状態でした。タイトルも雰囲気があっていいのですがイマイチ奥底まで「業」を追求した内容にはなっていないですね。自分が中学生くらいだったらかなり衝撃を受けるかもしれないけど・・・。かなり汚れてしまってるんで(笑)こういうのもアリかなって思ってしまう。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 4点(2005-06-16 12:59:30) 211.フルメタルの罵声にしびれ2001年の哲学にしびれ博士の異常さにしびれ 時計仕掛けのオレンジにメロメロだったあのころ。遺作って事ではりきって 見たがあれあれあれ?パワー不足? 【とま】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-10 23:45:00)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS