みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
135.見事な本歌取りだろう。これは過去の優れた要素を積み上げて洗練させて行く技法では押井守以上に優れた監督はいないのではないかと感じさせる。また、攻殻機動隊の一キャラから全編に独自の雰囲気を作り出しているところにも良さがある。 本作の哲学的な台詞や、疑似科学技術などは現実世界では意味を持たず、鑑賞中はその世界にどっぷりと浸かり込むための良いアクセントとして使われている。ここに過剰な意味を読み解こうとするとついて行くのが困難になると思われる。本編の内容にリンクはする範囲でそういった文章的ギミックは機能するが、本当に哲学的な部分で哲学的かというと必ずしもそうではないととらえることも可能。 実はテーマも結末も消化していないが、謎要素をちりばめることで「製品としての完成」に成功している作品もある。本作の場合はそういった雰囲気の醸成にあるんだか無いんだかわからない哲学的な意味をそのように使っている。そこにもちょっとした技巧を感じる。 ストーリーは前作よりも筋があるため非常に観やすくなっているのも特徴。終盤のループは面白いと感じるかくどいと感じるか、あるいは作為を感じてしまうか。多様にとられるであろうことが容易に想像されるが全体としては非常に良く出来ている。 映像技術の高さもただごとではなく、素直に楽しめる作品。哲学的な部分や疑似科学が鼻につく人もいるかと思うが、この部分に意味はないし子供だましのたぐいか。それも鑑賞中は作中の人物になったつもりでそれらもひっくるめて受け入れてしまえれば凄い映画ではないかと思う。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-08-07 21:36:54) 134.押井監督の事はとりたてて興味ないけど、攻殻はテレビシリーズを観てまずはまり、そして映画のパート1へってな流れでした。俺はこのシリーズはある意味「未来の刑事もの」アニメとして童心に帰って楽しんでますけど、映画はテレビシリーズとは雰囲気が違って、なんてゆーか、全体的にせつない又はさびしいねん。タチコマも出ないし。でも、やっぱこの世界観好きです。そのまま「ブレードランナー」な世界観。和風と未来の融合。こーゆうの好きです。酔える。あと、わざと小難しくしてる哲学会話。子供なのに大人な気分になったよーな感じ。深く考えればなんだそりゃってなりますけど、雰囲気を盛り上げるのにはこんなん好き。酔える。そして怪しく和風な音楽、酔える。こりゃどっぷりアニメ世界に浸かれます。このパート2は特に映像がすごい。今までの攻殻の中で一番すごい。めちゃキレイ。アニメも進化したんですね~。内容の方はこのシリーズではめずらしくあんまりヒネリがなく、あっさりしてるので、ちょっと物足りなかったです。それにやっぱ少佐がネットの中を彷徨う存在になってしまったままなのも、さびしい。しかしなんで邦題に攻殻パート2っていれんかったんやろう。俺もだいぶ後になって攻殻の続編って知ったし。こないだテレビで久しぶりに攻殻観て、そーいえばって感じで観たけど気づかなきゃ観ない所でした。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-07 17:50:13) 133.スト-リーはさておき、映像や雰囲気は最高でした。音響にもかなり凝っている作品なのでヘッドホンでまったり鑑賞するのがお勧めです。・・・ところで“イノセンス”ってなんなのさ。 【Kの紅茶】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-01 11:20:25) 132.解りづらいストーリーとありえないセリフ廻しが、きれいな映像と迫力ある音楽に不思議にもマッチしていて、これはこれで完成していると思えました。割と好きです。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-31 07:19:45) 131.前作よりも好印象。映画全体に哀愁漂ってて切なくなりました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-22 12:28:09) 130.全体的に鬱でした。決してつまらなかったとかそういう意味ではなく。色々考えさせられてしまいました。でも答えは全然見つかりません。なんか重い映画。 【しゃる】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-20 19:45:11) 129.雰囲気がいい。雰囲気が。 細かい考察、解釈などいらん。 雰囲気がいい。雰囲気が。 【norainu】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-27 13:08:29)(良:1票) 128.年末にビデオにとっといたものを本日見ました。感想は映像はきれいですが、ぜんぜん意味がわかりませんでした。ひとつひとつのセリフを一生懸命理解しようとして見たので途中でつかれて寝てしまいました。つまらなかったのが一番の理由ですが・・・。これって「攻殻機動隊」を見とかないとだめなのかな? 【マツ】さん [地上波(邦画)] 2点(2008-01-12 00:30:05) 127.これは押井氏のオナニーアニメーションと言っていい。 分かる人だけ分かってくれりゃいいんだよ・・・ってことか。まあ、ストーリー自体たいした話でもないのに、つまらん哲学や格言などで飾り立て、あたかもインテリなんですといった趣が鼻につく。 とにかくつまらない。 大体このような電脳SFは攻殻機動隊より前に海外で小説として発表されている。例えばジョージ・アレック・エフィンジャーの「重力が衰えるとき」などだ。多分、攻殻~もこれらの小説を参考に、ブレードランナーで味付けして、創作したと思われる。その作り上げた世界観を分かりやすく見せる努力がこの監督には全く見られない。いや、見せる能力が無いのかもしれない。 【へろへろ】さん [地上波(邦画)] 1点(2008-01-02 00:52:47) 126.画は素晴らしかったです。CGとアニメがさほど違和感無く合わさっていて……。が、話は全くちんぷんかんぷん。『攻殻機動隊』とやらを知らない私は、まず世界観が分からない。設定も理解できない。その辺りの情報を、原作や前作に頼るのであれば、コレは一本の作品として独立してないよね。賢いんだか的外れなんだか判らんセリフが飛び交い、事件のポイントすら理解できない私を遥か後方に置き去りにしたまま、映画はどんどんと進んでいく……。と思いきや、さっき観たようなシーンがループで挿入され…………。結局、最後までなぁんにも分かりませんでした。w ラストも何かヘンな間があっていきなり終わるし。なんだか「解る人だけ観てくれ」と言わんばかりの映画ですな。画の美しさに1点付けときます。 【TERRA】さん [地上波(邦画)] 1点(2007-12-27 14:29:52)(良:2票) 125.なんでも「究極の映像」らしい。インタビューで監督が後にも先にもこんなすごい映像は出ないといっていたけど、本当かなあ。前回にも増してセリフがやたら難解な作品だった。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-27 08:17:43) 124.所々で飛躍的に進化した映像を拝めるのだが,それ以外あまりプラス評価できる点が見あたらない.台詞をしっかり聞き取ろうとすると,余計に判らなくなるような引用の数々には正直嫌気がさした.「ついてきたい人だけついてきて」という考え方は個人的には好きな方ですが,こと映画についてだけはそれを認めることができないのです. 【マー君】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-17 23:56:34) 123.難しい言葉が飛び交っていて理解できなかったです。 【ベルガー】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-05-16 16:46:05) 122.これは世界観を味わう映画なのでしょう。バトーの孤独感や球体人形や難解なセリフ、どれもこの作品の雰囲気ととてもマッチしてた。 【しっぽり】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-04-27 13:25:47) 121.作画のクォリティーはかなり高いけど、話がダメだった。哲学的な言い回しやたとえが多かったがよくよく考えても本筋にそれほど関わるものでもないし、話自体はシンプルなのに無理に意味を深めてるように感じる。 押井監督の哲学感を前面に押し出したハードコアな作品。でも世界観は好き。 【アフロ】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-04-20 02:16:56) 120.絵的に好きになれない 【甘口おすぎ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-03-21 20:59:02) 119.軸である事件への興味を持続させるのを放棄する内容で、物語としては明らかな失敗。 前作はかなりうまい具合に事件とテーマを絡めていたし、何より最低限商業作品として内容を理解させようとする努力を感じるのだが、今作はどうしちゃったんでしょう。 哲学談義をしたいならしたいで構いませんが、物語に仕上げて欲しい。 【カラバ侯爵】さん [試写会(邦画)] 0点(2007-03-20 06:09:16) 118.ボクもクマのぬいぐるみと一緒に寝ているので共感できる部分あるですよ。 【くまさん】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-18 01:10:49) 117.人の体が単なる意識の器だとすれば、器は意識を収めきれず意識は行き場を求めバランスを失ったりするのかもしれません。ネットワークにデータを分散させるように意識を肉体の外に置く事ができるとするならば、人という存在は一体何によって定義できるのでしょう? そして今この瞬間、その作業をしているという現実があります。そう、このサイトに映画の記憶を刻み付けている事が、自分の中のメモリを外部メモリへ移す作業であったりします。映画の記憶は時間と共に整理されてゆきますが、その時何を感じたのかをネット上に残す事で映画を見たという証は記録され、その記録は他者と共有されてゆくのですね。レビューを書くという行為ひとつ取っても、意識していなかった潜在的な理由があるのかもしれません。とまあ、映画を見ながらそういう事を考えてはいたものの、映像博覧会みたいなこれ見よがしワールドと、説明的な台詞、スノッブな台詞の洪水には辟易。テーマをゴテゴテと世界で飾る事によって奥へ奥へと隠し込んでゆく状態には、さすがにやりすぎでしょ、と思いました。ここまでCGを前面に押し出すと、手書き部分との融和性がとっても悪く見えてしまいますし。作品世界との接続を積極的に行い続けていないと、即断線してしまいそうな映画ではありました。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-28 01:35:46) 116.前作と同様、ここにおいても主題となるのは主体性の問題である。しかしこちらの場合、主体性の問題を紡ぐツールとして「人形」が登場している。これにより主体性の問題を、異なるアプローチにより問いなおしている。つまり、身体のほぼ全てを義体化してしまったバトーと、「人形」を差異化するものはなにか? なによりも、集団の海(ネット)と同化させた素子(人形)と、バトー(主体的なもの)のコントラスト、そしてバトーに対し「今の私には葛藤はないわ」と言う素子の姿が非常に印象的である。 そこには自己の存在の希薄に対する憂いは微塵も存在せず、主体なき自分を楽しんでいるようである。それは「自分をしっかり持つことが大事」「私は何のために生まれてきたの?」と自らの主体性を問い続ける人々に対してのアンチテーゼに聞こえてくるのである。 【ノマド】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-13 21:59:17)
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