みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
43.やはり印象に残ったのは、電話ボックスのシーンですね。つらい感情を抑えてマックスに歓喜で抱きつくなどという、むずかしい演技ができるのは、逆にキレた演技が得意なアル・パチーノ以外考えられません。他の方のレビューにもありましたけど、カカシは1本足です。2つのカカシが寄り添いあって、2本足となって、しっかり大地を踏みしめ、歩いてゆく。ライオンにとっては我が子が支えであり、刑務所を出て家庭料理に飢えたマックスにとっては洗車屋を目指すことが支え。ともに家族に近いものがありながら、友情を、ときには反目しつつも確かめ合うところに感動しました。人生をやり直すという夢を叶えるには、あまりにも哀しい現実の仕打ちが悲しかったです。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-21 17:47:54) 42.映画全体を覆う「微妙感」。感動したようなしないような、深いものがあるようなないような。この微妙な雰囲気を製作者が意図して作ったものなのかどうかも、これまた微妙。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-07 07:44:48) 41.切ない感じで映像の雰囲気もよかった。すごく余韻が残る作品。 【PAD】さん 8点(2004-07-10 17:52:40) 40.オープニングのピーンと張った静寂がこの映画の力を物語っている。遠藤周作の文章に「心がしーんとする瞬間」という一節がある。散文的でだらしなく薄汚れた日常生活にも、「しーん」とした何かが入り込んでくることがある。その「しーん」とした人生の時は、多くの場合苦しみと共に訪れる。そういう苦しみを多少でも持っている人間には、他の「しーん」としたものと、幸せに酔っている時には気付かない交流が成立する、といった内容であった。私にとってこの映画はまさに、辛く苦い「人生の時」に交流し得た心震える存在であった。辛さから回復してみると会話は少しずつ消えていった。しかし傑作であることに変わりはない。図らずもこのような人生の時が訪れた者にとって、この作品は、その心をふたたび覚醒させるような底力を持った「しーん」とした秀作である。 【ちか】さん 8点(2004-06-23 21:30:43)(良:1票) 39.作品自体に決して派手さはないが二人の俳優の演技で見せてくれる。言いたいことは皆さんと同じなので敢えて言わないが一度は見ておきたい作品である事は間違いない。 【ゆきむら】さん 9点(2004-06-23 03:19:41) 38.いいんだけど、途中からダラーっってなってきた。 【M・R・サイケデリコン】さん 4点(2004-04-08 10:27:21) 37.良かった場面が全く思い出せないぐらいつまらない作品。 【ボバン】さん 2点(2004-03-30 02:44:11) 36.何について語ろうとしているのか全く解からない。他人が行った旅行のビデオを長々と見せられていた時の様にとても退屈な時間を過ごしました。 【WEB職人】さん 3点(2004-03-20 23:33:59) 35.陽の目を見ないもうひとつのアメリカ。華やかな表舞台とは正反対にある、ホコリと手垢にまみれしたたかに生き抜く人々。個人的には、青春ドラマの名作「真夜中のカーボーイ」と比べてしまうわけなんですが(この映画は多分に「真夜中のカーボーイ」を意識して作られていると思う)、ストーリーが平坦なせいか今ひとつ印象に残りませんでしたね。うーん何だろう。主人公達二人に、今ひとつ感情移入出来なかったのが要因なんだろうか。真の友情を感じさせてくれた切ないラストは秀逸でした。 【光りやまねこ】さん 6点(2004-03-16 23:33:21) 34.見終わった直後の後味はあまりよくないのに、しばらく経つとガラリと印象が良くなってくるという不思議な作品でした。「真夜中のカーボーイ」と比べられることが多いようですが、この作品のほうが分かりやすく、かつ明るい要素も含まれ、より万人向けな感じがします。 【K】さん 8点(2004-02-20 01:20:39) 33.いまいちでした。噴水のシーンは印象的です。 【ギニュー】さん 5点(2004-01-22 00:57:55) 32.10年ぶり位で観た。なんかね、昔はパチーノの演技に圧倒され、彼の役の繊細な心のひだに触れて泣きそうになったのに、今はハックマンの役柄に感情移入してる。友情に感動するよりも、すごく大切で絶対に守りたいものを持ってしまった彼の、その無防備さ・真摯さがとてもせつない。二人が寄る辺ない身の上だから、自由で孤独で、そして小利口じゃないから、世間的に見ればだめだめ男達だから、すごくせつない。なんでDVD出てないんだ。ビデオ、買っちゃったじゃないか。いい映画だ‥‥。 【りりらっち】さん 9点(2003-12-22 03:24:27) 31.うーん、いまいち面白さが伝わらない。それなりにいいけど。妻と息子を捨てたのはなんでだろう?そこにすごい理由が無い限り、最後のパチーノに感情移入することはできない。 【ブチャラティ】さん 5点(2003-12-02 19:17:08) 30.ジーン・ハックマンがなかなか頼れるアニキぶりだった。男の人はこういうのとても好きだろうなと思う。私も男だったらきっと10点満点付けたでしょ。でもやっぱり私は女なのでね、男は勝手に出て行ってふらりと帰ってこようとし、それでもいいかもしれないが、待っている女はつらいよぉ。やっぱ5年は永い。女も切ないもの。だけど男の友情か、、なかなかいいね。最後靴からお金を出すとこは、ちょっと笑った。道理で靴を枕にしてたわけだって。 【fujico】さん 7点(2003-11-30 22:40:30) 29.同時期の「さらば冬のカモメ」とついつい比べたくなりますね。方やジャック・ニコルソン、方やジーン・ハックマンというあくの強い役者がいい味を出しているので、甲乙つけがたいのです。進行する病気と男の友情が切ないですね。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-17 08:57:16) 28. 【STYX21】さん 6点(2003-11-13 20:22:12) 27.それぞれ違った形での孤独に苛まれる二人の男達を名優二人が鳥肌物の熱演で見事に表現。世界観もやカメラワークも大好きです。ジーンハックマンはもちろんだが、病的な孤独感を抱えながらそれを何かで押さえ込んでいる繊細な青年を見事に演じ切っている。この抑制された哀愁は現在の哀愁の塊のような(もちろん褒め言葉です)パチーノにはない魅力ですね。若かりしパチーノの映画では印象は地味ですが、ゴッドファーザーに並ぶ名作と思っています。 【犬】さん 10点(2003-10-30 02:36:44) 26.主役の二人は、どちらも怖いくらいの名演。冒頭、枯れ草転がる荒野の真ん中のフリーウェイで、男が二人マッチの火をきっかけに旅を共にする。この場面だけでも名作の匂いが香水のように漂う。タイトルの込められた意味も切なく、切なく、優しい。 【ひろみつ】さん 10点(2003-10-25 00:03:18) 25.大学生になりたての頃に観て、すごく衝撃を覚えた作品。最初のマッチ擦り擦りの出会いから最後の靴のシーンまで、ストーリーは淡々としたものだし、派手な展開もないけれど、作品自体がとても「向き合っている」という印象を受ける。その当時、凡百のエンターテイメント作品に飽き飽きしていた僕にとって、この真摯なロードムービーはかなり心に堪えました。人が真っ当に生きていく為に大事なものとは何か? 信じることに疑問が生じ、優しさに裏切られ始めたあの頃。人生って、ちょっとしたボタンの掛け違い、ほんのちょっとした思い違いで取り返しのつかない事態を招いてしまう。それは当たり前のことなんだけど、取り返しのつかなさがあまりにも境遇的なところに因っていて、そのどうしようもなさが辛い。。。 誠実さの行く末とはいつもこんなものなのかなぁ、と。ある意味でそれはアメリカ的な現実で、そんな現実の側面に当時の僕はささやかな衝撃的を受けたのだと今では思う。それは単なるニューシネマ特有の青さかもしれないが、僕にとってものすごく切実だったのです。とても思い入れのある映画、故に大傑作です。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-09-06 16:08:29)(良:1票) 24.あまりにもせつない物語。情感豊かな淡々とした運び。登場人物から滲み出てくるような生き方の記憶。パチーノさんは勿論ですが、ハックマンさんが素晴らしい。個人的にはパチーノさん出演作の中で一番印象に残った名作です。 【ロバちゃん】さん 10点(2003-07-23 12:36:00)
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