みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.「ホテルニューハンプシャー」とは喪失の物語である。家族、或いは父親が真っ当な存在としてのあり方を模索しながらも、結局はそれが永遠に失われてしまったことが語られているのだ。熊とは正にその真っ当さの象徴だったのではないか。この物語の中で、本物の熊が冒頭で殺されてしまうのは、家族としての真っ当さの死を象徴しているのだろう。そして、擬似の熊はその喪失の代替的な役割を担っており、彼らが常に失われたものへの快復を切実に求めていることの証しなのである。父親はその失われたものを快復しようとホテルニューハンプシャーの経営を始めるが、家族はそれぞれに不具を抱えており、さらに新たな喪失にも見舞われてしまう。彼らは、それでも家族としての或いは生きていくことの真っ当さを求めることを諦めず、喪失感の中で彷徨<その象徴がウィーンであろう>し続けるが、結局のところ、彼らは何処に辿りついたのだろうか。もちろん何処にも辿りつかない。村上春樹の小説「回転木馬のデッドヒート」の有名なプロローグは、その現代的な喪失感を的確に表現している。「我々が意志と称するある種の内在的な力の圧倒的に多くの部分は、その発生と同時に失われてしまっているのに、我々はそれを認めることができず、その空白が我々の人生の様々な位相に奇妙で不自然な歪みをもたらすのだ。」 この映画<或いは小説>は、僕らにこう考えることを教えてくれる。それは一種の方法論として。それでも、僕らは意志し、生きていく。それしかないのだと。 【onomichi】さん 10点(2004-02-28 23:35:06) 21.これって、あの大所帯家族にとってはいろんな難題勃発してましたから、何から触れていいのやら。難しいですね。最後のシーンで、ホテルの中庭に亡くなった家族たちが帰って来て、犬やクマも混ざっての幻のエンディング風景ってあったでしょ。あれには ほろっときてしまいました。 【3737】さん 5点(2004-01-15 23:39:56) 20.「私ってなんて不幸なんだろう。」という気分の方には薦めたい作品です。なぜなら作中の家族の方が多分もっと悲惨だからです。それにも関わらず暗い映画ではないのが不思議。とてもポジティブです。ジョン・アービング原作の映画として『ガープの世界』、『サイダー・ハウス・ルール』等がありますが、本作品は原作に忠実のような気がします(『サイモン・バーチ』の原作は残念ながら未読です)。まあジョン・アービングの小説を2時間前後の映画にする事自体に無理があるように思えますが・・・。ですので本作品はストーリーを無理矢理圧縮させた様に思え、場面転換が目まぐるしく解りづらいです。ただ、原作でも重要となっている『生き続ける為に必要な事』の2つの挿話は盛り込んであります。また、原作にはない最後のセリフが良い! 【中岩無洋】さん 8点(2003-11-26 18:57:35) 19.観てよかった。長い間、ふつうの青春ものかなと思い、観ていなかったが、よい意味でそれを裏切ってくれた。ジョディフォスターの女性人気の秘密がこの作品を観るとわかる。そんな気がする。N.キンスキーもいい。くらくらするぐらいいい。粗っぽい、安っぽい、いいかげん、でもだからいい。人生の肌合いとパワーを感じてほしい。 【テーブルランプ】さん 9点(2003-11-25 01:10:56) 18.なんというか、なんとも変な作品だった。今観れば20年近く経って自分が大人になった分、新しい発見があるかもしれない。 実は正直に言うと、ジョディがやけに肉感的体型だったことくらいしか印象に残っていない。 【じゃん++】さん 4点(2003-11-20 00:05:34) 17.原作の素晴らしさには及びませんがなかなか雰囲気出てるんじゃないでしょうか。ナスターシャ・キンスキーがいいですね。あと毛のあるロマノ先生が見れる!ERマニアは必見。私も「開いた窓の前で立ち止まっちゃいけない」という言葉を悪霊を追い払う呪文のように、ことあるごとに唱えています。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2003-11-14 11:30:23) 16.「ジョディ・フォスターはこの頃が一番かわいかった」と勧められた時に,内容まで聞かなくて良かった!と感じた作品。あまり好きにはなれないが,「ドタバタした構成だからこそ」の良さはあるように思う。 【ロウル】さん 5点(2003-11-14 09:26:39) 15.話が淡々と進みすぎ。でも登場人物ややっていることはみんな変。 【ナノーマル】さん 5点(2003-11-03 00:09:42) 14.ちょっとウェス・アンダーソン作品に雰囲気が似てると思った。淡々と進んでいくけど実はかなりエキセントリックな家族の話。 【ジョナサン★】さん 6点(2003-08-08 20:23:28) 13.「through the open window」何があっても、生きていかなきゃ・・・ともいえる・・・ナタキン意外なキャラでよかった。 【nazca】さん 8点(2003-04-28 14:58:48) 12.現実なんてホントこの映画よりひどいモノ。だけど映画の良さでラストシーンは主人公ファミリー友達みんなの夢が幸せいっぱいに描かれて終わります。お話しの本質は、理想と現実だと思うけど、タイトルは劇中、夢の象徴となる「ホテル~」。この映画けっこう好きです。ERのロマノ先生が居てはるやないの! 【丸子】さん 8点(2003-04-16 08:08:15) 11.静かな話なんだけど、内容はゴチャゴチャいろんなことが起こってまとまりなし。 【たーしゃ】さん 4点(2003-04-15 23:01:18) 10.クマのナスターシャキンスキーに恋いをしました。お母さんと子供が死ぬシーンはかなり適当で笑ったけど後半の「開いた窓には気をつけろ」と「人生はおとぎばなし」は何かあることに思い出します。凄い影響受けました。 【まる】さん 10点(2003-04-15 14:23:17) 9.後半の展開の変わりようにはかなり戸惑った、弟君が姉(ジョディ)とやりまくって姉への想いが完結されたっていうのがなんともすごすぎる。あと身内死にまくりなのにみんな意外と淡々としてるんだよなあ。けどこの役のジョディフォスターはなんともエロくてEEEです! 【MxX】さん 4点(2003-03-22 04:17:13) 8.すっきりしない映画。みんながそう言うように、見終わった後まったくその通りにつぶやいてしまいました。とってもおもしろい映画とは思わなかったけど「生きろ!」というメッセージを感じました。 【ヒコ】さん 7点(2003-02-24 13:08:08) 7.これも見終わった後に言葉が出なかった作品の一つ。もちろん良い意味で。ところが今まで何人かの友人に薦めたけど誰もが「わからなかった」と言い、良い評価は聞けなかった。確かに家族の愛憎を描いたジェットコースタームービー(死語?)という変わった作品ですが^^;。そう言えば「泣ける映画ない?」って聞かれてこれ薦めたんだっけ・・・でも俺、泣けたし。 【ずパック】さん 7点(2002-12-08 18:05:44) 6.人生は厳しい、されど芸術は楽し。7点。 【transexual】さん 7点(2002-11-19 22:50:34) 5.レイプ、テロ、自殺、近親相姦・・・・・・ごちゃごちゃした作品ですね。ジョディー・フォスターの存在感はお見事ですが、あんなこと、しかも何ラウンドも弟としてはいけません。多分次の日太陽が黄色く見えたことでしょう!! 【ばかうけの旦那】さん 5点(2002-11-19 21:52:57) 4.懐かしいー!!!大好きだった映画です。なんか若いころの痛みを思い出してしまいます。原作も好き。映画は展開が速すぎて、ちょっと何だこれーというくらいの内容を詰め込みすぎていたかも。でも、もう一度見たいと思います! 【てずりん】さん 7点(2002-10-02 04:56:08) 3.かなり昔に観てこの世界にイマイチ入れなかった記憶がある。キャストは豪華なんだけど。ロブ・ロウは今どうしてるんだろう?? 【Meg】さん 4点(2002-04-18 16:19:43)
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