みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.怖いな。朽木邸での映像は若狭はもとより、枯れ木越しの邸の映像といい、鎧兜といい、おどろおどろしくも美しく、その後の廃墟(というより跡)はまた、見るからに恐ろしい廃墟を残すのではなく、呆気ないほど潔い美しさがあった。その対比が余計に怖かった。また笙や笛の音がこれ程までに映像を盛り上げるとは。すんごい。撮影場所が琵琶湖?というのも驚き。邦画でありながら何か遠い印象だった本作も親近感が湧いてきました。話も判り易いしね。なんか日本昔話をとてもリアルにしたような作品。ここでも女の強さ、執念に圧倒されました。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-04-22 13:33:27) 14.美しい映画だと思う。欲望にのまれて本当に大切なものを見失ってしまう人々がはかない。田中絹代さん演じる宮木の妻として母としての暖かさに感動。自然と映画の世界観に引き込まれた。 【こまごま】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-31 20:58:43) 13.もしフェリーニ、もしくはゴダールがこの題材で撮っていたらどういうラストだったのだろうということを今ふと考えてしまいました。やはり快楽と幻想の世界に溺れていってしまったのでしょうか(邪道ですね。。。笑) 欲に溺れる人間の業を、日本的な美しさと共に見せて頂きました。役者陣も素晴らしい。いまあれだけの役者はいないです。それにしても京マチ子はあの感じ似合うなー 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-09 02:16:16) 12.何もひねりはいらないね。黒澤「七人の侍」小津「東京物語」そして溝口「雨月物語」。本日、やっと日本映画三種の神器が決定しました。とてもめでたい。 【monteprince】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2006-08-29 00:17:47) 11.宮川の映像もさることながら、二人の女房の対比には監督の戦後の混乱期を意識したかのようなフェミニストぶりに新鮮な感動があった。(身は汚されたけれど、命拾いした妹と片や、操を守ったが命を落としてしまった兄嫁。そして前者は、身を持ち崩しているのは、心に痛手を負っているからで、その原因をつくった夫は、彼女の魂を救済する責任があると彼に迫り、夫の積極的関与で痛手は癒され、そのことにより彼の彼女への愛情はさらにふかまり、以前のように何事もなかったかのような夫婦関係がとりもどされているシーンを挿入していたりする。)黒澤作品「羅生門」の京マチ子「白痴」の原節子 に対して今作品の水戸光子の役柄は溝口流の黒澤への返答のように思える。 【Waffe】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-07 06:55:39) 10.途中で全く退屈しないというのが、自然とこの映画の魅力を感じてるのだろう。 【アルテマ温泉】さん 7点(2004-12-07 18:30:12) 9.恐ろしい・・・欲望を抱き過ぎて本当に大切なものを見失ってしまう、その単純な人間の心が死ぬ程恐ろしい・・・ 【ボビー】さん 8点(2004-09-21 20:34:48) 8.この時代の日本映画は音声が聞き取りにくいゆえに、時代劇だったんで全然話の内容を理解できなかった。字幕があったらちょっとは入っていけたと思う。 【夏目】さん 3点(2004-06-11 12:48:47) 7.金や出世に取り付かれた男には魔物が取り付いている。一家揃って無事に暮らしてゆく、そんなささやかな幸せが最も大切であり、最も難しいものである。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-03-04 00:16:02) 6.前に舞台で見た雨月物語。舞台のは現代版の雨月物語でしたが。 欲・邪・・・その部分を自分がどう捉えるか。 快楽主義ならば、幻想の中から出られない方が幸せとも思える。 自分の望むものがそこにあるのなら、何故それから醒める必要があるのだろうか。 映画の内容とは少し違うかもしれませんが。 戒めと気休め。今の自分はどう生きているのかを考えた作品でした。 【風太郎】さん 7点(2004-01-14 00:06:54) 5.正直、ついていけなかった。 【STYX21】さん 4点(2003-11-19 02:23:38) 4.期待して見たのですが、残念ながら私には面白くありませんでした。映像だけならもっと(もちろん主観ですが、)良いものもあるように思いますし、話に至ってはさっぱりでした。この時代にこの映画が撮られたという事実には感心しますが。 【コーラL】さん 5点(2003-11-16 20:13:49) 3.溝口健二はフェミニストか。男の欲望に振り回された田中絹代がかわいそうですな。田中絹代、森雅之、京マチ子の役者陣が素晴らしすぎる!最後、田中絹代が亡霊となって登場するシーンは死んだ後ですら男を心配する女の哀れさのようなものを感じ泣けてきました。アー、男は馬鹿だー。 【たましろ】さん 10点(2003-09-26 22:45:17) 2.日本的幽玄さと、怪奇物語の東洋的神秘が西洋人にはことさら神秘的に見えたのだろうか、ベネチア映画祭で高い評価を受けた。兄弟二組の夫婦のいずれも妻が哀れな最後をとげ、残された男達は寂しく生きていく・・戦国の世の習いとはいえ、骨となり生き霊となって残る人の心の哀れさ、はかなさ。昔の邦画の悲しさで画質が悪いのが本当に残念!きれいに残っていたらもっと素晴らしかっただろう。 【キリコ】さん 8点(2003-05-17 15:06:57) 1. ベネチア映画祭・銀獅子賞に輝く溝口健二の傑作。原作は上田秋成の同名小説だが、その中から「蛇性の淫」「浅茅ケ宿」をモチーフに、モーパッサンの「勲章」を組み合わせた脚本は川口松太郎の労作。原作の持つ”幽玄華麗”さが映像としてフィルムに込められており、ここでも宮川一夫のソフトフォーカスを駆使したカメラワークが絶大な効果を上げている。このセンスを今の邦画界に求めるのは余りに酷というものだろう。欲を言えば、「吉備津の釜」も同スタッフで映像化して欲しかった…!! 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-16 16:46:44)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS