みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
56.原作が非常に良かったこととイーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベービー」が好きになれなかったことから見るのを躊躇していました作品ですが、素晴らしかったです。R指定の根拠となった血なまぐさいシーンもありましたが、それぞれがほんの一瞬でそれがかえって凄惨さを強調していました。何人かのレビューワーの方が述べていらっしゃるように、硫黄島と帰還後の祝賀のフラッシュバックを交互に繰り返す手法が最初のうちは不自然に感じられましたが、戦費調達を意図する祝賀会の花火の音と硫黄島の銃弾の音が重なって華やかな中にあってつらい記憶を払拭しきれない兵士たちの葛藤が絶妙に描かれていたと思います。このような表現は映像と音響があるからこそ可能なのであって文章だけでは決してできません。「西部戦線異常なし」「トラトラトラ」「戦場にかける橋」などと並ぶ戦争映画の傑作がまた誕生しました。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-04 07:44:27) 55.時間軸の飛びのせいで集中力が結構とぎれやすいけど、あの演出はなかなか良かったと思う。登場人物が誰が誰だか分からなくなるのは、この映画では大した問題じゃないと思う。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-02 15:52:43) 54.「硫黄島~」より物語に起伏があり、テーマも明確で一本の映画を観た実感があります。それにしても物量で圧倒的に勝る米軍に、30数日間も持ちこたえた日本軍、まともじゃないですね・・・。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-05-27 14:59:42) 53.「硫黄島~」とセットで観る場合は、こちらから観た方がよかったかもしれません。。。 【GUSUTAV03】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-05-18 02:25:21) 52.登場人物の区別がつかなくて、誰が誰なのかわからない。そんなの関係なしに「伝わってくるもの」があるかといえば、そうでもなかった。語られているメッセージが何本かの映画の中に既に存在しているから、響くものがなかった。この内容とは全然関係ないのに観ている最中、「やっぱりチャップリンは凄いな」と思った。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-17 11:56:39) 51.暴露話系だと知ってて観たので、それほど期待してなかったのですが、..まずまずでした..良く出来ています..「硫黄島からの手紙」よりは微妙に良かったかな..知らなかった事実や、当時のアメリカの実情を知ることが出来たので... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 14:44:15) 50.むっかしからよくある、面白くない良くない映画の典型として、時系列があっち行ったりこっち行ったりするのがあります。これは製作者が何かをよほど言いたくて「説明」をしちゃい過ぎるんでしょうね。残念ながらこの映画もそうです。「映画=説明するもの」だったらそれでもいいんだろうけどね。 【メロメロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-07 23:49:03) 49.「硫黄島からの手紙」よりも個人的にはこちらの作品の方が好き。イーストウッド色が溢れ出てます!! 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-05-05 17:20:38) 48.事実に対して非常に誠実な映画。作り手の感情を極力廃し、あくまで客観的に俯瞰の視点で物語を捉える。いつものドライで突き放したイーストウッドの手法がこの映画にはよく合っていると感じた。 【NIN】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-05-05 09:44:41) 47.硫黄島からの手紙と比べると退屈でした。私が日本人だからでしょうね。いまひとつピンとこない映画でした。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-05-04 00:05:22) 46.時間軸の飛びが最初はわかりにくかったが、慣れてくるとシーンのつながりがよくわかるようになってくる。それにしても、アメリカは英雄が大好きですね。 【アルテマ温泉】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-03 16:31:52) 45.戦争は虚しい。戦争でつながった友情も虚しい。戦争で得たものはない。英雄はいない。そんなことを静かに教えてもらった。 【おっちょ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-05-03 13:58:30)(良:1票) 44.英雄扱いされた主役3人のそれぞれの感情が見ていて伝わってきてかなり感情移入しながら見てしまいました。戦争に勝っても、万歳ではなくて。ただの戦争映画で終わらなかったのが良かったです。硫黄島より、何故か感情移入してしまった。。。 【こゆ】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-01 23:50:49) 43.『ハンバーガーヒル』+『ランボー』の品格高い版。 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』以上だと噂に聞いていた時間ジャンピングは、ジョイス文学やヴォネガット文学みたいなモンだと思って観てれば違和感はない。というか論理がよくわかる。個人的には『ラグタイム』の原作のような視点ジャンピングを使った方が効果的だったんじゃないかと思う(まあ読まないとわかんないでしょうが…『Xメン』のプロフェッサーⅩが書いた歴史小説みたいな感じで凄いんですよ)。 指摘しておきたい点として、砲撃のさなかの空撮シーンは、記録フィルムよりは圧倒的に宮崎駿アニメの方に近いね。画面に出るたび『未来少年コナン』を思い浮かべちゃって困りましたよ。おそらく硫黄島の地形が、ギガントを思い起こさせる形状になってるからなんだろうな。 観終わって、まず「マンハッタン計画がもう少し早く始まって、ここに原爆が落ちてりゃなあ…」と嘆息しました。エンリコ・フェルミが日本の都市で爆発実験したがってたのは事実だけど。平時には何の価値もないこの島に落ちてたら、戦後がどれだけ変わっていたことか…。 プログラム的に『蟹工船』と続けて観てしまうという結果となったので、残念ながらインパクトの弱さが致命的になっちゃいました(船から人が落ちるシーン、向こうはカメラマンが命張って撮ってるからなァ)。が、後日DVDで見直す事があればもっと正当な評価を下します。あー来月は『硫黄島からの手紙』対『麦の穂を揺らす風』なんだよなあ…これもクリント・イーストウッドが割りを食いそうなカードだぜ…。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-04-18 20:14:07) 42.なんていうか、観ててむなしくなる・・・。 戦争って何なんだろう。 【たいがー】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-04 14:40:56) 41.本作とそれに続く『硫黄島からの手紙』を観てまず新鮮だったことは、戦争に対する一般市民の「距離感」。僕がこれまで観てきた戦争映画の多くは主に「戦場で戦う兵士/それを指揮する権力者/その犠牲となる罪無き民間人」という役回りによって構成されていたが、この硫黄島二部作はその基本構造を根底から覆している(特にそれが顕著なのが本作)。武器を持たない一般市民もまた、国債を買うことで戦争資金を生み出しているわけだし、自分たちの家族を最前線で戦う兵士として送り出している。つまり彼らもまた彼らなりに戦争に「参加」しているのであり、彼らが立つ場所は非戦闘地域ではなくあくまで戦線の最後方でしかない。ついつい忘れがちになるがそれが現実なのである。気がつけば「被害者/加害者」の二元論に陥りやすいこの問題について本作はまた新たな可能性を切り開いた。『硫黄島からの手紙』とともに長い付き合いになりそうです。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-28 22:40:13) 40.戦争という残酷な舞台と、その戦争をするために必要な巨額のお金。戦争の舞台裏を描いたこの映画はエンターテイメントとはほど遠いが淡々と進む感じが逆に好演出となっているような気がする。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-02-19 18:11:09) 39.重厚で大変素晴らしい作品だった。「硫黄島からの手紙」も既に見ているが甲乙つけがたい。新時代の戦争映画だと感じます。殊更に悲劇性を強調する訳でもなく、かと言って愛国心をやたらに煽る内容にもなっていません。凄い映画だと思います。 【はむじん】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-14 02:40:29) 38.日米双方の視点から描いた硫黄島2部作とは、舞台が同じでありながらアプローチの方法がまったく違う為、大きく異なった印象を受けるものであった。それは作品の出来不出来という次元の話ではなく、民族の置かれた立場、描かれている内容、人間描写の密度の違いから受ける物語性の深さによるものであり、本作が「硫黄島からの手紙」ほど身につまされなかったのは、単に私が日本人だからという理由だけではない。硫黄島に星条旗を立てることの意味と価値観は、まさしくアメリカ人特有のものであり、それに纏わる裏話として関わった3人の米兵の後日談を綴っていくのが本作の主としたスタイルであり、攻防戦を基点にした過去を回想形式で描いた日本側の「硫黄島」と大きく異なる点である。帰国後、英雄として祭り上げられた彼等は、連夜のセレモニーの舞台に立たされるものの、その居心地の悪さに後ろめたさを感じたり狼狽するばかりであり、(端的な例として、悪酔いする一人の兵士に凝縮して描かれる。)戦意高揚の広告塔としての立場を経て、社会情勢の変化による大きなうねりに呑み込まれた挙句、人生をも狂わし、やがて人々から忘れ去られていく様を、映画は断片的に語り繋ぎ、戦争の悲惨さや虚しさを謳いあげる。しかし、それにしても“硫黄島の戦い”を舞台にしなければならない動機が今ひとつよく分らない。現在と回想シーンとがまったく別物のような印象を受けるのも、話の繋がりの解り難さからくるとも言えるが、ひとつには、終始無表情なR・フィリップに代表されるように、“彼等の顔”が見えないことだ。直截的な「硫黄島」と違い、彼等の屈折した心情というものが、十分に表現しきれなかった事に起因するように思う。要は、“戦争にヒーローなどいない!”という本来主張するべき部分にインパクトが無いのだ。また、彼等の嘆き節は、70年代後半から80年代にかけて、あまた作られたヴェトナム戦争後遺症映画で語られてきた事と同音異曲であり、ドラマに何ひとつ意外性が無く、テーマそのものにも目新しさというものが感じられない。ただ、「硫黄島」の強烈さと物語性に比べると損をしているとも言えるが、イーストウッドは余りにも冷静過ぎて、原作の良さを十分に生かし切ったとは言い難い。これをスピルバーグが自ら監督をしていたなら、もっとウエットな作品になっていたに違いないが、それが正しい方法論なのかは私には分らない。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-12 00:49:22)(良:1票) 37.最初登場人物が誰が誰だかよく分からないところもあったが、兵士たちの苦悩やフラッシュバックされる戦場でのつらい経験の演出がよかった。硫黄島上陸の戦闘シーンはすごい迫力で凄惨さに思わず顔が引きつってしまった。 【あんぐれーず】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-24 00:32:22)
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