みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.ソフィア・コッポラの作品はどうもしっくりこない。選曲のセンスは好きかな。 【アンダルシア】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-02-11 04:57:56) 9.ソフィア・コッポラの映画はまあまあ面白いんだけど、決定的な何かが欠けている。『ロスト・イン・トランスレーション』で「日本」との接点をまったく描かなかったように、今作では「男」をまったく描いていない。頼りないルイ16世やら愛人を囲うルイ15世やらプレイボーイの北欧の貴族やら・・・。彼らは、マリーの孤独を際だたせるためだけに存在しているキャラで、それは『ロスト・・』での「日本」の役割とまったく同じだ。ぼくが気に入らないのは、ソフィア自身、それを確信犯でやっているっぽいところ。「日本のことなんてわからないけど、何か?」「男なんてわからないけど、何か?」という開き直った態度の上に彼女の映画は成り立っている。こんなガーリーで自己中な哲学はインディーでやってるぶんには新鮮で楽しいけど、もうそろそろ飽きてきました。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-05 14:50:57)(良:2票) 8.フランス政府からヴェルサイユ宮殿での撮影を許可され、一種の「お墨付き」を貰った形になりながらも、フランス国民からは総スカンを食らったという、正にマリー・アントワネットの人生を地で行くアメリカ製フランス宮廷映画は、「ヴァージン・スーサイズ」風のポップな少女趣味と、「ロスト・イン・トランスレーション」風の浅い異国情緒をミックスさせた、全くソフィア・コッポラらしい仕上がり。しかも本物の宮殿や壮麗なセット、絢爛な衣装等をインディーズ風の発色の悪い手持ちカメラで撮影するという、「宝の持ち腐れ」も甚だしい演出。時代感と現代的なポップ感の融合も中途半端。また、彼女の心の変遷が全く伝わってこない脚本も、何が言いたかったのかさっぱり解りません。朝の「儀式」のリピートの最後は、つい頭の中で“It's showtime, folks!”と叫んでしまいました…。もうこの人は映画を作るのは止めて、女性誌の編集者にでもなった方が良いんじゃないの、4点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-03 00:04:46)(良:2票) 7.「マリー・アントワネット」というタイトルが示すように、もちろんこの映画はマリー・アントワネットという実在のフランス王妃の半生を描いた作品である。 が、いかにもな史劇的な色合いはこの映画世界にはまったくない。フランス史に明るくない者、マリー・アントワネットという人物自体をよく知らない者にとっては、結局どういう状況でどういう人生を送った人物なのかということが、最終的によく分からない映画かもしれない。歴史的な掘り下げや、人物関係の説明がほとんどないのだから当然だろう。 そもそもソフィア・コッポラという女流監督が描きたかったのは、フランス史の中のマリー・アントワネットではなく、ただその時代に生きたマリー・アントワネットという一人の女性そのものの、文字通り“等身大”の姿だったのだろう。 だからこそ、映画の大半は、豪華で煌びやかで、ある意味滑稽な宮廷社会の中で、時に奔放に、時に繊細に、一日一日の生活を送り、妻となり、母となり、王妃となる一人の女性のそのままの姿を延々と描いたのだと思う。 そこに具体的なドラマ性はほとんどない。なのに、最終的には彼女の生き様が、その哀愁が、心に染み渡ってきた。不思議だ。何気なく描き連ねた人間描写の中に、実に巧みにキャラクターの本質が浮かび上がってくる。 この繊細な人間描写こそ若くして巨匠のDNAを確実に受け継ぐソフィア・コッポラという監督の“チカラ”だと思う。 等身大の“女性”としてのマリー・アントワネットを、人間としてとてもキュートに表現してみせたキルスティン・ダンストも素晴らしかった。 「史劇」を「青春」として描くことを貫き、完成させてみせたとてもユニークで、良い映画だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-29 23:54:16)(良:1票) (笑:1票) 6.ルイ16世役の演技力ばかりが光った作品であった。 【しまうまん】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-01-29 22:16:39) 5.フランス版「女太閤記」(フランス革命期の歴史を、女性(悲劇の王女)の視点から描き出す)みたいなのかとちょっと思ってたのだが、全くそんなことはありませんでした。そしてあのあっけないラスト。普通に歴史ものを見たい人は行ってはいけません。+++政略結婚に周りからの冷たい視線、なれない異国の宮廷生活、頼りにならない夫。アントワネットの孤独やだんだん「引きこもり」になって浪費を重ねていく様は哀れを誘う。最初から世間から切り離された彼女には、確かに外の世界のことなどどうでもいいのだ。+++彼女が宮殿の中に田舎風の小屋や畑を作って友人を招き「田舎はいいわね」と興じる場面がある。宮廷生活にうんざりした彼女の遊びだろうが、なんだか現代の我々にも通じる皮肉を感じる。無農薬野菜だ、自然に囲まれた生活だって、所詮懐に余裕があってやってることであって、本当に「田舎で金のない生活」なんかする気もない人が自分も含めほとんどだろう。+++キルスティン・ダンストは、「田舎の王族から大国に嫁いじゃったミスマッチな王女様(プラスちょっと現代っ子風)」ってな難しいんだか何だかよくわからない配役にぴったりだった。音楽は正直最後まで違和感をぬぐい切れなかった。それこそモーツァルト中心に18世紀の音楽で軽くまとめておけばよかったような(ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーみたいな重厚なやつは×)。+++ヴェルサイユ宮殿と豪奢な小物がたっぷり見れたのは目の保養。しかし正直この内容で2時間はきつかった。ま、ソフィア・コッポラが普通な歴史映画なんか撮るわけないか、覚悟してなかった自分がバカでした。ごめんなさい。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-28 11:29:54) 4.ソフィアコッポラ色がよく出ていた気がします。彼女はインタビューで「ロストイントランスレーションでは東京の旅を2時間味わってもらったように、この映画ではヴェルサイユの旅を2時間味わって欲しい」という感じの事を言っていた。その意図はうまく表現できていたと思う。曲やテンポもロストイントランスレーションに近くてよかった。でも後半は正直ちょっとだらけ気味。6点ってことで可も不可もないけど、いかにもソフィアコッポラの映画だなって思った。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-22 00:35:34) 3.そですネ・・・。six-coinサンの言うとおりなのかもしれません。飛躍し過ぎてるかもしれないケド,「宮廷」の生活は今のこの自分自身の生活に置き換えるコトができるのかもしれないなぁと思いました。今の世の中,ほんとモノがあふれてて,いろんな物無駄使いして,でも自分の意思で「ココ」にきたんぢゃないって言い訳して,外の世界に目を向けようとせず,勝手に孤独になって,狂気を起こす。えー,某アニメで「等価交換」とゆう言葉がありましたが,そうなんデスよね~。キレイな靴も,おべべも,おいしいお菓子も,国をちゃんと治めてはじめて,手に入れるコトができる。知らなかったではすまされない。それだけのことを,民は求めてる。でも,女目線から見てしまうと,あれはだんながちょっとヘタレすぎたような・・・・。もうちょっと,妻も国も真正面から向き合ってあげて欲しかったデス。 【小星】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-22 00:04:59)(良:1票) 2.思ったよりよかったです。 キルスティン・ダンストが魅力的。 子犬、靴、服飾、お菓子、綺麗で可愛い。大奥の恐さは万国共通(笑) 【しろっぷ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-21 19:03:57) 1.綺麗なドレスや美味しいお菓子や素敵なインテリアだけでは、ちっともおもしろくないということは良く分かった。 制作に日本の会社が名前を連ねてるなら、いっそbased on『ベルばら』でやったほうが良かったのに。キルスティン・ダンストは可愛かった。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-01-21 00:02:32)(良:1票)
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