みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
27.映画は、画面の向こう側の世界を映し出す。勿論、接点などどこにも無い。登場人物の境遇と自分のそれとが近ければ、ちょっとだけ共感することはできる。妄想好きな私などは、あちら側の世界に同調することも容易い。が、それができる作品と言うのは、「気休め」であることが多い。素直に泣けたらストレス解消となる。うっとりできれば性欲を臆面も無く垂れ流す言い訳に。怒りを覚えれば自分の持つ以上の知識を動員しお喋りの場を議論の場に摩り替えることができる。 映画がきっかけで何らかの活動家になった人もいるだろう。原爆作品を観て…というのなら、それを批判する私が攻撃されるのは目に見えている。ので、あんまり触れたくないのだが…「ホントに共感してんのか!?」である。 一方で、そのような作品を観て涙しておきながら、何も勉強せず、何も行動しない私は一体…とも思ってはいる。言い訳ではない。言い訳ならいくらでも。「そういう団体は、信じられない。それはそれ、私は自分の生活だけで充分です。投票日だけ、考えます。」 だが、たぶん、やってる人も、やってる言い訳・理由は、スラスラと流れ出るだろう。人に活動を起こさせる映画ってのは、―語弊があるが―、簡単な気がする。 この作品はそうではない。監督の個人的な心象風景を静かに形にしているだけである。 モンティが鏡の中の自分と喋った内容は、このストーリーと関係ないように思えたが、「他人の気持ちは100%は分からない」んである。が、この作品では「分からせよう」とするのである。売人の気持ちを。人間以下の世界を目の前にして脅える気持ちを。その瞬間にも自分を温めてくれる幻を見る切なさを。売人の親友であると触れ込んでいた自分の愚かさを。 私は、自分以外の人間を「殺してやりたい」と思ったことは無いが、「何をするか分からない」と思ったことはある。錯乱して人を殺す可能性は否めない。絶対に。 そんなことは、日常では忘れている。根っからの善人だは思ってはいないが、どちらかと言えば、生善説を支持したい。だが、能天気な生善人間の中に、必ず悪が息づいているとも思っている。…善の中の悪は、やっぱり悪なのか??? この作品の登場人物の誰かに、自分を投影することができた時、善人であるはずの自分の中の悪に、何かを感じる。そんな作品だと思う。 【日雀】さん 9点(2004-12-17 20:06:42) 26.たかが7年の実刑食らった位でこの世の終わりみたいな顔して大袈裟だっての!誰がオマエを売ったか?誰でもいいじゃないの!売られて困るなら、売られる様なマネすんなっての!買うヤツがいるから売るだなんてエンコー女子高生みたいなこと言わせないぞ!お前の捌いたヤクで何人の人間が不幸になったか考えなさい。ヤラレて嫌な事はヤリなさんな!ったく米国人ってのは困ったもんだ! 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-12-09 17:48:06)(良:2票) (笑:1票) 25.正直おれがいちばんドキドキしたのはジェイコブがクラブのトイレで教え子の口唇を奪うという、本編とは全く関係のないあのシーン。あの後、彼は学校でどうなったんだろうか?モンティよりもむしろそっちのエピソードの方が気になってしまった。 【Minato】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-12-08 21:14:17) 24.ラストシーンは、評価が別れますね。俺は好きですけど。かかる極限の状況下に於いてこそ、人は素直になり、自分を見つめ直すことが出来る、ということでしょうか。日本人には馴染みの薄い世界観かもしれませんが、訴えかける要素は十分あると思います。 【金子淳】さん 7点(2004-12-02 00:26:26) 23.自業自得と言えばそれまでなんだけどさ 【NIN】さん 8点(2004-11-25 15:09:41) 22.犯罪はいけない、刑務所は怖いぞー!って言いたいのか..「犯罪撲滅キャンペーン映画」のように見えた..ドラマの部分は、私的に共感できないところが多く、面白味に欠けます... 【コナンが一番】さん 5点(2004-11-19 12:10:48) 21.素晴らしか~!!やっぱエドワード・ノートンいい味だしとうね。あと音楽最高!!人間後悔しっぱなよ!!でもそこからが大事ばい!! 【はりマン】さん 10点(2004-11-05 00:23:47)(良:1票) 20.相変わらずエドワードノートンは一定以上の演技を見せてくれる。脚本自体も、人の気持ちの流れが結構リアルに表現されていたと思う。主人公のあらゆる人に対する不信感とか、刑務所に入る友人を前にした気まずさ、どう接したら良いのかわからないところとか。テーマは当然重いし、救いもあまりないのである程度余裕がないと疲れる映画かな。人は選ぶと思うけど、ヒューマニズム系の映画としてはなかなかいい出来なんじゃないかと思う。 【りょう】さん 7点(2004-10-15 03:10:25)(良:1票) 19.前半は少し眠かったのが、後半はむしゃむしゃ面白くなってくる。役者のテクニックが光っているのもよくわかる。1番輝いていたのはイヌっすけどね。でも2時間半もいるか~?てちょと疑問にも感じる。そこ以上に引っかかるのはタイトル『25時』。特に時間をポイントとしているわけでない。つーことは?『24』を意識か?よく聞けば、BGMも『24』に似ている!チャ~~~チャラチャ~~チャ~~~。うんこれはモロに『24』だ。それとも私は病気か。 【やいのやいの】さん 5点(2004-10-15 00:05:44) 18.あとからジーンとくる映画です。 【たま】さん 7点(2004-10-03 22:03:37) 17.もしも「何か」が起きなければ、在り得たかも知れない将来。 思い馳せたところで、取り戻せる筈もなく、すでに失ってしまった幸福。 誰かを罵る事も虚しく、もっとも忌み嫌うのは自分自身。消そうにも消せない嫌悪。 弱者からの搾取を止められなかった、あるいは、その事実から距離を置いた友情。 醜くなった自分に心を開くのは、名前も知らない少年。 傷付き恐れている臆病な自分を乗せて、車は不幸へと進む。 映画全体から感じるのは、どこか「自責」のようなもの。 これを今のアメリカに照らし合わせて受け取るのは、考え過ぎだろうか。 【じょるる】さん 6点(2004-09-25 22:20:08)(良:2票) 16.モンティみたいな男になりたい。小説も読んだけど映画と多少しか変わらなかったのに残念。。 【゜。☆゜゜。愛す・ラテ。゜゜。★゜】さん 7点(2004-09-23 22:36:25) 15.NYに対する不満をぶちまけていたモンティが収監直前になってかけがえのない存在だと気づくシーンが良かったです。本当は愛情の裏返しだったんですね。自業自得であるモンティはもちろん、知っていて止められなかった彼女、二人の友達の後悔の念が伝わってきて辛かったです。ありえない幸せな未来を語る父親の愛情にもジーンときました。 【ジョナサン★】さん 9点(2004-09-22 20:19:48) 14.印象に残る所は色々あるんだけども、まず怪我して捨てられたドイルを助ける冒頭から何か好きだった。孤独や悲しみをもつ似た者同士のモンティとドイルが並んで歩いてる姿を見てるだけで、何か切なかった。言いようのない悲壮感や自分への怒りに苦しみ、24時間後に待ち受ける刑期にどうしようもない絶望感はあるんだけども、今まさに”新たな人生”を生きてるドイルを見ていると何か少し救われた気がした。 あとラスト、窓越しに交わす人種の違う少年とのシーンが印象的。以前は様々な人種に対して罵声を飛ばしていたモンティが、24時間後に一時の終わりを告げ、慣れ親しんだ街を後にする時、これからなくなるものの儚さを知り改めて大切な存在だったということに気づく。それこそがスパイク・リーにとってのNYで生き抜く人達の人物描写であって象徴であると同時に、グラウンド・ゼロなどの場面描写も含めそのNYに対する彼なりの愛情表現なのではないかなって思う。 【c r a z yガール★】さん 7点(2004-09-18 03:28:54) 13.刑務所収監直前の男の一日のストーリーを最近、ぱっとしなっかった巨匠スパイク・リーの貫禄十分な演出で最後までドキドキしながら観れました。かけがえのない人たちと対峙することによって中途半端な絶望が徹底的な絶望を味わうことになり、今まで憎悪の対象でしかなかったあらゆる人種が収監直前に主人公の目にはかけがいのない存在に映ってしまうこの奇蹟!!人間賛歌としてすばらしいアメリカ映画と思いました。 【シュンペーター】さん 8点(2004-09-17 10:31:39) 12.心にズシッとした重みが乗っかかってくる。原作とは多少テイストの異なる映画になったが、そこはさすがスパイク・リーの骨太な演出を見せてくれる。刑務所収監を明日に迫られた主人公、最後の24時間がただ淡々と過ぎていく…。荒涼としたニューヨークの街並みがより一層刹那感を際立たせる。結局は主人公の自業自得でしかないが、これからも自分はモンティとは違い愛する人と一緒に夜を過ごすことが出来るという喜び、そして主人公の決して避けては通れない過酷な運命を痛感した。相変わらずエドワード・ノートンのカメレオン演技には脱帽、個人的にはまたもやフィリップ・シーモア・ホフマンが冴えない駄目男を熱演していたように思う。 【かんたーた】さん 9点(2004-09-14 21:25:45)(良:1票) 11.中盤あたり、だらだらしたけど、ラスト近辺の展開と映像は絶対引き込まれる。仁義ある犬ドイルに乾杯。 【ヒロヒロ】さん 7点(2004-09-13 13:34:01) 10.エドワード・ノートンとバリー・ペッパーの最後の方のシーンが印象的 【粉】さん 7点(2004-07-19 01:09:33) 9.10年前から道を反れたモンティを親友も父親も恋人も本気で忠告したり救おうとしなかった。収監を目前にしてそれを悔やむ彼ら。もちろん自業自得ではある当人も。この場に及んで悔やんでも苦しんでも誰も過ぎたこの年月をやり直すことは出来ない。最後にもし西へ行ったら、、と語られる家族に囲まれた幸せなもう一つの人生。もしかして彼にはやってこないかもしれないこのくだりが切なく胸に迫って泣ける。地道に誠実に平穏に生き、家族を増やしつつ年を取っていく平凡でささやかな人生。「人生を無駄に生きるな」こんなメッセージがずっとリフレインしてます。黒猫さんはじめ皆さんの素晴らしいコメントに共感したりいろいろ教えられました。それ以上うまく表現もできないのですが、とにかくいろんな感慨をおこす作品でした。 【キリコ】さん 8点(2004-05-15 16:33:24)(良:1票) 8.エドワードみたさの友人に連れられ劇場へ。英語を話せ!韓国人!っていうメッセージが、自分に向けられたようで、笑えな~い。あれが監督の味なのでしょうか。 【ちひろ】さん 5点(2004-04-17 16:14:10)
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