みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.「同性愛は究極の純愛」が持論(?)の私にとって、かなり心に染みる映画だった。投げ縄でイニスの足を引っ掛けて別れがたい気持ちを表現するジャック。愛する妻を抱く時に後ろを向かせてしまうイニス(あんなに柔らかそうな胸なのに......!)。琴線に触れるシーンはいくつもあったけれど、ラスト近く、立ち寝するジャックをイニスが後ろから抱きしめてあげるシーンで、完全にノックアウトされたしまった。2人にとってブロークバックでの時間は、人生で初めての安らぎのときだったんじゃないだろうか。とはいえ、そんな2人だけの世界は、思い出だからこそ美しいのだということを実はみんな解っているんだよね、きっと。「逢わずにはいられない。逢うともっと辛くなる」そんな台詞がかつての映画にあったような・・・・。 胸を焦がすような想い、どうにもならない気持ちはどこへ持っていけばいいんだろう? 【showrio】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-10 22:51:57) 9.脚本に何のひねりもなくてもいい映画は撮れる、ってことですね。映画は差別と暴力にあふれ、多くの人びとが貧しい一昔前のアメリカ南部で出会ったゲイのカップルを淡々と描写するだけ。もしもこれが不倫の男女カップルだったら、映画になりようもないどこにでもある話。だけど、その一種キワモノ的なテーマで普遍的な「一組の出会い」を淡々と描くことで「人を愛するとはどういうことなのか」と考えずにいられない。言ってしまえば、最初に禁じ手というか反則を使っているようなもの。それが映画の価値を落とすものではないと思うけど、大衆芸術たる映画の手法としては万人受けするものではなくなる結果を招いたのでは…。アメリカではヒットしたそうですけど、ここ、日本ではアカデミー取ったのに客席はがらがら。テレビ放映も難しそうな気がするなあ…。そんな風に考える自分も偏見にとらわれているのだろうか。 【しまうま】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-09 22:46:37) 8.前評判を知った上で見たので見た時はこんなもんなの?と思ってしまいましたが、後からじわじわと切なさが押し寄せてくる映画です。時代背景、20年、美しい景色、淡々とした映像、何ともいえない気持ちになります。 【Carrot Rope】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-08 13:03:20) 7.シャツをギュッと抱きしめる所が泣けます。 【たま】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-02 16:11:21)(良:1票) 6.テーマ云々以前に、万人受けする映画じゃない。アン・リーの叙情性は、ブロークバック山の風景やラスト・カット等で存分に発揮されてたと思いますけど、私には少し淡々とし過ぎ。また、時間経過も子供の成長によって自動的に判る仕組みとなってましたが、そこから20年という時の重みを感じることはありませんでした。むしろ監督よりも俳優陣が素晴らしい。主演の二人はもちろんのこと、アイドル女優だと思ってたアン・ハサウェイが意外にも良かった(当然オッパイも含めて)。ところで、私は二人の友情に共感し、且つ同情しました。ゲイじゃなくたって、なだめたりすかしたりしなきゃならない彼女や奥さんといるよりも、気の合う野郎と酒を酌み交わした方が癒されることも多いのが、仕事に疲れた男ってもんですヨ、6点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 00:05:20) 5.本作がオスカーで作品賞を獲れなかったことに対し、多くの批判の声があがっているらしい。世間が同性愛に寛容になってきた今、この作品に獲らせないでどうする!ということらしい。……ちょっと待て!君たちは、「普段はイジメを黙って見過ごしているくせに、学級会のときにだけ『イジメはやめよう!』って声を出す子供」と変わらないぞ!僕も賞レースは面白いので結構楽しみながら観ているが、テーマだけで作品の質を決められるわけがないんだな。どちらの作品が獲るべきなんてことは言わない(もっと言うと、「べき」なんてない。)が、ちゃんと一つの作品を「映画」として取り扱ってほしい。……と、まぁ、賞レースの話は置いておきましょう。「ゲイ映画」と騒がれた本作、確かに「同性愛」をテーマにしつつも、根っこは単純に一つの恋愛物語であった。しかも、そこにいやらしさはなく、大自然に対して優しいタッチで描かれている。際どいテーマの本作を、ここまで美しく仕上げたアン・リーの手腕は評価に値する。キザで不器用なイニスと、積極的で自分の気持ちを言葉にして伝えることができるジャックという、二人の主人公を対比させて追っていくという物語展開には脱帽。二人の最初の別れのとき、イニスがジャックを見送った後で感情をあらわにするシーンなんか、お見事としか言いようがない。そして、何といっても本作は主演二人の演技が素晴らしい。特にヒース・レジャー。言葉は少ないが、彼の表情を見るだけで、感情がひしひしと伝わってくる。本作が演技部門でオスカーを獲れなかったのは少し残念かな。イニスとジャックは、「ゲイ」とは何なのか、というよりは、「愛」とは何なのか、さり気なく教えてくれた。誰の心にも響くであろう、とても切ない作品。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-31 18:43:46) 4.傑作だと思う。愛の強さゆえに苦しむ主人公の二人がとても切ない。そして悲しい。僕は別に同性愛者ではなく、この世界のマジョリティであるヘテロセクシャルだけど、主人公に感情移入し、一人で行った映画館で一人で男泣きしてしまった。「グリーンディステニー」「ハルク」は全然好きじゃなかったけど、この映画の繊細なタッチはかなり気に入った。音楽も好きだ。良質な小説を読んでいる気分にさせてくれる。主演の二人の演技も頑張ってたと思う。ただ、テーマがテーマだけに見る人によっては見るに耐えかねるだろうし、娯楽性も薄いので退屈に感じるかもしれない。でもこれは傑作だと確信しました。9点! 【ジャザガダ~ン】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-30 02:11:42) 3.う~ん、う~ん(汗)。決して悪くなかったのに・・・シメがぁっ。最後の最後に・・・うわあぁぁ、なんってことををを・・・って、NGワードまで踏んずけちゃったんで。ジャックの愛は感じるんだけど、イニスのジャックに対する気持ちは伝わって来ない。苦悩はわかるんだけど、その出どころはジャックへの愛(自分で言っててぶっ・笑)とは別物。だから最後にそんなセリフ言っちゃいけません! って思うのよ。イニスはイニスであり続けなきゃ都合よすぎてイヤ。 【ジマイマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-23 00:38:52) 2.男臭い西部劇のファンなのでこれ以上の点はつけたくない。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-22 23:00:50) 1.淡々としたラブストーリー。ただし、ラブシーンの度にばれるんじゃないかとドキドキして気が抜けない(笑)。2人が本当の自分でいられるたったひとつの場所、ブロークバック・マウンテンがひたすら美しく撮影されている。絵葉書みたいな映画でした。 【なみこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-21 23:46:48)
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