みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
236.手触りも物語もやさしい映画。起承転結の「転」のところで衝撃的展開を迎えるのですが(その先の展開は観てのお楽しみ)、全体としてはほのぼのとしています。映画全体が、C・リッチのほんわかした雰囲気に包まれているとでも表現できるでしょうか。なにより、主人公のキャラクタ設定が秀逸。風貌はワイルド、そしてキレやすい直情径行型の性格。にもかかわらず、変なところで神経質なのがおかしい。この映画の面白さは、主人公と周囲とのどこかずれた会話に負うところが大きいと言えるでしょう。主人公の両親の描写も、「この親にしてこの子あり」と納得できるものです。 【山の木屑】さん 8点(2004-05-25 15:34:22) 235.友達に進められて見た。すっごいアホ映画じゃん、ギャロおもしれー、と思ったら、最後でおいおい!うそーん。なんだかなー、って感じ。なんというか、まさに、ギャロの、ギャロによる、ギャロのための映画としか言いようがないよね。全部自分でやっちゃってるわけだし。史上最大(言い過ぎか?)の自己満足映画。なのに意外と評価高いのね。やっぱり世界はLOVEなのーー??点数はアホアホぶりにおまけしときます。 【かりぶ】さん 9点(2004-05-21 15:39:03) 234.ヴィンセント・ギャロは、自らの腐っていく弱さと自閉していくイノセンスをギリギリのラインで救済して見せたのだと思う。この映画を「主人公にとって都合の良すぎる展開だ」ということで責めるのはちょっと違う。それはその展開こそが映画の方法論だからだ。この映画が指し示す「愛情」というテーマには切実に納得させられた。心底共感したと言うと僕もダメ人間ということになるのかな? まぁそれはいいけどね。ビリーにとってレイラが確かな存在として捉えられる、その弱さを包含したからこそ了解される「愛情」がビリーを破滅から救うことになる。ビリーというとてつもなくか弱いキャラクターをギリギリまで粗暴に扱っておいて、最終的にレイラへの「愛情」という装置に吸収してしまう方法は、一見するとなんの変哲もない物語に思われるかもしれない。ただ、僕にはその弱さの自明的な崩壊がギリギリのところで救われるというか、1周ひっくり返ってやっぱり救われる、崩壊への暴力と広範囲な救済をない交ぜにするような「愛情」という風呂敷でスッポリと包み込んで救われる、というような微妙に違和感のあるラインがとても新鮮だったのだ。ギャロが最後のシーンで描きたかったのは、個から愛への広範囲なひっくり返しの救済というイメージだったのだろうと思う。確かにイメージへの意識が強すぎて、展開が唐突な感じがしないでもない。レイラの母性を強調しすぎる点もちょっとひっかかる。しかし、今の世の中で成熟を永遠に放棄した人間たちがその内包している弱さを開放する方法など全くないのが現実なのだ。ギャロはそれをどうだと言わんばかりに開放してみせた。そこには人間の成長物語など初めから存在していないことに留意してほしい。人間の弱さこそ優しさの源泉だと僕は思う。しかし、それは腐っていくものだ。そして、それは絶対的な強さに転換などしない。僕らはそれをただ抱えていくのみで、そのことは人間の成長とは全く関係のないことだ。敢えて言えば、損なわれつつある人間が絶対的な個という「強さ」を放棄することによって回復していく、そういう可能性の物語なのだといえるのではないか。 【onomichi】さん 9点(2004-05-19 01:25:36)(良:3票) 233.レイラがビリーを好きになるきっかけが描写されていないのに、恋に落ちてるのが理解できない。だって、ぜんぜん魅力的じゃないでしょう。どこをどう解釈したら、ビリーが優しい人になるのか、分かりません。そりゃ、ビリーにとってレイラは都合のよい女の人でしょう。誰も愛してくれなかった自分を、愛してくれる可愛らしい女の人なんですから。でも、結局自分の愚行の理由を、すべて環境に押し付けて、環境が好転したから愚考を回避した、というラストではビリー自身何ら成長しておらず、相変わらずの自分勝手な甘ったれ野郎ということになる。つまり、序盤でのあの好感の持てない人物とイコールのままなのではないでしょうか。弱さや甘えと、優しさと繊細は別物。そこはまあ、今後変わっていくとも想像することも出来ますが…。あと、中盤の盛り上がりに欠けます。 【虚学図書之介】さん 3点(2004-05-15 15:03:33)(良:3票) 232.後半から楽しかった。うん、よかったよかった。 【ムーンナイトロンリー】さん 7点(2004-05-12 09:49:35) 231.当方女ですがこの映画は面白かった。実家でペラペラ嘘つくレイラが可笑しい!「実は赤ちゃんが・・・」で爆笑しちゃいました。レイラみたいな子いますよ友達に。変な男に引っかかりまくってる(苦笑)最後はバットエンドじゃ無くて良かった。あとグーン!リアルで笑えた。 【なつもも】さん 7点(2004-05-10 07:45:51) 230.最後が好き。 【どろ】さん 6点(2004-05-09 14:15:28) 229.ああー、これって日本でいや"ヤンキー・純粋・不器用"だよな。島田紳助がよくいってるんだよね、「ヤンキーって不器用なだけやねん、けど純粋やん」みたいに。この考え方が昔から根強く残っているのは元ヤンの方々が社会に出て活躍して、その自己肯定の一つとして使用されているんだろうな。そういう考え方もあるんだなー。と、共感もせず淡々と観て思いました。この映画、元ヤンの方とかズバリはまるんじゃないですか?「虚勢・神経質・暴力的」って綺麗にダメ男を作り上げていて、ターゲットにはまったらこりゃ泣くだろうなという演出でした。(意図的ではないにしても。)共感はできないんですが、「いるいるこんなヤツ!」みたいな楽しみがあります。特にレイラがビリーに惹かれていく過程は興味深く観てしまいました。日本でも、どうしようもなくダメな男にばかり捕まってしまう女っていますよね。肉体が豊満で、露出が高くて、ちょっと勝気な女、まさにこのレイラのタイプです。アメリカにもいるんだと面白くなりました。あれを「優しい」と知覚してしまうのは、悲しい性というところでしょうか。しかし、結局ダメ男は自分で沼から這い上がれないんですね。レイラの慈悲にすがって幸福になる。なんだか悲しい物語です。幸福な結末だから悲しくはないのかもしれないけど、やっぱりなんだか悲しい。やっぱり人間ウソついちゃいかん。人に迷惑かけちゃいかん。自分をコントロールできなくなると悲惨だ、なんて思いました。音楽と映像は良し。 【fero】さん 6点(2004-05-09 03:51:49)(良:2票) 228.面白いけど、感情移入ができなかった。 【患部】さん 6点(2004-05-06 16:32:21) 227.とにかくヴィンセント・ギャロがおバカに見えました。面白かった。 【けっけ(硝子の心を持つ少年)】さん 6点(2004-05-04 09:38:07) 226.グーンの腹がすごい。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-04-26 17:29:10) 225.主人公に好感が持てず、あまり感情移入できませんでした。それにしても、こういう恋愛の形というのは、フェリーニの「道」に端を発してるんでしょうか? この映画を観ている間じゅう、「道」が脳裏にちらつきました。 【K】さん 6点(2004-04-24 14:49:06) 224.個性的で存在感のある映画だと思います。 でも、また観たいという気にはあまりなりませんでした。すいません。 【ボビー】さん 7点(2004-04-23 22:01:47) 223.苦手な映画なのに、「好きな映画は?」と聞かれると、「バッファロー’66」と答えてしまう。 【こわだりのインテリア】さん 4点(2004-04-23 15:29:57) 222.久しぶりに後味すっきりの映画をみました!! ほんとよかったです。音楽センスも、ストーリーも、映像的にも大好きです。 【リノ】さん 10点(2004-04-05 12:34:02) 221.ビリー、繊細だったなー。音楽もいいしカメラワークも好き。最後も救われるし。 【ぷー太。】さん 7点(2004-04-02 23:41:55) 220.カメラワークと音楽は最高でした。どうも主人公が好きになれなかったのでこの点数です。リッチは可愛かったです。 【ゆきむら】さん 6点(2004-03-31 17:14:05) 219.かったるいけど、つまらない映画じゃない。ラストはなかなか考えさせられるオチだし、なによりBGMのセンスがかっこいい。万人に受け入れられるとは思えないけど私的にツボだった。リッチの踊りが可愛すぎる。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2004-03-28 14:25:35) 218.不器用な男で変に几帳面。そんな主人公を好きになるか嫌いになるかでこの作品自体も評価が分かれるんでしょうね。自分の場合、普段ラブストーリーは全く見ないけれどこれは最後まで苦痛もなく見切れた。 【ひで】さん 8点(2004-03-27 12:31:06) 217.あまり音楽を使わずセリフも少なかったので気だるい感じで見れました。見終わった後もなぜか気持ちがいい。 カメラワークが僕には新鮮で役者目線で見れる場面も多かったのが良い。しかも人が一人も死んでいませんよね?珍しい。 ただ、伝わるものが無く残念な感じも。 【TEZZ】さん 6点(2004-03-26 16:54:56)
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