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【クチコミ・感想(9点検索)】
2.冒頭の列車強盗、犯人を追う警察の追跡劇。次から次へと畳みかけるような展開と、衝撃のラストに、圧倒されます。古い映画は地味でツマラン、という偏見を吹き飛ばすには、格好の作品です。 とは言え、ひたすら煽るような描写ばかりが続く訳ではなく、例えば潜入捜査官にまつわる描写などは、比較的、抑制されていて、サラリと流してます。いまどきの映画なら、彼の焦りや戸惑いの表情を随所に織り込んで、もっと暑苦しい作品にしちゃうところかも知れませんが。その代わり、キャグニー演じるギャングの親分の描写はもう、容赦がない。脱獄した彼が、裏切った部下のもとにやってくる場面の、怖いこと。 何を仕出かすかわからんヒトってのは、怖いもんです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-06-09 22:38:06)
1.極悪非道。徹底してます。母親が牛耳ってるという構図は30年代に実際にいたバーカー一家(ロジャー・コーマン『血まみれギャングママ』の元ネタ)ってのがあるんだけどこの母親への依存度の異常さの徹底が極悪非道さをリアルにしている。この異常な依存があるから潜入捜査官への強固な信頼がまたリアルとなる。サミュエル・フラー『東京暗黒街・竹の家』のその関係が変質的であったように、構築されるはずのない関係が構築されるにはそれなりの理由が必要でその影には異常さが不可欠なのだ。仲間であっても殺すことになんの躊躇も感じない非道ぶりを見せつけているので潜入捜査官とのやりとりは常にドキドキもんなのだがそこはネチネチいかず意外に淡白。そのぶん怒涛の反社会行為がテンポ良く襲い掛かる。最後の石油コンビナートはたしか鈴木清順『悪魔の街』でも使われてたけど、この映画が後の多くの映画に多大なる影響を与えたであろうことは見ればすぐわかる。インパクトが凄まじいのだ。強烈なキャラクターとしての最善の最期がとどめを刺す。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-16 15:18:13)
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【点数情報】
Review人数 |
20人 |
平均点数 |
7.30点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 5.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 10.00% |
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6 | 3 | 15.00% |
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7 | 4 | 20.00% |
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8 | 5 | 25.00% |
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9 | 3 | 15.00% |
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10 | 2 | 10.00% |
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【その他点数情報】
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