みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
11.すごいなぁ。宮崎駿。本当に。まず非凡な色彩感覚によって描かれた美しすぎる絵!この絵が動くという、それだけでもう感動してしまう。CGが飛び出るなんて浅い感動とはわけが違う。クラゲが動くだけでゾクゾクしてくる。そして観る者の心をごくごく小さな振れ幅でプラスやマイナスの方向に翻弄する演出。ほんのちょっと嬉しくなって、ほんのちょっと不安になって、ほんのちょっとワクワクして、ほんのちょっと怖くなる。宮崎駿の計算のうちに易々と感情をコントロールされるこの快感は、名指揮者やソリストの非凡な解釈による音楽を聴いて鳥肌がたつときの感覚に近い(というかこの作品自体、どことなく音楽的なものを感じる。音響的な意味ではなく、演出的、構成・展開的な面で)。加えて千と千尋に比肩するイマジネーションの奔流…全くどこからこんな発想が生まれるのやら、尊敬する他ない。 世の中のハードルは滅茶苦茶に高いようで、必ずしも評価の芳しくないこの作品。でも私のような少数派の人間のためにも、宮崎氏にはこれからも名作を作り後世に残して欲しいと切に願います。テレビ放送で見てしまったふとどき者の私ですが、BD必ず買いますから… 【Mum,theSanChrys】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-02-06 13:15:50)(良:1票) 10.「子供の頃にポニョ観てさぁ。水面の上って、頑張ればもしかしたら走れるんじゃないか?って信じたよ。あの時。」と、今の子供たちが、将来何年後かに思い出すんだろうなぁ。 かつて「未来少年コナン」を観た私が、飛んでいる飛行機の羽の上を走ることが出来ると信じたように。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-30 20:43:24) 9.もう、ポニョがCMでもやってたあの波の上を駆けるシーンを見ただけで大満足、満腹。もう千円もってっちゃってー!!(メンズデー)って思いましたよ。走ってるとこ見ただけで涙って出るんだな~。 宮崎監督が、「人の手で描いたものには説得力が生まれる」って言ってたけど、納得がいきました。 【あした】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-05-11 04:43:31) 8.人間のもつ、感じる、原初的な躍動をここまで表現できるとは! さまざまなシーンで、心が躍りましたし、暖かくなりました。このような心の躍動こそ、後世に、また子供たちに伝えていくべきだと思います。 【ようすけ】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-05 23:56:45) 7.子育て中の身として、男の子のしぐさひとつひとつがかわいらしくて仕方ありませんでした。一番印象的なのは、瓶の中に閉じ込められてしまったポニョを力づくでなんとか外に出そうとする場面。未来少年コナンからの定番だった極端なオーバーアクションは控えめで、子どもらしいしぐさを一つ一つ丁寧に描こうとしていたのが良かったです。たぶんそうしたオーバーアクションがすでにアニメの定番の記号的なリアリティーになってしまっていることに対する、本家としての抵抗の試みなのではと感じました。 一方、中盤の嵐のシーンの海の描写には、先日みた北京オリンピック開会式のマスゲームのような過剰さを感じました。そこまでやらなくても、子どもならではの冒険を演出できたのではないかなぁ。あんまりやりすぎるとかえって、あの状況の中で家に帰ることを優先するリサの、大人としての分別のなさが却って浮いて見えてしまいます。 手垢のついたクラシック音楽の転用のような音楽にも、にやりとはさせられるけれど、オリジナルで新しくて聴いたことのないような、それでいて優しく美しい音楽はもう久石さんには期待できないのかなという気にさせられました。 終盤は、リアリズムの代弁者としてのおときさんの辛らつなつっこみで、おとぎばなしの世界に大人の視点のまま連れ込むのに成功しているように、僕の目には感じられました。「千と千尋」の冒頭のトンネルが引用されるのも、物語的なイメージの深みを加えるのに有効な働きをしていたと思います。 もっともそれでも、人魚姫の枠組みを、成人への通過儀礼などまだまだ遠い先にあり、セクシャルな存在とはとてもいえない五歳の男女にあてはめることの無理はどうしても感じざるを得ませんでした。 全体としては、子どものリアルなしぐさをじっくり観察し、あますことなくその魅力を表現したところに、この作品の最大の美点があるように思います。最初から最後まで涙の乾く間もないほど涙腺の緩みっぱなしの映画でした。 【小原一馬】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-01 17:14:02)(良:2票) 6.スクリーンの前にいるだけで幸せな気持ちで満たされました。 ストーリーとか絵とかそういうものを超えて感動している自分に驚きました。 アラウンドフォーティですが、この歳になってもこんな感覚が残っているなんて。 -1点分は毎度のことながら声優はタレントを使うのはやめて欲しいところ。 【がち☆がーる】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-30 15:45:27) 5.「はじまり」があって「おわり」があるけれど、「おわり」は「はじまり」。海の中から陸上を見たときの不思議な感じも、押し寄せる波の不気味さも、とてもワクワクしました。私は地元なのでちょっとうれしいエピソードもあり・・・。単純明快なストーリー、あふれ出るような楽しい絵の世界、トトロに続く傑作だと個人的には思います。小難しいこと考えず、「どうだ、楽しいだろ」と思いながら観てください。 【longsleeper21】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-21 22:34:00)(良:1票) 4.今までの宮崎作品とは違って、機械の描き方が良い意味で「適当」な感じで、動いている絵本といった趣でした。手描き感がとても強く、僕はおとぎ話の世界にぐんぐん引き込まれてしまいました。 【leo】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-17 17:43:17) 3.まず、文句なしにポニョが可愛い。大人としてストーリーにつっこみどころはあるけれどそうゆう目で観る作品ではないのかな。というのが正直な感想。アラだらけではあるけど心がきゅんとする映画でした。声優をつとめた所ジョージさんが「この映画を素直に楽しめる人は(心が)綺麗な人だと思います」といっていたけれど、ある意味では納得してしまった。絵本を見る感覚に近いような気がしました。こうゆうのもたまには良いです。 【civi】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-07 00:31:13)(良:1票) 2.アニメというものは、根本的な部分で「寓話」であるべきだと思う。 そして、理屈ではなく、感覚的な面白さ、愛くるしさ、に埋め尽くされた時、アニメがアニメであるほんとうの価値が見出されるのだと思う。 日本のアニメーション界におけるもはや「神」である宮崎駿の最新作。 CGを駆使し極限まで作り込まれたここ数年のあまりに魅力のない「精密作品」から一転して、手書きの「絵」で紡がれた絵本のようなこの作品の存在と方向性は、圧倒的に正しい。 ストーリーに深みはない。でも、スクリーンいっぱいに映し出される“生命感”に溢れるアニメーションを見ているだけで、ただ“楽しい”。そして、1シーン、1カットに情感が溢れる。 これこそアニメである。幼い頃に見続けたディニーアニメの根幹、そしてジブリアニメの紛れもない「原点回帰」を見れた。 正直なところ、最近2作に対する失望感から、期待よりも不安の方が大きかった。 ただそれでも、ジブリアニメで育った者にとって、宮崎駿の映画というものは、絶対的に心の拠り所なのだ。 幼い頃から与えられ続けた「幸福」と「興奮」と「高揚」を求め続けてしまう。 そうして辿り着いた久しぶりの安堵感。それがただ嬉しい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-02 00:14:56)(良:2票) 1.ものすごく楽しめました。一言でいえばとてつもない映画です。しかし、ビジュアル面では過剰。ストーリーは異常。まちがいなく世界最高の映像表現のアニメ映画ですが、なんというか、ファンタジーとリアリティーのバランスが常人にはちょっと受け付けないほど狂ってませんかこの映画。 【チビすけ】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-07-29 18:37:31)
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