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ブレット・トレイン

Bullet Train
2022年【米・日・スペイン】 上映時間:126分
アクションサスペンスコメディ犯罪もの小説の映画化
[ブレットトレイン]
新規登録(2022-07-03)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-08-06)【イニシャルK】さん
公開開始日(2022-09-01)


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監督デヴィッド・リーチ
キャストブラッド・ピット(男優)レディバグ
ジョーイ・キング(女優)プリンス
アーロン・テイラー=ジョンソン(男優)タンジェリン
アンドリュー・小路(男優)キムラ
真田広之(男優)エルダー
マイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)ホワイト・デス
ザジー・ビーツ(男優)ホーネット
ローガン・ラーマン(男優)サン
サンドラ・ブロック(女優)マリア
福原かれん(女優)新幹線の乗務員
マシ・オカ(男優)車掌
デヴィッド・リーチ(男優)ジェフ・ズーフェルト
ライアン・レイノルズ(男優)カーバー(ノンクレジット)
チャニング・テイタム(男優)乗客(ノンクレジット)
堀内賢雄レディバグ(日本語吹き替え版)
山本舞香プリンス(日本語吹き替え版)
津田健次郎タンジェリン(日本語吹き替え版)
関智一レモン(日本語吹き替え版)
阪口周平キムラ(日本語吹き替え版)
井上和彦エルダー(日本語吹き替え版)
木村昴ウルフ(日本語吹き替え版)
米倉涼子マリア(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
小松史法(日本語吹き替え版)
吉野裕行サン(日本語吹き替え版)
原作伊坂幸太郎「マリアビートル」
作詞永六輔“Sukiyaki”
作曲中村八大“Sukiyaki”
挿入曲奥田民生“Kill Me Pretty”
坂本九“Sukiyaki”
撮影ジョナサン・セラ
製作デヴィッド・リーチ
アントワン・フークア
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
あらすじ
何かにつけて悪運が付きまとう殺し屋レディバグ。前の仕事で酷い目に遭い、カウンセリングを受けつつ復帰した仕事は、日本に渡り東京発京都行きの超高速列車内でブリーフケース1個を盗んで持ち出すという単純な仕事。ところがまたしても悪運が彼に降りかかり、全く覚えのない相手から命を狙われるはめに。到着した駅でも降りるに降りれず、ついには終点の京都まで向かわざるを得なくなった彼を待っていた結末とは?伊坂幸太郎の「マリアビートル」を、デビッド・リーチ監督がメガホンを取りブラッド・ピットを始めとする豪華キャストで映画化したクライムアクションコメディ。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-08-24)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.“ニッポン”は、世界中の外国人にとって、我々日本人が思っている以上に、唯一無二の「娯楽」の塊なんだと思う。
サムライ、ニンジャ、フジサン、アニメ、コスプレ、そしてシンカンセン。時代を越えて積み重ねられたその累々とした娯楽要素こそが、この国を愛する多くの外国人が求めるモノであり、憧れなのだ。

長年、そういった“ニッポン”を愛する外国人が生み出す映画を観ていると、日本人が見せたい“JAPAN”と、外国人が見たい“ニッポン”とでは、そもそものベクトルが異なるということをつくづく感じる。
昔は、そんな“トンデモ”日本描写に対して鼻白むことも多かったけれど、今は、逆輸入の新しい娯楽性として純粋に楽しめるようになったし、それほどまでこの国を愛してくれている海外クリエイターたちに感謝を覚えるようになった。
そう、そこにあったのは、日本文化に対する「無理解」ではなく、圧倒的な「愛」だったのだ。

結論を言うと、本作「ブレット・トレイン」(a.k.a「弾丸列車」)は、想像を遥かに超えた“トンデモバカ映画”だったが、紛れもなく日本がルーツのこの作品は、日本人にとっても圧倒的娯楽だった。
ずばり、エンターテイメント大作として“ケッサク”である。


私は伊坂幸太郎の小説のファンなので、原作「マリアビートル」も既読。
というよりも、ブラッド・ピット主演で映画化という情報を聞き入れてから、一年ほど前に読んだ。
伊坂幸太郎らしい軽妙さと人生観を孕んだ楽しい娯楽小説で、読了時点から本作を鑑賞するのが楽しみだった。
小説のストーリーラインを忠実に映画化しているというわけでは勿論なく、ハリウッド映画化にあたって文字通り大いに「脱線」していることは間違いない。
でも、その「脱線」こそが、ハリウッド映画化の意義であり、ブラッド・ピットが主人公を演じ、デビッド・リーチ監督がクリエイトすることによる付加価値だろう。

小説の語り口と比較すると、全く別のお話のようにも見えるかもしれないが、原作が描くテーマや精神性は、荒唐無稽の映画世界の中でもしっかりと反映されている。
疾走する高速列車の中で、登場人物たちの「悪運」と「幸運」が、絡み合い、鬩ぎ合い、運命を切り開いていく。
殺し屋たちが織りなすその群像劇そのものは、非現実なファンタジーだけれど、現実世界であってもおびただしい人間たちの悪運と幸運が入り混じっていることには変わりなく、その一つ一つの結果が「人生」であるということ。
理不尽な状況下の中で、悪運を撒き散らしながらも、自身の信念を持って存在し続ける主人公の姿こそが、今この世界で「生きる」ということの本質なのかもしれない。


ともあれ、ちょっと珍しいくらいに嬉々として娯楽映画の主人公に扮するブラッド・ピットを堪能しつつ、“トンデモ”が止まらない本作の暴走ぶりを楽しむのがよろしかろう。
本作の舞台となる“弾丸列車”の名称は「ゆかり」。
そう、ほっかほかの“白飯”に、極彩色豊かな“ふりかけ”をたっぷりかけて味わうつもりで。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2022-09-17 22:15:49)(良:3票) (笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.59点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

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