みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
10.アメリカ映画、全盛期の頃の本当に良い映画って感じの素晴らしい作品!黒人と白人との人種問題について真剣に取り組みながらきちんとした家族の物語として描いたこの作品、人種差別と偏見とは関係ないような暴力への追放問題、人としての正義感溢れるグレコリー・ペック演じる弁護士、アティカスの家族への愛と優しさ、そして、黒人だろうが白人だろうがどんな人種でも、皆、一緒!同じ人間なのだということを問う。裁判シーンでの緊迫感、俳優の演技、どれもこれも素晴らしく、人間ドラマとしての完成度は相当のものだと思います。冒頭に出てくるブーという男を演じたロバート・デュバルの存在感、演技、やはりこの俳優、ただ者ではない素晴らしさです。そんなロバート・デュバルとグレコリー・ペックが握手するシーンは感動的であります。窓越しに娘を抱く優しき父親のアティカスと娘の演技も感動的!この映画を観て、なるほど!何故、この映画のアティカスがアメリカ映画協会が選んだナンバーワンのヒーローなのかということが納得しました。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-11 19:19:20) 9.他の方も言及されていますが、2003年アメリカ映画協会でアメリカ映画ヒーロー第一位に選ばれたのが本作の主人公。てなことでバリッバリの差別告発社会派ドラマかと思いきや、良い意味で裏切られました。大恐慌時代のアメリカの田舎町における日常が子供の目を通して淡々と、しかし陰影を湛えて描かれていて、派手さはないものの観た後深い余韻が残りました。余談ですがこの作品で何度も繰り返される印象深いメロディ、あれって「この森で、天使はバスを降りた」の音楽に似ていた気がするのですが気のせいでしょうか?そういえばこの作品の「ブー」と「この森~」の「ジョニーB」のキャラクターにも似通った点が多いように思えました。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-25 14:27:10) 8.力強く信念を貫く優しい父親アティカスが、2003年に「最も偉大な映画のヒーロー」として選ばれたことは、こんな世情だからこそ、本当に喜ばしいことだ。 「相手の靴を履く事」言葉でいうのは易しく、実行は困難を極めるこの言葉を、体現してみせる父親を持つ、スカウトは本当に幸福だと思う。 人種差別を扱った法廷もの、ではあるが、重苦しくなく爽やかな感動を呼ぶという稀有な作品。 【poppo】さん 9点(2004-05-18 12:20:53)(良:1票) 7.しみじみとした素晴らしい映画。英語の勉強のために読んだ原作に感動して見ましたが、原作の素晴らしさを見事に生かしていました。私は「ローマの休日」を見てグレゴリー・ペックの演技が大嫌いになったのですが、この映画を見て、その評価が180度変わりました。文句なしです。ペックはほかにも「紳士協定」と「ブラジルから来た少年」が最高に面白いと思います。 【チョコレクター】さん 9点(2003-07-05 19:23:10) 6.良い映画とはこういうものだと、しみじみ感じ入った。それは良い原作があってのこと。黒人問題という重苦しいテーマの中で、主人公の少女とロバート・デュバル演じる「ブー」との静かな交流が心の慰めになりました。ディル少年が幼き日のトルーマン・カポーティだったと知り、ひとしお感慨が。 【ブタ子】さん 9点(2003-03-11 12:21:12) 5.良い映画です。学生の頃観たのですが、G・ペックのような父親になろうと誓ったもんです。そんな自分も現在、ジェムと同じくらいの年頃の娘が。(笑)娘から社会の理不尽さとかを問われる度に、この映画のG・ペックの顔が想い浮かびます。なので、嘘やごまかしは無しに、一生懸命に答えている。娘や息子から弁論ばかりで喧嘩とか弱そうと思われていたであろう父親が、狂犬病の犬をライフルの一撃で倒すシーンが印象的。眼鏡を外して、慎重に狙いを付ける仕草がいい。 【バイクボーイ】さん 9点(2003-02-13 19:41:15) 4.原作はジャーナリストの夢であるピューリッツァー賞も受賞したハーパー・リーの小説「物真似ツグミを殺すには」。地方色を丹念に描写することに出色の冴えを示すロバート・マリガンが監督し、見事主演のグレゴリー・ペックにオスカーをもたらした社会派ドラマの傑作。ペック扮するやもめの弁護士が、偏見と差別が根強く残る南部の州アラバマでレイプ容疑の黒人を弁護したばかりに白人からも軽蔑の的になる、という何ともやりきれない展開は背景が世界恐慌の吹き荒れる1930年代であることも相俟って余りにも重苦しい。が、それを辛うじて救っているのがメリー・バダム扮する娘スカウトの存在。彼女と怪しい隣人ブー(ロバート・デュバル)の仄かな交流がラストの伏線になっているのもニクイ。オスカー助演女優賞ノミネートは伊達ではないと納得させる好演だった。余談だが、彼女の実兄が後に「サタデー・ナイト・フィーバー」や「ブルーサンダー」といった話題作を手掛けることになる監督のジョン・バダムである。 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-30 11:53:10) 3. 【ブッチャ】さん 9点(2003-01-19 14:03:07) 2.しみじみと心に染みわたってくる作品です。 【ぷっきぃ】さん 9点(2002-10-20 23:28:52) 1.難しい問題を扱っているのに品の良さが失われていない。見終わった後の後味も暗い内容なのに悪くない。ただ感動して涙が出るのとも違う、それよりももっと深い感傷を与えてくれる映画。 【INOU】さん 9点(2002-03-23 18:44:00)
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