みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
10. さして長くもない上映時間で比較的大勢のキャラクターが出ているのに、一人一人が実に丁寧に描かれているのは見事!これぞ名画。 何回も何回も見てる映画なので多少はだれるかと思ったが全くそんなことはなく一気に鑑賞できた。 ただ、ネイティブアメリカン側にしてみれば奪われた土地を取り返すための正当な戦いであることは分かり切っていながら、完全に白人側に感情移入して、騎兵隊のラッパが鳴り響いた時には実に嬉しかったのは、自分でもちょっと残念w 最近南北戦争に関する書物を読んだり映画を観たりすることが多いので、酔っ払いドクターが何かと北軍のことを口走り、それにいちいち南軍くずれのばくち打ちが反応するのも面白かった。 リンゴのダラスの気の引き方、落とし方もいいなあ 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-12-31 17:08:27)(良:1票) 9.駅馬車の中の詰め込まれた乗客たちそのままに濃縮された人間模様、アパッチ襲撃の迫力、疾走感、胸のすくラストシーンまで70年以上経ても、失うことなき輝きにすげーすげーと感嘆するしかない。タフでラフ、そして粋だ。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 12:04:56) 8.人数が多いのでジョン・ウェインの存在はそんなにも強くないけど他の出演者たちと巧く繋げられてるので彼の個性はちゃんと生きてますねぇ。ウエスタン映画としてはよくあるストーリーですが、カメラワークが素晴らしいしアパッチ襲撃シーンなんかはあんだけダイナミックに、そして繊細に撮ってる映画なんて他にほとんどないと思う。今じゃカラーだし大作ウエスタン映画なんてもう作られることはないだろうからあの雰囲気を味わえないのが悲しい。。 【M・R・サイケデリコン】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-13 12:04:14) 7.ともかくお医者さんにメタメタに惚れた。コーヒーと水をバシャバシャやって酔いを醒ますシーン!その他!かっこよすぎる!!そしてみんな一人一人のキャラがすごく立ってる。台詞台詞の一つ一つに輪郭がちゃんとあって、全部無視できない。嫌なやつもいいやつもいて・・・なんだろう、そう、この馬車の中は社会の縮図なんだ(今更私の言うことでもないな)と思った。ともかく、馬車の中だけで「世界」を見せるからさ、いいなあ、昔の映画、アクション映画でも薄くない。ただ最後三人相手にあっさり勝っちゃったのが「?」だったので一点引かさせていただきます。でもいい。もはや馬車のシーンについては眼が点になったまま終わったとだけ言っておきますわ。凄い。 【かなかなしぐれ】さん 9点(2004-03-20 22:39:06)(良:1票) 6.故淀川長治先生が「西部劇の傑作!私の命のような映画」とおっしゃっておられて、これは是が非でも観なければならん。観なければ映画好きを自負できないとまで、追い詰められた忘れられない映画です。ジョン・フォードの映画は、それまでTVでよくやっていまして西部劇の巨匠として認知はしていました。しかし、この作品を観まして、西部劇の神様になりました。人物描写もさることながら、街の情景、荒れ地など、確かにモノクロなのに色のついているように見えてしまうのです。ついでに砂の匂いとか、飲んだくれ医者の酒の匂いとか。感覚とでも言うのでしょうか。そこにあるみたいな。手で触れられるみたいな。それだけ画面に映る物すべてに存在感があり、理由があるからなのでしょう。ただの西部劇とはちがうぞ。こんな作品を自分が生まれる遥か前に(まだ、空気みたいな頃に[淀川先生がよく使ってらっしゃった])作っていたなんて。今観ても充分面白いですし、退屈などしません。名画として輝き続ける1本です。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-10 12:34:54)(良:1票) 5.“地獄馬車”と言って、果たして何人がこの【駅馬車】を連想する事が出来るでしょうか?恐らく出来た人は相当映画好きか西部劇好きかのどちらかだと思います。じゃあ何故、僕が連想できたかって?それは、淀川さんの著書を読んだからですよ。この映画、淀川さんが正に西部劇といってるように、正直な話、いままで西部劇といえば荒野の七人と思ってた僕の考えを見事打ち砕いた作品であります。ありとあらゆる層の人々がひとつの馬車に乗り込み、そこでは次々と事件が起こる、そしてそれらが全て片付いたとおもったら、最後に彼らを襲うのはインディアンたち。そこからのガン・ファイトがまた素晴らしい!そして、当時CG合成など無かったであろう時代に、馬から馬へと次々に飛び移っていくジョン・ウェイン扮するリンゴのカッコいいこと!!そしてやっと目的地に着き、リンゴは当初の目的、復讐を果たし、求婚した女性と共に去っていく…この作品、前半は人物たちのやり取り、そして後半はダイナミックなガン・アクションと、娯楽映画のツボを物凄く押さえてる、正に西部劇の“決定版”だと思います。 【クリムゾン・キング】さん 9点(2003-12-15 03:46:09)(良:1票) 4.久しぶりに再見して一気に評価が変わりましたので、全面的に書き直して評価アップします。疾走する駅馬車と襲撃するインディアンの迫力、スピード感、スリルは文句なしに素晴らしい。御者台から馬を伝って乗り移るスタントはもちろん、つんのめる馬から転げ落ちるインディアンのすさまじさもすごい。これがすべて実写の体を張ったアクションだからなおさら。これ以外に乗り合わせた人たちの人物像やエピソードがとてもうまく描かれている。酔いどれ医師はここぞという時に何度も存在感を発揮する。お尋ね者のリンゴと商売女とさげすまれる女、社会のはみ出し者がみなの危機を救う爽快さ。保安官も最後に粋な人情を発揮する。 アクションだけじゃなくこうした人間ドラマが描く深さもある。インディアン悪者扱いは別としてフォード監督はやっぱり上手い。 【キリコ】さん 9点(2003-05-31 17:08:33)(良:1票) 3. 殆どシューティング・ゲームの敵機の如き扱いに、インディアンもといネイティブ・アメリカンの方にはさぞムカツク映画だろうとは思いますが、生憎私ゃ日本人なんで、差別的視点云々抜きにして駅馬車襲撃の凄まじいサスペンスとダイナミックなアクションを堪能させて貰いました。流石フォード!この時点で既にこれだけの完成度は反則と言っても過言ではないでしょう。何かとジョン・ウェインばかりが語られがちですが、製作当時(1939年)、アノ「風と共に去りぬ」と掛け持ちで、優れたバイプレーヤーぶりを発揮したトーマス・ミッチェルの存在感を忘れちゃ困ります。本作でのオスカー助演男優賞・受賞は伊達じゃナイ!あ、それと第二次世界大戦が勃発した年の作品であるってコトを呉々もお忘れなく。こういう古典を評価しようと思うのならば、その作品の歴史的に果たした影響力や先進性を常に念頭に置いて鑑賞するコトが大事だからです。この後、コレを凌ぐ西部劇の数が一体どれだけありましたか?フォード自身の作品を含めても十指に満たないと思いますが。(もしも有ると仰るヒトがいたら、ちょっとムキになり過ぎですね。頭を冷やした方が良いかと…。)私ですか?うーん、「シェーン」に「赤い河」、あと「真昼の決闘」くらいしか思い浮かばないなぁ。 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-05 06:46:50)(良:3票) 2.ジョン・ウェインが若くてかっこよかったよ。古い映画だけど。。。 【NineBar】さんの20代からジョン・ウェインはジョン・ウェインだったという意味に同感。渋いよなあ。 【かず】さん 9点(2001-01-29 20:56:15) 1.ジョン・ウェインが初々しい作品。J.フォード監督が後年量産した西部といえばあの風景といえる初期の作品。馬車がカメラの上を走って行くという手法も劇的。ジョン・ウェインは20代からジョン・ウェインだった。この言葉の意味を知りたい人は、アメリカ人に聞いてみてください。年配の方なら上手に説明してくださると思います。(笑) 【NineBar】さん 9点(2000-12-26 05:21:33)
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