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【クチコミ・感想(10点検索)】
9.ピータージャクソンお得意の、ゲテモノB級映画の要素を、大量の虫が襲ってくるシーンでがっちり組み込み、後は昔のキングコング(1933年度版)そのままの基本形に、今の時代らしく、お涙頂戴入れてロマンチックな要素も組み込んで完成。キンコン。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-18 14:49:51)
8.最も気持ち悪かったのは、エイドリアンブロディの鼻です。 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-03 07:53:43)(笑:1票)
7.映画史上余りにも有名なキャラクターであり、“怪物映画”の原点とも言うべき「キング・コング」を最新テクノロジーを駆使してリメークしたのが、P・ジャクソン版の本作。ここまで徹底して映像化してくれれば、リメークした意義があろうと言うもの。SF映画の古典のリメークとしては、スピルバーグが「宇宙戦争」に今日的な味付けを施し、その独自の切り口と驚愕の映像で我々を魅了したのが記憶に新しいが、本作はあくまでも正攻法で描ききった、見所満載の超一級品と呼ぶに相応しい作品だと言える。ストーリー・ラインも然ることながらデティールにおいてもオリジナルと大差なく、また数々の名場面はそのまま踏襲されているが、CGでダイナミックに再現された映像は、古き良き冒険活劇としての味わいを些かも損なってはいない。計算され尽くした画面構成の巧みさと映像表現に於ける技術力とセンス。そして得意の長尺ドラマの組み立て方など、P・ジャクソンの魔法のような演出は冴えに冴える。こういったド迫力の超大作を撮らせたら、今まさに“旬の監督”と言えるのではないだろうか。特筆すべきは、やはりオリジルをも超越した言ってもいいほどの、野性味溢れるコングの仕草の数々。いかにも密林の王者らしいふてぶてしさとその雄叫びの凄まじさ、時折見せる物憂げな表情など、息づかいまでも感じさせ、CGとは思えないほどの完成度の高さである。ただ、恐竜たちの描き方は迫力あるものの、画一的で面白みに欠けるし、また谷底での巨大化した無数の虫の襲撃シーンはインパクトがあり過ぎ、恐竜たちの存在を霞ませてしまうだけで、少々余計な気もする。時代設定に拘りを見せているのは、夢とロマンが溢れていたあの時代だからこそ成立し得たオリジナルへのオマージュともとれるが、やはりエンパイア・ステートビルでのクライマックスの攻防戦に焦点を絞っていたからだろう。それはコングを攻撃するのはあくまでも複葉機でなければならないからであり、蝿を追い払うかの如く叩き落とされる複葉機に対し、ビルの頂上で雄叫びを上げるコングという構図が「キング・コング」という映画の最もシンボリックな部分である以上、最新のジェット戦闘機では絵にならないのである。エンパイア・ステートビルの向こうに広がるパノラマは“カラー作品”ならではの鮮やかな色彩設計で、コングとアンを包み込むように束の間の至福感を見事に描出している。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-29 17:55:14)(良:2票)
6.オリジナルのキングコングが古典的名作としてすでに存在し、しかも1級のエンターテイメント作品であった為に、それを忠実にさらに現代のCG技術を加えて作ればまさに鬼に金棒、文句なしに10点です。オリジナルを深く愛し、テーマをきちんと理解している監督だからこそ出来たリメイクでしょうね。興行収入を考えれば2時間ちょっとの長さにして上映回数を増やせば良いいのでしょうけど、細かい所まできっちりと3時間もの長さにしちゃうのは監督のこだわりが見えて嬉しいですね。指輪物語もそうですよね。最近のハリウッド映画はまず利益ありきっていうのが見え見えなのでこういう姿勢は立派だなぁと感心してしまいます。全くの別物なんでしょうが、日本人としては是非見習って世界に誇るゴジラをリメイクしてくれないですかね~。オリジナルのテーマを完全に理解している事が条件ですけど。20年くらい前にリメイクした奴は終わってましたから(笑。 【三毛たま】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-21 01:00:58)(良:1票)
5.ピーター・ジャクソンのやりたい放題癖が炸裂しています。ブレイン・デッドを知る人がどれ程居るのか知りませんが、この人、暴走すると手が付けられなくなるようです。ロード・オブ・ザ・リングではその性癖が鳴りを潜めていたのかもしれませんが、今回は氏の特に思い入れの強い作品のリメイクということで、力の入りようが半端じゃありませんでした。スカル・アイランドでのハチャメチャぶりには、きっとスピルバーグも真っ青でしょう。後半はうって変わって泣かせモードです。ストーリーは分かっているのに、中盤でコングに入れ込んでしまったために、感情移入しまくりで思わず号泣してしまいました。個人的には2005年の最高傑作であるのはもとより、ハリウッド史上最高のエンタテイメント映画と言っても過言ではないと思います。 【(^o^)y-~~~】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-02 23:06:00)
4.ただのアニマルパニックアクションだな、別にどうでもいいや。と思いつつも、見に行ってみますと…!序盤は何かが起こるぞ、というおどろおどろしさに引き付けられ、中盤これでもかこれでもかと出現する敵キャラとコングのカリスマ性に引き付けられ、NYに連れて来られてからは、人間の勝手さに憤りを感じ、コングの純粋さに胸を締め付けられ、3時間あまりの時間はむしろ短く感じるくらい怒涛のような映像と感情のふり幅を体感させてもらいました。これぞエンターテインメント、上質の娯楽映画と言えるのではないでしょうか。良い意味で裏切られた最高の作品だと思います。でも、DVDが発売されると同時に評価が下がってしまうんでしょうね、きっと。それがまた悲しいです。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-29 21:28:11)(良:1票)
3.日本でもアメリカでも大コケ寸前らしい、この作品。冒険ファンタジー好きの観客はハリポタに流れ、人間ドラマ好きはCG先行の薄っぺらい作品だと思い込んで無視、おまけにモンスターは一見ただの巨大ゴリラで華がない――劇場に客が入らないのもわからないでもない。でも、声を大にして言いたい。今映画館をがら空きにしておくのは、流星群の降る夜に地面を眺めているのも同然だ。 まず30年代のアメリカをリアルに描いた冒頭から上質で味わい深く、文芸作品が始まってもおかしくないような雰囲気。この時点で単なるモンスター映画ではないことがわかる。 人間描写にも手を抜かず、最初の三分の一で魅力的で個性的な登場人物たちをしっかりと見せる。ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディといったなかなかあくの強いキャストが見事にはまっており、未熟な少年ジミーやナルシスト俳優ブルース(意外といいやつ)といった脇役までキャラが立っている。コングが出てくるまで長いという声もあるが、序盤がなければ十分に感情移入できない。これがあるからこそ中盤の大冒険でおいてけぼりにならず、夢中になることができるのだ。 スカル・アイランドでのアクションは文字通り息継ぐ暇もなく、前代未聞の暴れっぷり、スピルバーグが発狂したのかと思うほどだ(←褒めている)。これが現実だったらナオミ・ワッツは30回ぐらい死んでいる(←やっぱり、褒めている)。おそらくは映画史上もっとも強烈なアクションシーンであり、絶対に劇場で観るべき映像だ。 そしてニューヨークでのクライマックス。中盤あれだけ暴れたからにはラストはもっと…? と思いきや、アクションは控えめに、コングとアンの間に生まれた絆を、クリスマス間近の美しいニューヨークを舞台に描く。公園のシーンは美しく、下手なディズニーよりもずっと感動的だ。最後の決戦は、恐ろしさよりもコングの哀しさ、雄々しさが胸に刺さった。 前/中/後とカラーを変えた構成で、3時間8分の長尺も飽きることがなかった。心を打つドラマと、時を忘れさせるエンターテインメントの両立。ときに雄大で、ときに恐ろしく、ときには美しい物語。モンスター映画の姿を借りた、胸に迫るラブストーリー。あの美しい朝焼けは、今も目に焼きついている。 【no one】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-29 03:50:42)(良:7票)
2.ある男の、愛の物語。最高! 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-21 22:12:06)
1.ブラキオサウルスの疾走シーンは本当に息が止まるかと思った。後半のアクションシーンに比べて不釣合いに感じるほどあのシーンの迫力と臨場感は並じゃなかった。ハリウッド映画が世界に誇ってきた大作アクション映画のダイナミズムをジャクソン監督は見事に自分のものにしたと思う。この映画の前ではもう「ブレインデッドの頃に戻って欲しい」などというボヤキは無用だろう。アドベンチャー映画の緊張感と興奮を十二分に再認識させてくれる映画である。船出シーンから見受けられるスティーブン・スピルバーグ風のぼやけた光はロマンチックな雰囲気を作り出し、ファンタジーだということをまず実感させる。その後、不気味なスカル島をカメラが執拗なまでに捉え、コング登場、ブラキオサウルス疾走シーンで一気に観客を画面に取り込むのだ。とにかく、スカル島の造形といい、3頭のV-REXとの格闘シーンといい、監督のオリジナルへの熱意は半端ではなく、小ネタに至るまで独特の味付けで再現している。フェイ・レイネタはもちろん、オリジナル版原住民もショーのシーンに顔を出し(音楽で判る)、中国人まで登場する徹底振り(原住民虐殺シーンと市電襲撃シーンはカットしてある)。味付けと言えば、アクションシーン並みの変化を見せたのは登場人物。ジャック・ドリスコルは最初は冴えないのにいざとなると勇敢なキャラ、に変わっているし、デナム監督は卑劣な部分が強調されている。個人的にはオリジナルのカリスマ性があって妙に憎めないキャラが好きだったのだが、人間のエゴを象徴するという意味ではこちらのほうが判りやすいのだろう。アンディ・サーキスもコング役ではもちろんのこと、コック役としてもなかなかカッコいい(一番得した俳優かも)。とにかく、この映画ほど大スクリーン、大音響で見ることの素晴らしさを実感した映画は無かった。今年は面白い映画が多いとは常々思ってはいたが、1年の終わりを正しく想像を絶する映画で締めくくることが出来て感激である。これまで見たことの無いものを見せてくれたピーター・ジャクソン監督には敬意を表して満点。 追記:おかげでナルニア~は完全な3日天下でしたね(笑)。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-16 11:16:52)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
236人 |
平均点数 |
6.92点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 5 | 2.12% |
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3 | 7 | 2.97% |
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4 | 10 | 4.24% |
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5 | 30 | 12.71% |
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6 | 37 | 15.68% |
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7 | 52 | 22.03% |
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8 | 44 | 18.64% |
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9 | 36 | 15.25% |
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10 | 15 | 6.36% |
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【その他点数情報】
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