みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
9.これほど不幸な話をこれほどポップでカラフルな映画にする発想に驚きです。音楽も素晴らしく心に残ります。 【akila】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-12-16 03:15:20) 8.ポセイドンを観ようとしてタイミングが合わずに観ました。 …タイミングが合わなくてよかった…。邦画があまり好きではなく、北野武の『座頭市』以来久々の邦画鑑賞になりました。 う~ん。邦画も素晴らしいじゃないの!いやいや、自分の中ではここ数年観てきて、満足していた洋画なんかより遥かに素晴らしかったよ-!どうしようもなく暗いストーリーとどぎついエッジの効き過ぎのキャラクターの数々。普通なら映画として成り立つわけないと思っていたでしょう。 しかし、全くみたこともない調理の仕方と味付けで恐る恐る食べたら、これが『超絶品!!』。これだけ濃い味付けなのにストーリーを邪魔することなく、どっぷりと松子の人生にハマってしまいました。魅力的な音楽のスムースな繋がりやライティング、妥協のない演技等々。 完成させるのはめちゃくちゃ大変だったのではないだろうか。中谷美紀もよくやった。すごいよ(拍手)!黒沢さんにも拍手!いい女優です。 なんていうんでしょうかこの作品、心がえぐり取られるように私の中に深くズッシリと残った映画でした。私にとって麻薬的な映画となりました。(この気持ちを100人に1人くらいはわかってくれるはずですw) 好き嫌いが分かれるのも理解できます、でも気がついたら映画館で3回観てました。音楽も素晴らしいし、私の2006年、いやここ数年の映画でNo.1です!! 【アップルマーク】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-23 06:10:26)(良:2票) 7.昔8点でつけていたレビューだが、変更することにした。10満点に。 この映画を見たときはまあ毒がありつつもギャグは楽しく演出はテンポ良く、音楽はセンス良く、かなりの秀作だな、程度の感想だった。しかし1年ほど時間を置いて思い出されるシーンは川原で笙に笑いかける切ない表情の松子だったり、孤独に疲れた悲痛な目をした松子だったり。濃い味付けの映像の奔流の中で特に目立たなかったはずのシーンの数々が、私の胸の奥深くに楔のごとく突き刺さったまま消えないで残っている。とにかく松子という人の生き様が忘れられない。傑作としか言い様がない。 次回作『パコと魔法の絵本』は絶対映画館に観に行かねば。 【Mum,theSanChrys】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-11-26 16:59:01)(良:1票) 6.凄惨なお涙転落劇ををよくもまあこんなに喉越しよく見せたものだなと。監督の手腕と中谷美紀の頑張りには吃驚せざるえない。 【NIN】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-11-16 08:51:01) 5.どこか他人事のように感じてもおかしくないほど、壮絶なお話です。しかし本作で描かれている、“人から愛されたい”“他人に自分を理解してもらいたい”という想いは、人が持つ切なる願いです。ですから自分自身の物語として、本作は強く心に迫ってきます。この作品を目の当たりにすると、人生を“素晴らしい”とか“つまらない”あるいは“正しい”とか“間違っている”と言うことが、無意味なことだと気付かされます。もちろん喜びは多く、悲しみは少ない方がいいに決まっています。でもそれだけのこと。生きること自体の尊さを痛感しました。この悲惨な物語をどう観客と向き合わせるか。それが本作の課題だったと思います。ガレッジセール・ゴリの存在も大きかったですが、やはりミュージカルの要素、そしてCGとアニメの彩りが、直接的な痛ましさを和らげていたように思います。しかしその一方、明るい音楽や色彩により、強く哀しみや切なさといった情感をかきたてられもしました。矛盾しているようですが、これは自分が抱いた率直な感想です。鑑賞後は喜怒哀楽のどれでもない、言葉では表現できないような感情に襲われました。道に飛び出して大声で叫びたいような、でも心の内に秘めておきたいような。自分でも理解しきれない涙が溢れて溢れて仕方ありませんでした。この不幸な物語を、映画館で、それもおそらく日本で一番この作品を観るのにふさわしいと思われる映画館のひとつ、新宿歌舞伎町の映画館で観られたことは、自分にとって本当に幸せなことだったと思います。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-07-18 18:36:58)(良:5票) 4.『一生懸命生きて何が悪い!』 格好良く生きようとしなくていいのだ、我武者羅に生きる事が人生なんだ! 容赦なく生きた松子の直球人生にラオウの『我が生涯に一片の悔いなし』を重ね合わせ涙した男たちが日本に8人はいるはず・・・。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-07-02 18:20:00)(良:1票) 3.うーん、これはスゴイ!これこそ時代が求めていた作品でしょう!今日の邦画界は金儲けのための商業映画か、監督の自己満足映画しか作られなくなってしまった。けれど、どんなに良い映画だとしても、万人に受け入れられて初めて評価されるものだと思うわけです。だからこそ、商業主義を味方につけて濃い味付けに仕上げるというのは、とても良い姿勢。故に、好き嫌いがキッパリ分かれそうな作品でもあるのですが。勿論、中身もとても深い。誰につまらん人生と言われようが、そこにはしっかりと生きた強い松子の姿があるわけで。同時に、弱さも描かれていて、その点で、実に巧いなぁと思わせてくれる描写がたくさんあります。たくさんありすぎて、語り尽せないデス。なので、ここでは「光GENJI」について取り上げてみます。人は弱いから人を求め、宗教を信仰し、過去にすがりつく。常に何かよりかかるものがないと、もう死んでしまうしかない。その極みが「光GENJI」なんじゃないかなぁ。「私の人生にもう誰も立ち入らせない」と誓った松子が、同じ人間だけど、結局のところはバーチャルであるアイドルにハマっていく。そして、今までの男にしたように、自分の過去を伝えようとする。ここに松子の弱さと不器用さが色濃く出ていると思います。だけど、そんな松子の姿に涙が止まらないのです。それは、少しでも共感できる弱さがあるからなんでしょうね。まさに、「人間」を真正面から描いた作品だと思います。 【こばやん】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-06-06 17:49:51)(良:2票) 2.まぁ~げて~伸ばして~(この歌も好き) 不幸が不幸を呼ぶ不幸スパイラルの松ちゃんの人生が 華麗なエンターテイメント映画になりました。 原作もあっという間に読んでしまうくらい面白かったので どう映像化されるのかな~と楽しみでした。 お見事です。下妻物語も好きだったし、。この映画も私好み。 中谷美紀ももちろんイイし キャスティング、音楽、映像 全て好きです。 Jガーランドの「オズの魔法使い」を ちょいと思い出しました。 【しろっぷ】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-06-03 20:36:32)(良:1票) 1.いやあ、すんげえ面白かったです!もう今年のNo.1作品と断言してもいいくらい最高な映画でした。 とにかく、誰かのせりふじゃないですが、「映画って本当にいいものですね~」と言いたくなりますね。魅力的なキャスト(中谷美紀が本当に良かったし、とにかく豪華です。)、美しい映像、すばらしい音楽と面白いストーリーが見事に融合して、本当に笑えて泣けて・・・至福の時間を過ごす事が出来ました。 悲惨な人生を描いているんですが、何故か見終わった後「人生って素晴らしい!」と思えたし、何かパワーをもらえたような気がしました。 まだ見ていない人は騙されたと思って是非映画館で見てみて下さい。本当に面白いです!(騙す結果になったら申し訳ないですが・・・・・。) 【TM】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-05-31 00:29:20)(良:2票)
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