みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
3.大傑作。あえて時代性を感じさせないような設定に、丁寧に作り込まれた脚本。そこには登場人物の自由さと、昨日もここで暮らしていて、明日も同じように過ごすのだなぁと思わせる本物さ。キャスティングの妙なのでしょうか、普段あまり評価していなかったような俳優さんもとてもピッタリに見えます。鳥肌が立つシーンもあり、ほんわかするシーンもあり、邦画の最高峰です。現代の東京物語。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-07-14 01:22:16) 2.日本人を深く深く描いた映画。 言葉の全てに深い含みを感じ取れ、でもそれは日本人の最も無意識で自然なかたち。 練りに練られた脚本と素晴らしい俳優陣の演技により、圧倒的にリアルな日本人の姿が描き出されている。 上手く言葉で表現出来ない感情を、表情、雰囲気、仕草で本当に巧みに表現しているから、観賞後はずっしりと心に残る。 「いつもちょっとだけ間に合わない」という台詞。 そうそう!それが日本人だよなぁ って唸らされた。 ノスタルジックなゴンチチの音楽は優しいが、この作品は決して優しくは無いと思う。 観賞後覚えたのは上質な純文学を読んだような感覚。日本人の複雑な胸中を是枝監督は完璧なかたちで具現化してくれた。 文句無し10点です。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-11-21 11:31:44) 1.実に美しい映画である。私はこんなにも映像のひとコマひとコマに「愛」が注がれている映画を見たことがない気がする。人間はそんなに簡単には他者と分ち合える者ではないのだろう。身近な者だからこそ、尊大な態度を取ることもあるし、照れのゆえに無関心な態度を取り、あえて言うべきことを言わないこともある(日本人的?)。しかし、計算など出来ない、何気ないひと言や出来ごと(食事も)の中に、あぁ、私たちは不思議にも、何ものかによって結び合わされているのだと、何とも言えない温かな感情を抱くことがある。そんな人間のいのちの不思議さ、哀しさ、いとおしさが、ドキュメンタリーではない、映画という作品によって表現され尽くされるとは!是枝監督がいる限り、これからの日本映画は大いに期待できます。 俳優陣はみな見事ですが、自分としては、YOUがあまりにも空気が妹とそっくりなのでビックリでした。あと、ゴンチチのギターが、この映像に優しくいのちを吹き込んで素晴らしい。当然といえば当然ですが、ラストにJポップなどを使わないところもさすがです。 【ワンス・モア】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-07-05 23:16:53)
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