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【クチコミ・感想(10点検索)】
2.劇映画を完全にぶっ壊した時代劇。私が求めていた時代劇です。これ、こういうのを観たかった。通常、こういう幕末ものは「薩長同盟」や「徳川幕府」のお偉いさんがぞろぞろ出てきたり、京都の街をデカクとったり、勝海舟が出てきたり・・・とにかく、話が拡大し過ぎてつまらなくなる。しかし、本作は(予算がなかったのか)竜馬を巡る人間に焦点を当てて、ほとばしるエネルギーを余すことなくフィルムに収めている。スケールは微塵もないが、その分、竜馬の半径1mにピッタリくっついた感じの映画だ。 竜馬演じる原田芳雄と、竜馬の相棒である中岡慎太郎(石橋蓮司)、そして、薩摩の刺客(松田優作)の三人が豪快な土佐弁で泥にまみれて本音を語りあい、女遊びをし、「ええじゃないか」が本当に「ええのか」と変装する。その変装姿で竜馬と慎太郎がとっくみ合い、慎太郎が肥溜にどっぷり浸かる。で、ホトボリが冷めたのか二人は女装のまま雑魚寝している。慎太郎が竜馬の身体に寝向きを変え抱きつく。「ギョ!」とする慎太郎。これが濃いモノクロで展開される。痛快だ。この表現は、時代を動かそうと革命の意思熱き者同志が、庶民の姿となって今後の日本の姿を語り合うである。滑稽であり、時代に敏感であり、バイタリティがある。それを今平さんと似ていそうで違う感覚で描写した傑作。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-09-03 13:19:01)
1.古めかしいモノクロームの映像世界に幕末の英雄、坂本竜馬の最期の生き様が鮮烈に映し出される。何よりも、飄々と男臭い独特の坂本竜馬像を体現した原田芳雄の存在感が光る。独特ではあるが、このキャラクターこそ坂本竜馬本人の人物像にもっとも近いのではと思わせる説得力とインパクトに溢れていた。石橋蓮司、松田優作、桃井かおりと脇を固める俳優陣も揃って曲者揃いで、印象的な映画世界に見事に息づいている。その先見性も含めて動乱の時代をあまりに早く走りすぎた英雄の喜怒哀楽に溢れた最期の3日間を描いた傑作。 【鉄腕麗人】さん 10点(2004-02-29 03:46:42)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
20人 |
平均点数 |
6.60点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 5.00% |
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3 | 1 | 5.00% |
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4 | 1 | 5.00% |
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5 | 4 | 20.00% |
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6 | 2 | 10.00% |
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7 | 5 | 25.00% |
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8 | 1 | 5.00% |
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9 | 2 | 10.00% |
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10 | 3 | 15.00% |
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【その他点数情報】
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