みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
3.イスラム圏で女性の髪を見せない習俗があるのは、納得できる。風に乱れる髪は、心のけっこう中心部を音楽のように悩乱させる。あれはいい。雄介に給水しようとする場で思いっきり乱れる奈緒子の髪のスローモーションは、別に名場面でも凝った撮影でもないのに、嬉しくなった。まだこういうシーンは来るぞ、と待ち受ける気持ちでさらに続きを見ていくと、練習の場で、監督と衝突した雄介が橋の途中からコースを戻り、それを追う奈緒子の髪が乱れる。二人とも着ているものにさして汗が沁みず、「爽やかな青春」に徹する(陸上の夏合宿なんてすごく臭そうなんだが、そういう気配は排除されている)。きっと終盤で給水がらみでもう一回奈緒子の髪が乱れるに違いない、と座りなおして画面を凝視していると、ライバルの綾野剛(だから高校生)が雄介に追いつかれてまとめていた長髪を解いた。う~ん、男の髪じゃダメなのよ。ライバルの諫早学院はチームカラーが黒で、彼の名前も黒田君ていうあたり、若大将などの時代の昔からライバルカラーはしばしば黒だったなと懐かしくも嬉しかったが、綾野君の髪じゃ乱れがいがないんです。そもそも「成せば成る」の精神主義系の話をストレートにやられるとゲンナリしてしまうほうで、樹里の髪だけでは覆せなかった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-10-03 10:26:58) 2.スローモーションの使い方とか、動いている人間の撮り方が綺麗で画面に引きつけられた。でも、いかんせんストーリーが単純すぎてポカリスエットのCMみたいに爽やかだけど後に何も残らない。そもそも、個人競技である長距離走に団体としての責任を負わせ集団への自己犠牲精神が美談として称えられるという、日本人好みの駅伝という競技が私はあまり好きではないのだということを再確認してしまった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-06-03 16:07:25) 1.とりあえず主演の上野樹里が可愛い。 でも、主演というほど活躍しない。 たぶん上野樹里が居なくても物語は成立する。 でも、やっぱり上野樹里が居ないとこの作品の存在理由が失われてしまう。 テーマとして駅伝を採用したのは、1つの襷をみんなで繋いで行くという感動物語を演出する側面がありつつ、実際のレースシーンはただ走ってるだけで単調という諸刃の剣。 しかも、ただ走るだけならいいけど、実際には何か喋りながら走るというファンタジー。 トップとの差もあっと言う間に詰って、都合良くデッドヒートを制して勝ってしまうという予定調和。 とりあえず何人か人も死んだし、泣く人も居るのかもね。 僕としては、駅伝を排除して2人の恋愛物語にして貰った方が好みだったと思う。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-10 01:23:44)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS