みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
15.人は誰しも悪人になる素養がある。 犯罪を犯すことは勿論「悪」だが、それ以外にもたくさんの「悪」があり、根っからの悪人でなくても「悪」に 染まることもある。 そうゆう事を本作は表現したかったのかなと自分なりにボンヤリと解釈。 同じ原作者吉田氏の「怒り」がガツンと響いたので、同じ期待をしたけど少し物足りなかった感じです。 【tonao】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-01-28 17:01:43) 14.作品の中に、罪を犯した人、罪を犯しかけた人、残念ながら法律的にはOK(?)な人、いろいろな登場人物が出てくるけれど、結局は、「口数の少ない気の毒な人」と「口数の多い不愉快な人」に分かれてしまう。 ステレオタイプなこれらの人物像に対し、ぶち上げたタイトルが『悪人』ですから、いささか結論むき出しの印象が。「はい、これは皮肉ですよ」と断ってしまうと、もはや皮肉は皮肉でなくなってしまう。 まあ、寡黙な人というものは、良くも悪くも、映画の中でかえって存在感を示したりもするもんですけどね。ただ、本作の場合、そこに「寡黙な人々同士のつながり」を絡めることで、彼らの存在を光らせています。主人公の男女二人の関係はもとより、犯人の母親に路線バスの運転手が声をかける場面だとか、被害者の父親のレンチが別の登場人物の手によって怒りの表現になったりだとか。 寡黙な登場人物だからこそ、視線が活きる場合もあったり。 という魅力もあるのだけど、総じていうと「妻夫木クン、カワイソー」という印象に落ち着いてしまうのが、ステレオタイプな人物描写の弱さかな、とも思えてきます。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-01-04 07:38:49) 13.公開時に飛行機の中で見たのを、Amazon Primeで再見。 本当の悪人は誰なのか?ってことだけど、なんともいえないねー。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-11-12 01:07:16) 12.テレビでやっていたので観ましたが予想よりずっと良かったです。殺人を起こした主人公を短絡的に悪人としては描いておらず、遠回りですが周りの人間にもかなりの悪人が居たんだよ的な描写が多いです。その割には意外と言い訳がましくはなっておらず、邦画としてはきちんと作り込まれているように感じました。 しかしながらあくまで前提条件として「殺人」=「悪人」なのは純然たる事実でもあり、そういった意味では淡々と事実を描いてあって潔かったりもします。結局のところ美化しようが言い訳しようが何しようが、、「行動」には「結果」が伴うということがきちんと描かれているので、日本のドラマ作品の中では割と奥深かったりもします。群像劇としてもきちんと機能していたし、言いたいこともきちんと筋が通っていたと感じました。 ただ・・ 被害者側の立場で鑑賞すると納得いかない映画だと感じました。頑張ったほうだとは思いますが、作り手側が加害者に感情移入していると言わざるを得ない仕上がりなのは少々残念でした。加害者側の樹木希林の演技が心に沁みましたので、この点は必見だと思います。 【アラジン2014】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-11-05 13:37:36)(良:1票) ★《更新》★ 11.本筋からははずれますが,榎本さんが学生たちに言っていたことが,40代毒男にはなんとなく刺さりました.一所懸命生きているつもりではあるのですが... 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-29 00:52:46) 10.人の出会いはいいこともあれば悲しいこともあるんだということを再認識した。 【cas385】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-05-06 19:48:05) 9.人間って弱い。 【akila】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-01-02 23:43:41) 8.地上波のカットしまくり版を見てレビュー書くのってどーよ、と思うが、お金払ってDVD借りる気にはならんだろうし、多分カットされたシーンは、お茶の間に流せないようなシーンばっかだったんだろうから、別に大勢に影響ないか、と思って書くことにしました。というわけで、原作は既読。吉田修一ファンの方には申し訳ないんだが、私はこの人の作品2本しか読んでいないけれども、嫌いです。もう1本読んだのは『さよなら渓谷』。選択が悪かったんだろうけど、まあ、嫌いになっちゃったもんは仕方ない。なので、本作もゼンゼン期待しないで見た次第。というか、むしろ、こき下ろしてやろうと手ぐすね引いて見たといっても良いくらい。ところがところが。あら、結構イイじゃない。原作じゃムカついた、佳乃の殺害シーンの描写も、こっちは見ていて「ひでぇなー」としか思わない。これは、多分、満島ひかりの演技が上手いからでしょう。始めから終わりまで、まあ、ムカつくことなく見れたのでした。脚本に原作者も参加しているけれども、こういうのって、むしろ失敗するケースが多いと思うが、本作に限っては成功していると思う。そうか、吉田氏は、こういうことが書きたかったんか、と、原作を補うものがあったような。この人は、小説家より、脚本家の方が向いてんじゃないか? とさえ思った。・・・とはいえ、まあ、だからもう一度見たいかと聞かれると、別に見たいと思わないし、心を動かされる何かがあったかというと、それもない。ふわ~っとイイ作品、でしかない、私には。でも、それはそれで十分良いとも思う。吉田作品を他にも読もうとも思えないけどね・・・。あとこれ、CMが一杯細切れで入っていたんだけれども、日本の企業ってのは、もう少し、ショーバイ根性よりも、文化とか芸術とかの精神性を尊重するっていう度量はないのかね。ある程度まとめてインターミッション的にCM流すとかさー。そういう企業だったら、同業他社の製品より高くても私は買うぞ、率先して買うゾ。そういう、芸術に理解ある(上っ面じゃなくて)本物の経営者っていないのかねぇ、・・・ということを、本作を地上波で見て一番強く感じました。 【すねこすり】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-11-29 21:49:40)(良:2票) 7.脇役の爺さん婆さんたちの演技が良く、惹き付けられた。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-11-25 14:12:00) 6.タイトルが悪人だからどれだけ非道の極悪人が出てくるのかと思ったら、誰が悪人なのかイマイチわからなかった。みんな気の小さくズルをして生きている人ばかりだ。タイトルを「小悪人」に変えてもらいたい。深津さんの役はもう少し年上で小太りのおばさんの方がいいと思った。 【こねこねこ】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-11-22 18:45:42) 5.TV(民放)で見たんですが、エンドロールで海外の映画際で深津絵里が受賞したシーンが映されていましたが映画館で上映した時もこの編集だったんでしょうか?これだけでもマイナス10点ですが…映画は原作を読んでいたので良くも悪くも原作通りです。予想外によかったのは老けたな~と思わせるほどのリアリティを見せた深津絵里と、売り出し中なのに「嫌な奴」役を演じた岡田将生です。逆にうんざりしたのは、いい加減やめたらと言いたくなるラスト部分でのスローモーション。感動的な場面の余韻を作ろうとするスローモーションほど興ざめはありません。 【仏向】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-11-18 01:29:14) 4.うーん。まあまあ興味を持って最後まで観れたかなって感じの映画でした。時代に疎い私には現実感を感じられないのですが、きっと現実に起こっても不思議ではない話なのでしょう。どの役者の演技も見事で重厚感のある映画に仕上がっていると思います。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-21 19:34:36) 3.原作未読です。 この映画が一番の悪人はだれか?を問うていることは間違いありません。 佳乃にいらっとして、車から放り出そうとする増尾への共感、自分を見下そうとする佳乃にカッとする祐一への共感、被害者の父が増尾へスパナを振り上げた際に感じた共感、恋愛至上主義が蔓延している現代において、それらしき相手に出会えずに負け組感を抱いている光代への共感、色々な立場への共感、いらだちを感じ、世間が悪い、犯罪に手を染めた人間が悪いという単純さを受け付けない映画でした。 出会い系で知り合った関係の男を運命の出会いと思いこみたい深津演じる光代と、出会い系で出会った男を利用していたことから目をそむけ、怒りを娘の純真を踏みにじった?増尾にぶつけていく柄本明演じる佳男、何を考えているのか全く分からない妻夫木演じる祐一がそれぞれ光っている佳作です。 ただ、何しろ後味が悪いので、見応えはあるけど爽快感はないですね。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-11-09 01:25:39) 2.派手さはありませんが、なかなかの秀作だと思います。舞台が九州なので、とても身近に感じました。妻夫木くんの、悪人役は、観る前は不安でしたが、観た後は、妻夫木くんにも賞をあげたいと思うくらい、好演だったと思います。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-24 18:27:53) 1.役者は皆、素晴らしい。どの登場人物にも閉塞感があり、とても切ない、ここぞと言う時にグッとくる演技をしてくれるので、間のびせず没頭させてくれるなかなかの作品だ。 しかし話に新しさは無く、演出はきわめてオーソドックス、原作の制約か監督の器量か後述するが予告編の悪影響か、それらの要素がこの作品を名作に押し上げるのを大きく妨げたちょっと残念な出来。 こういう話に起伏の少ない映画は印象的なシーンや大事な所での役者のいい顔がとても記憶に残るのが良い作りと思えるのだが、以前に見た予告編にほぼ出ているというのはどういう事?この予告編を作った人の罪は重い、映画を選ぶ材料として劇場やネットでの予告編を参考にするわけだが、この映画に関して予告編が最悪のネタバレになっているのに気付かないのか製作や宣伝サイドに呆れる、予告編が映画の評価を下げた悪例となった。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-17 09:52:22)
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