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2.シェイクスピアものってのは、いわば落語を聞くときの心構えになるわけで、ストーリーは知ってるから、その語り口で芸を見してもらおうじゃねえか、ってとこ。でもこの監督は真面目にストーリーを語っちゃうんだな。でまた、メル・ギブソンが真面目。あの人はイギリス連邦のオーストラリア出身だからか、なんか女王陛下の臣として真面目方向で、英国の国民戯曲に対処しちゃう。移民の国の人たちは、どうも故郷ヨーロッパにコンプレックスが強いらしくて、マックィーンは最後にイプセンやってたし…、国の問題ってよりも、アクション映画出身スターのコンプレックスなのかな。マッドマックスやってた男がハムレットやる面白さを狙えばいいのに、「シェイクスピア役者」の堅苦しい型に入っちゃって演じている。でもやや明るいフーテン的な線を狙ってたか。ラストの決闘でもちょいとオドケを折り込んで軽みを出そうとしてたり。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-09 09:43:40)
1. 個人的に1948年のローレンス・オリビエ&ジーン・シモンズ版「ハムレット」こそがワン・アンド・オンリーだという偏見に凝り固まった者なので、如何にゼフィレッリ&メルが奮闘努力しようと所詮は無駄な足掻きに過ぎないと一笑に付すのみ。脇は意外に曲者が多くてそう悪くはないが、肝心のハムレット&オフィーリアがアノ二人じゃあ…興醒め。ゼフィレッリも「ロミオとジュリエット」は伊ヴェローナの伝承を元にしていたからボロは出なかったけど、「ハムレット」はデンマークの王子だからねぇ…。北欧の凍りつきそうな空気までをも再現したエルシノア城でのオリビエの神掛かったディレクションと比べるのは酷過ぎるかな?リズ&バートンで撮った「じゃじゃ馬ならし」と言い、到底シェークスピア映画の権威とは思えないゼフィレッリに…6点。 【へちょちょ】さん 6点(2003-04-13 02:12:01)
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【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
6.73点 |
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4 | 1 | 6.67% |
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5 | 2 | 13.33% |
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7 | 3 | 20.00% |
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【その他点数情報】
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