みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
2.マックスはアドルフのどこを見て絵の才能を感じたのだろうか。彼のスケッチなのか、キャラクターなのか。デッサン力はあったとしても、それが絵画の才能として見えるとは思えない。それなのにアドルフに入れ込むマックスの気持ちが、この映画ではすっきり読み取れない。また、ヨタヨタのカンバス(ちゃんと張れよぉ)を前にいきなりパレットに絵の具を絞り出す、筆に付けてカンバスにのせる、それ自体が素人っぽい。普通下塗りくらいするじゃない。そんな絵画の素人に肩入れするマックスって、やっぱり解らない。ノア・テイラーの演技には戦慄さえ覚えたが、主人公のマックスの心理状態が理解できなかったために、今ひとつ納得のいかない作品。ただ、内なるエネルギーを表現する手段に、絵画から政治へと変革していく(というよりも、所詮絵画の才能が見いだせなかったのか)アドルフの、あぶない時代背景や環境は映像に出ていたと思う。 【ソフィーの洗濯物】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-07 09:18:13) 1.画家としての道と政治家としての道の岐路に立たされたオトコの人生をもっとドラマティックに描いたほうがいいのではという気がした。 どうせマックスなんていう人間は架空な人物だし、あのバーでもし会っていたらこのオトコの人生がどう変わっていたか? あの画集にはどういう未来が描かれていたか? というような想像を掻き立てるドラマティックなラストに繋がる演出が望ましかった。 どうも自分の演説により自分の画家としての道がふさがってしまった悲劇がこちらに伝わってこない。 マックスも架空な人物なので思い切って、戦争により片腕を失い画家としての道が閉ざされてしまった挫折感を満たすために、ヒトラーに自分の未来を重ねていき、自分の内面を見つめさせることにより眠っていた悪魔を起こすような結果になったという世界を描いた方が自分的には良かった気がする。 ヒトラーを美化することが出来ないという風潮がやや中途半端なものにしてしまったのかもしれない。 【六本木ソルジャー】さん 6点(2004-03-04 00:05:23)
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