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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.う~ん芸術映画。いや、もはや仏像・仏閣レベルか!と思うほど厳かな映画でした。
宇宙が大地が海が風が植物が動物がそして人間が紡ぎだす「いのちの木」。
宇宙と生命の真理をミクロとマクロの視点から説き伏せられ、
映画館にいながらお寺で座禅を組み、合掌しているような荘厳な気持ちなりました。
さすがに2時間以上も瞑想してると退屈で欠伸も出るし足も痺れてきますが
映画館でこんな体験は滅多にできるものではありません。
観終わった後もどこか消化不良を感じながらも心の中は不思議とスッキリ晴れやかでした。
慌ただしく窮屈な生活に疲れた現代人には
こういうある意味退屈な映画が必要なのかもしれませんね。
映画館の中でも気持ちよさそうに寝息を立ててる方がいっぱいいらっしゃいましたし笑。 【8bit】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-21 14:55:07)(良:1票) (笑:1票)
2.僕はどちらかというと映画に明確な「ストーリー」とその中で繰り広げられる「人間ドラマ」を求めるタイプで、「映像美」とか「精神性」とかに日ごろ興味は薄いのですが、この映画に限ってはどちらかというと擁護派です。監督の生まれや育ち方については、何も分からないので、主人公≒監督なのかどうかは分かりませんが、主人公ジャック・オブライエン(ショーン・ペン)の心の旅をただそのまま映像化するというこの映画作りへの取り組み方には清新な驚きを感じました。はっきり言って彼の半生は特にドラマチックでもないし取り立てて面白いエピソードがあるわけでもないんですが、そのひたすらパーソナルな思い出の羅列と無駄に壮大な自然風景とを単純にミックスすることで、映画の中に名状しがたい独特の融合感が生まれていることは否定できません。
ありふれた思い出は人間みんなが持っているもので、何も特別なものではありません。でも、その一つ一つの思い出は一人ひとりにとってかけがえのないものであり、それを作り出してくれたのは、太古から続く連綿とした生き物の連なりです。そして、木が枝分かれして多くの葉をつけるようなその「連なり」の背後には「神」がいます。僕は残念ながら、この一神教における「神の存在」という感覚が自分にはどうしても理解できない(世界を考える上で重要とは思えない)のですが、この映画が言いたいことは何となく理解できました。この映画は、かなり汎神論に近い考え方に基づいて作られている気がしますし、自然と神の融和ならば、神を信じていない僕の心にも比較的すっと入ってくるのです。
この映画の中には、確かに色々と訳の分からない箇所もあります。そもそも次男が死ぬという設定も必要ないと思いますし、恐竜を使って安直に生命の歴史を概観するに至っては失笑も禁じえませんでした。なぜカンブリア爆発を映さなかったのかは理解に苦しみます。それでも、この映画は今までに観たことがない優れて映画的な映画だったと思うのです。こんな作品は映画以外の媒体では生み出されえないと思いますし、今までに観たどの映画とも似ていない映画で、それはそれで凄いことだと思います。この映画のことをきちんと理解できていないとお叱りを受けるかもしれませんが、「自分史を地球誕生から書き始めるというあまりにも壮大かつ稚気溢れる試み」には少なくとも拍手をもって報いるべきではないでしょうか。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-19 00:02:38)(良:2票)
1.みなさん本当に映像が美しかったですか?
僕にはテレビで放送している世界遺産系のドキュメンタリーの方が数倍美しいと感じます。
内容として言いたいことはわかるけど別のアプローチがあるんじゃないかと…。
ただ一緒に観に行った母が心が穏やかになれたと喜んでいたので+2点献上します。 【ままごと】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-17 13:10:26)
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