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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.ピカレスクロマンの傑作。よくあるようなニヒルで痛快でカッコ良い悪ではなく、本物のワルというか、弱者を苛めぬいてそれを踏み台にする、云わば弩Sの悪漢物。特におはんを絞め殺すシーンは映像的にも秀逸。ただ検校に登り詰めてからは普通の悪代官クラスになってしまった感も。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-14 09:24:34)
2.それまで二枚目風の役柄を演じていた勝新が、初めてダーティーな汚れ役を演じ、のちの自身の代表作である「座頭市」シリーズにもつながることになる時代劇。ここで勝新は座頭市と同じく、盲目の按摩を演じているのだが、この主人公・杉の市の悪人ぶりが凄まじく、同じような風貌でありながら座頭市とはキャラクターからうける印象が全く違う。しかしこんなひどい悪人なのにこうも魅力を感じるのはやはり演じる勝新の存在感、この俳優の独特なオーラと杉の市のキャラクター性が見事に合致しているためだろう。勝新はやっぱりこういう役柄の方が二枚目風のキャラクターより断然あっているし、この映画を見るとこの杉の市のキャラクターが座頭市の原型になったというのもよく分かる話で、この杉の市も座頭市同様に勝新でなければ表現できないような凄さを感じずにはいられない。この映画での共演がきっかけで勝新と結婚することになる中村玉緒はこの頃のほかの出演作同様にとても可愛らしい。勝新との共演は「悪名」、「続悪名」などで見ているが、この映画が初の本格的な共演なのかな。そういえばこの二人の共演って座頭市シリーズでは一本もないような気がするのだが、原型となるこの映画で共演してたのか。でも一度でいいからこの二人の共演を座頭市シリーズの一篇で見たかったなあ。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-12-22 14:06:30)
1.勝新太郎の映画はほとんど観たことが無かったのだけれど、これが座頭市の原点なのですかね。しかし盲人の動きとして少し不自然さ(と言うより誇張)が目立ちすぎのようにも思えます。後に勝夫人になる玉緒はさすがに奇麗ですね。悪役ぶりの筋書きは見事で、ここまでワルだと憎めない。しかし本業(?)の琵琶の演奏場面がほとんどないのは残念です。最後の立ち回りのBGMとして取り入れる工夫はなかったのでしょうか? 【たいほう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-26 00:29:36)
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【点数情報】
Review人数 |
12人 |
平均点数 |
7.50点 |
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7 | 6 | 50.00% |
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8 | 6 | 50.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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