みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.原田知世がすごくきれいだ。すごくきれいに撮られている。それだけで十分に見る価値がある。また、市町村同士が戦争するなんてシニカルな題材だけど、実際の戦争も、国と国がやっているという意味では同じ行政のお仕事なんだと気づかされる。大真面目で人を殺す政策について議論が交わされているという点では、市町村でも国でもたいした違いがないのかもしれない。おそろしい。 【wunderlich】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-25 22:53:24) 1.ある日突然、一枚の通知書で“となり町”との開戦が知らされる。流れのままに、実態の見えてこない「戦争」に巻き込まれていく主人公。 映画のテイストとしては実に斬新なブラックジョークに包まれていて、良い意味でとても滑稽に仕上がっている。 が、それは同時にこの映画が物語るテーマの深さを表していると思う。 町単位の戦争という設定だから、その取り仕切りは当然、町議会であり最高責任者は町長、執行も普通の町役場の職員が担当する。だからストーリーとして“可笑しさ”が生まれる。 が、そこに、今この瞬間も世界各地で行われている現実の戦争と、違いがあるのだろうか。 国単位、世界規模で繰り広げられている戦争と、その本質に変わりはないのではないか。 むしろ、現実の戦争こそ、本当に笑えない滑稽さと愚かさに侵食されつくしていると思えてならない。 そしてそのことこそ、この原作が伝え描くことなのだろう。 映画の演出としては、少々チープだったり、過剰だったりする部分もあったが、問題作と言われた原作小説を巧く映像化したのではないかと思う。 透明感と無機質感を併せた表現力を見せた原田知世は、女優としてとても魅力的だった。 余談だが、この映画はほとんどのシーンが地元ロケ(愛媛県)で、随所に身近な場所でのシーンがあらわれて楽しかった。 あんなに近所のバッティングセンターでロケをしていたとは、観に行けば良かった……。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-18 18:42:49)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS