みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.「グラディエーター」コンビの南仏詩。 一番美しく見える日や時刻に撮ったとおぼしき、光をふんだんにとり入れた陰影と奥行き、空気まで感じられる内なるプロヴァンス。 アルバート・フィニーとフレディ・ハイモアによる回想シーン(ルナールの「にんじん」の名づけ親との休日を思わせます)がよくて、想い出写真、葉巻やインクの匂いが遠い夏の日を呼びおこす。 嗅覚は視覚よりも鋭敏に記憶を喚起するもの。 懐かしい世界が気ままな敏腕トレーダー、マックス(マクシミリアンだけど、マキシマスもマックスですね)のラッセル・クロウにも変化をおよぼし、ファニー(マリオン・コティヤール)にデートの誘いを断られた時はプレイボーイらしくなくナイーブ。 友人チャーリーのトム・ホランダー(小柄に見えないように撮ってあげてるのが優しい感じ)も彼の味をだして、最後は観客にかわってユルみきったマックスにツッコミしてくれ、女性たちもみんなチャーミング。 ベージュ色のプロヴァンスとブルー系のロンドン・シティの対比も鮮やかで、自身も南仏にぶどう園を所有し、旧友ピーター・メイルに原作(メイルが映画化を意識して入れたと思われる犯罪がらみのスリリングな要素がなくなっているのは、雰囲気優先ということかな。 チャーリーとマックスの従姉妹クリスティとの関係も、本の俗っぽさとはちがうものになってます)書いてもらったリドリー・スコットの、この土地への愛情が感じられる作品。 編集が早いのが少しもったいない気がするけれど、見るほどに味がでてくるよう。 プールでテニスボールを目に当てるマックスは、BRのロイ・バティのセルフカヴァーかと。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-07 23:59:34) 4.似たような作品がいくつかあり目新しいものではありませんが、一息つくのにはいい作品だと思います。後で監督を確認したら意外な気がします。確かに、ロマンスとか風景とかの描き方は足りないと思います。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-02 22:38:44) 3.邦題がこれほどマッチした作品は珍しいんじゃないだろうか。 まさにプロヴァンスの贈りものといった感じの作品。 イギリス人とフランス人とアメリカ人の価値観のズレが滑稽な雰囲気を醸し出していて面白かった。 ラストは予想した通りのハッピーエンドだったけど、そこから始まる何気無い日常の風景をもうちょっと見ていたかった。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-05-08 12:21:54) 2.(高い安い関係なく)いいワインを口いっぱいに含んだ時のような気持ちよさのある映画でした。テロワールが隠しテーマかと思いました。テロワールはワインに反映されたその土地が生み出す独自の味わいとでもいうんでしょうか。ロンドンからプロヴァンスに来てその土地になじむというのとダブる気がします。このテの映画は落ち着いた気分でないと楽しめないと思うので、多分皆あくせく忙しくしている今の時代は車をぶっ飛ばして、銃をぶっ放してスカッとストレス発散、そういう映画が受けるんでしょう。この映画が撮影されたシャトー・ラ・カノルグのワインは日本でも手に入るようなので、このワインを飲みながら映画の雰囲気に浸るのも一興かと思ってます。 【hld】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-10 09:40:35) 1.お金の心配をせずに、ワインを作りながらのんびり生活できたらいいな、と現実逃避するにはいい映画。週末の深夜に観るにはいいですね。どちらかというといとこの娘のほうがタイプです。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-27 05:42:41)
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