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【クチコミ・感想(7点検索)】
4.泣きそうな気持ちで目が覚めることがある。重い夢。内容など何一つ憶えていないのに、その夢の終焉が悲しいことだけは分かる。重く長く深く辛く愛しい夢から、今しがた無理矢理引き離された、そんな喪失感と共に目が覚める。そんな夢をたまに見る。質量の大きく、密度の高い夢。この作品の背景など全然分からない。だけれど今思い返すに、そんな、長く重い夢のような作品だったような気がする。堆積する歴史。清澄な澱。静謐で肥沃な泥土。100年の孤独。この作品を思うと、ただそんなイメージが静かに湧く。 【ひのと】さん 7点(2004-10-12 17:12:40)
3.マナキス兄弟って誰?ワタシャ知らないんですけどね、その彼らの未現像の3巻のフィルムを追うハーヴェイ・カイテルの漂泊の旅が、現実と幻想を交え時間を超越して描かれます。選び抜かれた場面に対して徹底的に長廻し撮影の連続、そこには確かにいろいろな要素が織り込まれてたりするわけですが、まあそれにしても長い。石像運ぶシーンとか、ね。この映画観てて、ミニマル・ミュージックを思い出しました。ミニマル・ミュージックは、選ばれた音楽の要素が微妙に変化しつつ際限なく繰り返される。一見ストイックな音楽に思えるけど実は正反対。「聴き所」を嫌という程延々聴かせてくれる。むしろ聴き所が「あっという間に過ぎ去ってしまう」音楽の方が余程ストイックで、それこそが音楽の醍醐味ではないか? この映画も、少々しつこいまでに「観たい」「観せたい」ものを思う存分見せてくれる。その分、映像に対する一期一会的緊張感に欠けてしまう。まあ確かに、アンゲロプロス作品にそんな無いものねだりをしてもしょうがないけど(カレー専門店でカレーが辛いと文句言うようなもんだ。カレー屋のカレーが必ず辛いとは限らんが、もしかしたら結構辛いかもしれんゾ、という予想と覚悟くらいして行くべきだろう。まして日本料理を基準に「素材自体の持つの風味が生かされておらず云々」などとカレーを評するのは論外。逆も成り立つ)。むしろ、この映画みたいな雰囲気もそれはそれで結構好きなんですけども、3時間はさすがに長いですなあ。観ている自分に緊張感が欠けてくるのが実感され、少々不安になってくる。 【鱗歌】さん 7点(2004-02-14 03:29:10)
2.そんなに重要さを感じない場面が延々続くときが結構あって、それが少々気になりはしたが、ラスト30分くらいからの人間ドラマは内容が深かったと思う。 【若】さん 7点(2004-02-02 02:28:52)
1.最後の10分間、全く画面が霧の中で静止した状態の場面が壮絶。 バルカン戦争の歴史をギリシャからサラエボまで旅することによって追体験する。 ビデオで借りたのですが3回も寝てしまってまき戻しが大変だった。 【吉岡進】さん 7点(2001-07-21 19:51:05)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
24人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 4.17% |
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2 | 1 | 4.17% |
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3 | 2 | 8.33% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 4 | 16.67% |
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6 | 6 | 25.00% |
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7 | 5 | 20.83% |
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8 | 2 | 8.33% |
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9 | 2 | 8.33% |
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10 | 1 | 4.17% |
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【その他点数情報】
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