みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.欧州の著名な映画監督の、1950年代~1970年代にかけての作品を必死になって観まくっている昨今であるが・・・ この作品を落とすわけにいかぬ・・・という事で、意を決して『ピエル・パオロ・パゾリーニ ソドムの市』を鑑賞。 最初は避けて通ろうと心に決めていた作品であったが、意識すれば意識する程、観ずにはいられなくなってしまった。 しかし、それだけ魅惑的で、金字塔的な作品であるのは確かである。 さて感想だが。。 まあ、「汚い」ということで。 でも、それだけでは終わらない作品でもあった。 これは予想外。 とにかく人間の究極の欲望を追求した作品だ。 恥や外聞、道徳心、そういったモノを一切排除し、欲望の限りを尽くす“主人公”達。 しかし、現在の日本においては、「その手」のビデオや雑誌は簡単に手に入る。 ただ単にお下劣で下品な映像を観たいのならば、この作品を観る必要なんかないと思う。 ただ単に気持ちの悪い映像を追求しただけの作品ではないからだ。 それよりこの作品は、人間の奥底に眠る、もしかしたら誰しもが持っているかもしれない“変態的欲求”を表現しているのだ。 そういう観点で観れば、ただ単に「汚い映画」では終わらず、何かを発見できる作品となる「かも」しれない・・・ 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-01 20:24:20) 2.これに7点入れる自分がけっこう怖いのですが。 大学時代一人で見て、これはいいものに出会ったと思い、 合う人ごとに薦めるという無謀をやりました。 パゾリーニの趣味としか思えないスカトロ拷問同性愛行為の数々。 大人数で劇場で見ると身の置き所がないという苦痛と戦うことになりますが、しかし「こういう世界もありでいいんだ」と安心させられた外れ者としては、妙に身の置き所があった映画なのでした。 何かに対してざまあ見ろといい、何かに対して気分が爽快になってしまい、そんな自分にであったのが怖かった記念碑的作品です。 【あにさきすR】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-14 01:29:34) 1.この作品の暗喩は深遠で、視覚的な刺激に気を取られてると2時間が無駄になる。生の三部作を撤回してまで取り組んだテーマはかなり深く、リリカルな繊細さすら感じとれる。 【ミナカタ】さん 7点(2003-02-23 06:13:54)
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