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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.アニメーションでないと描けないものがあったのでしょう。おそらく。 感情的に観させない為にも。 たとえどんな理由のある暴力でも人は奥底で傷ついている。 他人にする事は自分にする事と等しいからだ。 問題は規模は違えど誰にも起こり得る話だと言う事。 自己正当性の為に誰かを犠牲にしていないとは限らない。 心の奥底で傷ついているのだという事だと。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-04 10:36:40)
1.アニメ技術のことはよく分からないんだけど、不思議な動きをする。東南アジアの影絵のような、関節だけ留めてある人体パーツを動かしているような、でも滑らかという動き。口の動きも変にリアルで、全体新鮮な世界だった。その影絵的な感じが、記憶を探るストーリーとうまくマッチしている。話としては、ベトナム後のアメリカ映画のあのトーン。生き残ったものの後ろめたさと、心の傷。戦車の中にいるときの万能感と外に出たときの無力感、とか、カメラ越しでなくなったときの戦場の生々しさ、など兵士の証言が痛々しい。悪い映画ではなく、こういう兵士個人の心の記録が積み重なって大きな証言になればいいと、心から思う。でもかつてのアメリカもあれだけ「心の傷映画」が作られながら、ひとたび同時テロが起こると「やっつけろ」の大合唱に呑み込まれていった。個人の「私」の証言は、ひとたび「われわれ」の怒号が起こると、あっという間に掻き消されてしまう。正直、あんまり希望は持てなくなっている。もひとつこの作品が弱いのは、虐殺の本体をファランヘ党という極右組織だけに押しつけている感じがあって、もちろん黙認したイスラエル軍も非難はしているが、ちょっと逃げ腰。でも常時戦時下のあの国でこれだけ言うのも、大変だったろうとは思う。ワルシャワ・ゲットーの記憶を、イスラエルの免罪符としてでなく持ち出したのだから、そこからもひとつ、人間集団が狂う普遍的な分析にまでいってほしかった。 【なんのかんの】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-12-10 10:42:31)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
26人 |
平均点数 |
6.42点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.85% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 7 | 26.92% |
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6 | 8 | 30.77% |
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7 | 4 | 15.38% |
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8 | 2 | 7.69% |
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9 | 3 | 11.54% |
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10 | 1 | 3.85% |
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【その他点数情報】
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