みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
37.泥沼化する戦争中のさなか、人権派が発言力を増す1970年のアメリカの状況で 有無を言わさず悪人にマグナムをぶち込むイーストウッドの姿はさぞ爽快だっただろう。 当時のフィルムの特徴なのか、疲弊しきったアメリカの特徴なのかは分からないが 人も含め街全体がピリピリとした殺伐な空気は独特なものがある。 イーストウッドの魅力とともに、やはりマグナム44が印象深い。銃といえば開拓時代からの アメリカのシンボル。だけど生死を分かつ要因が、腕の差より運の要素が強くみえてあっけない。 生死の差がドライすぎる。死ぬときは簡単に死ぬ。 しかし、考えてみれば銃大国であると同時にアメリカは宗教大国でもある。 基本ぶっ放すだけというシンプルな殺人道具である銃に、一神教を重ねてみれば合点がいく。 より厳しい修行を積んだ者が強い、相対的な東洋の英雄像。 技を磨く過程、主人公の成長に魅力やカタルシスを覚える。 敵もまた修行してお互い切磋琢磨し、いつのまにか分かり合う時もある。昨日の敵は今日の友。 善悪ではなく、因果応報による理と理のぶつかり合い。 に対して、生まれながらの才能が絶対的な力を持つ西洋的なヒーロー像。 初めから強い。苦労して強くなるイメージがない。たまに修行の場面があるときはだいたい、 謎の東洋風マスターがあらわる。基本主人公は強い。弱みなどみせないし、 グダグダなやまない。戦って勝つ。敵の弾は当たらない。敵に有無を言わせない。 正義は強い。強いから正義の世界。俯瞰すれば悪すらいない。 正義ともう一方の正義の戦い。勝てば天国負ければ地獄。 この絶対的なカタルシスの背景に、神に選ばれてる感、創造主をイメージするのだろう。 【michell】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-04-07 00:19:59)(良:1票) 36.この手のアクション映画のオピニオンにして、ほぼ、骨子が完成されている。悪をかっこよく倒すアウトローな刑事、クリント・イーストウッドなんか、キャラが立ってかっこいい。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-25 21:38:06) 35.まずは冒頭の市長との面会とその後の銀行強盗でハリー・キャラハンとは何者なのか、そのヤバさ、タフさを実に簡潔に見せる。演じるイーストウッドの面構えも、台詞も、マグナムを構える姿も、ツィードのジャケットのスマートな着こなしも、全てがシブくカッコいい。 1970年代初頭。アメリカン・ニューシネマのムーヴメントの中に登場した、最高にヤバくてタフなダーティ・ヒーロー像は広く受け入れられ、長期にわたりシリーズ化されることとなります。 最近見た、本作のすぐ後に製作された「狼よさらば」の町を徘徊するワルを撃ち殺していく”アマチュア刑事”ことポール・カージーを思い出した。ダーティハリーの影響が感じられるこの作品もまた長期にわたりシリーズ化されています。凶悪化し増え続ける犯罪と警察や法律の限度。彼らもまたそんな現実が生み出した新たなヒーローのカタチだったのでしょうか。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-11 18:12:16) 34.ハリーのデカいマグナムもデカいサングラスも苦味走った表情もキメ台詞も音楽も、そんなにカッコイイとは思わないんですけど、普通のポリスアクション物のみならず「俺がハマーだ!」みたいなギャグや「ロボコップ」にも影響を与えた元祖ガンマン刑事の心意気はね。 大迫力のスコルピオの俳優さんはこれで有名になっても役のイメージがつきまとったようで、ハマリ役とはいえ気の毒な気がします。 今でこそ強烈な悪役はモテはやされる(それもどうかと思いますが…)風潮にありますが当時は違ったのでしょう。 映画は誰かをスターに押しあげる一方で、誰かの人生をねじまげる怖い存在でもあると思うので。 スクールバスの子供たちも映画の撮影とはいえトラウマになったんじゃない? 「刑事ジョン・ブック/目撃者」の主犯ジェゼフ・サマーがここでも主人公を怒らせる当局の嫌な奴。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-11-05 00:00:06) 33.評価が高いので期待しすぎたのかもしれない。 期待したより普通でした。 70年代のサンフランシスコの色のなさって、 ちょっと前の韓国とかのようだな。 さそりの狂いようより、ハリーのチョッキが気になった。 【Skycrawler】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-09-04 23:51:15) 32.イーストウッドは当時41歳かな? にしては老けてるけど、逆に言えば渋いとも。70年代の街並みも味があって良い。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-16 16:38:34) 31.刑事物の王道ですね。子供の頃からTV放映される度に見てました。今回初めて字幕で見たのですが、日本語吹き替え版の方が断然面白いです。この頃のクリント・イーストウッドは山田康雄さんのイメージが張り付いちゃってますし。合わせて淀川長治、荻昌弘、水野晴郎、高島忠夫さんの解説も今この映画を見ると懐かしく思い出します。 【はらへり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-05 23:07:36) 30.「突破口」のドン・シーゲルがイーストウッドを起用して作り上げた、痛快なヒーロー刑事の記念すべき第一作。この映画は故・山田康雄さんの日本語吹き替え版もいいです。 【白い男】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-03-08 23:19:26) 29.自分の中でハードボイルド最高傑作。幼少期にスタスキー&ハッチなどの海外刑事物を好んで見てましたが、それらとは全く異なるハードなタッチに観た当初大興奮しました。しかも山田康雄の吹き替えがまたいい。 【HAMEO】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-03-05 17:12:40) 28.「法で裁けぬなら俺が裁く」豪腕刑事ものではピカイチの作品。自らに課した一線を越えてしまった裁きに責任を取ってバッジを投げ捨てるラストにハリーの誇り高さを見ました。クールな彼の歯止めを効かなくさせたさそりは映画史上空前の悪人。「俺には弁護士を呼ぶ権利があるんだぁ・・」「漕げ漕げ漕げよボート漕げよ♪・・・」は忘れようにも忘れられません。 【The Grey Heron】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-09-26 17:32:18)(良:2票) 27.渋いッス。いかしてます。ラストとか男の哀愁滲み出まくりです。弾あたらなすぎです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-29 17:32:18) 26.はぐれ刑事モノのパイオニアとしては楽しめる。スコーピオンの動向のアヤフヤ感が気になりつつも、狂気じみた熱演が好感。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-02 14:50:38) 25.それほど悪くもないのに刑事に殺される映画ってのは多々あるけど、こんなに悪い奴なのに刑事が苦戦に苦戦を強いられて殺した作品は滅多に無い。 【taron】さん 7点(2005-01-31 18:38:37) 24.面白かったんだけど、一点どうしても気になっちゃって。あそこまで犯人を追い詰めといて取り逃がしちゃうのはプロではないでしょ。まぁ、そういう間抜けなところもハリーの魅力ってことなのかな?とにかくこの作品の語るべきところはアンディ・ロビンソン。最初は「なんて大袈裟な演技・・・」と思ってたけど、「やり切る」ってのはこういうことを言うんだね。脱帽です。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-01-23 18:09:06) 23.もちろんクリント・イーストウッドは良かったが、犯人役の男の演技も光っていた。あれだけ視聴者に憎しみを抱かせる演技はなかなかないはず。 【ゆきむら】さん 7点(2004-07-28 00:52:23) 22.刑事って言ったらハリーで決まり。それくらいこのアウトロー刑事(デカ)はカッコイイです。爆弾やらミサイルが飛び交うアクション重視の娯楽作ではなく、「刑事」と「銃」というものを大事にした本物の刑事映画だと思います。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-11 00:48:54) 21.ダーティハリーとポパイ刑事、どっちが怖いか考えちゃいました。 【映画の味方】さん 7点(2004-03-26 02:29:22) 20.凄い迫力という訳ではないが、刑事物としてはズバ抜けて面白い! 今時のひ弱なイメージでも昔の煙臭い感じでもなく、爽やかでいて強そう。銀行強盗との銃撃シーンが一番印象に残ってます 【am】さん 7点(2004-01-21 21:13:21) 19.派手な展開こそないが、他の刑事ものとは違う独特の雰囲気を感じる 【亜空間】さん 7点(2003-12-23 12:13:57) 18.懐かしい作品。イースト・ウッド若いね。 【ボバン】さん 7点(2003-12-23 03:40:01)
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