みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.もうすぐ「平成」が終わる。今作を観るにあたり、この頃合いはなかなか相応しかったのではないかと、冒頭のシークエンスで先ず思った。 昭和天皇の崩御により、昭和64年は7日間しかなかった。その僅かな期間に起きた少女誘拐殺人事件をめぐる群像サスペンス。たった7日間の昭和最後の年に取り残された人々の悲しみと傷みがドラマチックに描かれる。 佐藤浩市演じる主人公に与えられているキャラクター設定と人生模様が、創作とはいえ少々“都合よく”ハードモード過ぎるだろうと思ってしまったが、そういった物語の過剰さも含めて、この手のオールスター映画には相応しいとも思えた。 その主演俳優を筆頭に、錚々たる俳優陣の演技プランは皆判りやすい仰々しさで、決して自然な演技ではないけれど、そのあざとさも、この映画が求めたエンターテイメントの一貫だと思えば受け入れられたし、楽しめた。 前後編に分かれたサスペンス映画の前編は必然的に“尻切れトンボ”になってしまうもので、今作においてもそれは完全には否定できないけれど、物語の焦点を絞って前編として巧く纏めている方だと思う。 ストーリー展開の焦点を過去の事件のあらましと、主人公が公私において抱える苦悩、そして県警内部の極めて普遍的でだからこそ根深く、愚かで見苦しい“人間模様”に集約することで、“前振り”としては非常に興味深い物語を構築できていたと思える。 サスペンスの本筋に対して中途半端に踏み込むことなく前編の終幕を迎えるので、後編に対する興味は駆り立てられつつも、それほど宙ぶらりんな感覚は無かったと言える。 演技、撮影、編集、音楽、すべてをひっくるめた演出面は、前述の通り仰々しい“ベタさ”に溢れかえっており、「新鮮味」なんてものはまるでないけれど、好意的に見ればそれは王道的な安心感とも言え、これもまたこの手のオールスター映画には必要なことだと思う。 後編は、いよいよサスペンス映画としての展開が加速するような雰囲気だが、さてどういった帰着を見せるのか。横山秀夫の原作は未読なので、展開を素直に楽しみたい。 一つの映画を前後編に分ける映画製作の手法は特に国内大作映画において増えており、あまり好ましくは思っていないけれど、たまにはこういう楽しみ方も良い。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-03-31 22:55:51) 4.県警広報室を舞台にした(映画としては珍しい)物語..全体的に、暗~く、重~い ストーリー..主人公 三上 の左遷、出世、家族..そして時効間近の誘拐殺人事件、ロクヨン..それをとりまくエピソードが展開される..警務部広報と、新聞記者たちのやりとりは、刑事ものとしては、斬新だったかな..ラスト、三上 が記者を前にして、熱く語るシーンは良かった..物語の前編としては、合格点... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-02 23:42:53) 3.前にNHKのドラマを観ていたので内容は知っているのに面白い。やっぱり原作に魅力があるんだろうなと思います。豪華なキャストの共演ですが、赤井英和だけが何を言っているのか聞き取りにくく残念でした。後編も続けて鑑賞します。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-05-07 16:28:21) 2.対談で佐藤浩市が言ってた「これは役者映画です」と、その通りだと思った。いろんな相手と対峙している描写が映えていた。中でも広報官VS記者の関係や、その背後に背負っている設定が複雑だけど理解できるので観ていて力が入る。最後も前編の終わり方としては最高だったのではないでしょうか。 【ラグ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-03-23 21:10:45) 1.原作に忠実に丁寧に描かれている。豪華な役者陣の芝居も素晴らしい。さあ後編はどうなるか。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-06-12 13:13:56)
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