みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
14.実際にあったことをかなり忠実に再現しつつ、それなりに物語性、ドラマ性を入れ込んでいて、よくできている。 この手の実話ものの映画は見終わった後に実際の出来事はどうだったかネットで調べるのがお楽しみなのだが、調べてみてわかったのが、かなり事実通りにやってることだった。 ほとんどドキュメンタリーのレベル。 特に、エンジン停止から着水までのコックピットでの会話は、実際のフライトレコーダーの記録をほぼそのまま再現している。 エンタメ映画でここまで再現にこだわったのは評価したい。 しかし、さすがに事実通りにやりすぎると話として面白みに欠けるので、すこしフィクションをねじ込んである。 実際にはパイロットが判断ミスの疑惑をかけられることはなかったのだが、作品では、判断ミスを疑われ、主人公は苦悩することになり、ここがこの作品の一つのキモになってくる。 そして、これまた実際にはそんなことはなかったのだが、事故を調査する安全委員会の人間をいかにも嫌なヤツに描くことで、一種の「悪役」に仕立て上げる。 こうしたお膳立てを作ることで、最後に機長の判断が正しかったと証明されるどんでん返しが生まれるし、 嫌な調査局の人間をやり込めることで観客はスカッとした気分が味わえる。物語に起承転結とドラマ性が生まれる。 なかなか、うまく考えている。 ただ、実際にはこの映画の公開にあたって、悪役に仕立てられた安全委員会からクレームがあったという。まあ、さすがにそうだろう。 内容としては割とアメリカ万歳系の作り。 最後の最後で、当事者の実際の写真を出して後日譚を語るのは、アメリカ万歳系史実映画のお決まり。 この映画の直前に作られた同じくクリントイーストウッドのアメリカ万歳映画も、くしくも全く同じ終わり方だった。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-03-31 08:25:19)(良:1票) 13.良くできた美談と言えばそれまでだが、淡々としながらもコンパクトな上映時間の中で一気に見せる、イーストウッドの抑制された演出とトム・ハンクスの好演が光る。ニュースでは知っていたが、ヒーローとして祭り上げられ、疑惑を持たれた機長の苦悩に焦点を置いた後日談と顛末に釘付けになった。誰一人として死なせないパイロットとしての誇りと責務が重くのしかかる。だからこそ彼の謙虚さが大きく際立つ。 【Cinecdocke】さん [地上波(字幕)] 7点(2021-08-06 20:56:34) 12.乗客155名を救ったパイロットの英雄談かと思ったら、事後にこの様なドラマがあったのですね。 文句なしに清々しい良いお話しです。 最後、公聴会のシーンで感動させた後、副操縦士のジョークが最高でした。 イーストウッド監督、あいかわらずいい仕事してますね。 トム・ハンクスも重厚感があってこういう役柄がぴったり合います。 【とれびやん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-14 15:07:50) 11.機長が本当はどう考えているかの見せ方がうまい。まったく逆の展開を描いてもおかしくない映画の入り方だった。感情を抑えた演技のトム・ハンクスも渋い。 【ラグ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-04 00:33:03) 10.いい映画でした。でも中盤まではちょっと冗長かな。トム・ハンクスの演技が抑えすぎて、機長の感情や考えがいまいち伝わらないのが残念。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-12 10:54:16) 9.本当に映画の様な話だ。墜落時の鬼気迫る状況とか、パニック映画をイメージしたが、実際はこの絵のとおり的確な判断をした機長と沈着冷静な副機長がいて、機内もこんな感じだったのでしょう。面白いというより、感心した作品。 【SUPISUTA】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-21 19:20:26) 8.いい映画だなあと思ったら、クリント・イーストウッド監督。 なるほどねえ。 短い上映時間の間に、ぎゅっと感動が詰め込まれた作品でした。 【プラネット】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-11 21:12:47) 7.2009年の事故だから、まだ記憶に新しい。あのニュースの後に、こんな事態になっていたとは知らなかった。良いことも悪いことも徹底的に調査、分析して報告する。これはアメリカの伝統みたいなものなのだろう。こんな国と戦争すべきじゃなかったと毎回思う次第なんだけど、本題に戻って、各々がプロフェッショナルとしての自覚を持ち、働く姿はかっこいいなと。乗客の命を救ったという点では機長の判断と腕によるところが殆どすべてではあるが、副機長、管制官、CA、救助を行った人たちまで皆、冷静に自分のすべきをことをした。それを称える機長と、副機長の最後のジョークが素晴らしい。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-02 01:07:14) 6.事件の内容は知っているのでどのような結末になるかヒヤヒヤする類の映画ではなく、 ゴールに向かってどのような見せ方をするのかがとても重要な映画。 とてもシンプルに丁寧につくられた映画はさすがイーストウッドなんだけど、 イーストウッドだからこそ、もっとハッとする演出も期待してしまい 期待に応えてくれる何かがなかったのが残念だった。 【aimihcimuim】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-05-28 07:29:06) 5.イーストウッド監督すごい!!あと20年は撮り続けてほしい。本当にそう思います。よくこの題材 で、こんなに魅せられる映画ができたものだ。 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-02-16 00:49:21) 4.トムハンクスが走ってると、どうしてもフォレストに見えてしまうのは私だけではないはず。全員が助かるのはみんな知ってることなんで、どうやってドラマ化するのか楽しみだったけど、こんなことが起きてたとはびっくり。最後の一言でなんか救われた気がした。ああいう冗談が言えるアメリカが好き。 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-11-04 23:55:06) 3.スカイルズ副操縦士のラストの一言は、敵味方なく、その場にいたすべての人の心が一つになる、いわゆる「ノーサイド」の瞬間。 あれがこの映画最大のカタルシスだった。 前作「アメリカンスナイパー」から2年弱。 あの時も書いたけど、このペースならまだまだいけるよ、イーストウッド。 次回作の準備、もう始めてるよね? 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-10-08 15:05:46) 2.イーストウッドっぽくない素直にまとめた話ですね。 特に起伏のある話ではなく、前例のない局面での人間のとっさの判断には正解も不正解もないのかもしれません。 【東京ロッキー】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-10-03 18:04:50) 1.同じ日に鑑賞した「怒り」で気分的にやるせない感じになった為、急遽イーストウッドの感動実話で口直し。 もう主演がトム・ハンクスという時点でもうこの映画は成功してると言っていい。とにかく安心して観てられる。 ストーリー的には「アンビリーバボー」などの航空パニックスペシャル!なんかでやれば30分位で終わりそうな話を、よくぞここまでうまく盛り上がるドラマに仕立て上げたなと驚かずにはいられない。イーストウッド監督作品なんだから当たり前か。 ただ、あまりに淡々と進む為、少々あっさりした印象も受ける。ただクライマックスの飛行シミュレーターでの検証シーンはかなりカタルシスを感じられ、そこは熱くグッと来るものがあった。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-09-26 23:23:40)
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