みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.一部カットされた放送だったらしいが、なかなか良い作品でした。 主人公ののーんびりした性格が、戦時中だけどファンタジックな雰囲気を醸したのでしょう。 でも実際に、空襲も続けば「飽きた」となるだろうし、 綺麗な風景を観ればひと息つきたくなるだろうし、 ご飯も有るもので美味しくいただきたいだろうし、 便所紙が足りなければ工夫もするだろう。 人間は環境に適応し、対応する能力がある。 戦争の現場というか、張り詰めた状態になるまでは、 街には微笑ましい場面場面がそりゃ有っただろうなぁ、と思い直しました。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2019-09-23 17:11:48) 9.アニメとコメディーには8点以下しかつけないことにしているわたしがこの点数というのはつまり満点でもないので申し訳ないのですが、もっと強烈なものをリアルな映像や本で読んでしまい、いちいちそちらと対比してしまったのでこの点数です。暮らしの手帖社から出ている「戦争中の暮らしの記録」でこの本は暮らしの手帖社がある限り絶版にならないし同社がなくなったら他社が版権を引き継ぐべき書籍です。かいつまんで言えば、この映画作品の中で主人公のすずがしている食べ物の工夫が書かれた分量にして何倍も掲載されている上に衣料、美容など、暮らしの手帖社の雑誌「暮らしの手帖」に網羅されている生活の工夫が戦時中にはいかにしてなされていたかが詳細に描かれているのがこの書籍です。この映画作品の原作者もおそらくこの本を手にして漫画作品中にどれを取り込もうか考えあぐねたと思います。一般の人々からの投稿による同書は映画作品中のすずと同じく戦時中の人々の生きるための精一杯の努力が描かれているのと同時にB29による空襲によって必死で支えた生活があえなく瓦解するさまも描かれています。そして本作品ですが、舞台は原爆が投下された広島の隣に位置する造船の街、呉市ですが、1945年8月の初め、「広島の実家に帰ろうか。」というすずを観客は皆、声に出しても出さなくても止めることでしょう。ここまで強く生きてきたすずの命が決してここで終わってはいけないと誰もが思うのです。これから広島と長崎への原爆投下を経て終戦に至るすずの生活は決して100%幸せではありません。これはもう、強い人間には神は耐えられるだけの試練を与えるとしか言いようがありません。でも、終戦の日を迎える前に国の内外であえなく命を落とした人も大勢いることを忘れてはならないと思います。 【かわまり】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-08-25 05:06:35) 8.笑いとほのぼのと恋愛と戦争、いろいろな要素が盛り込まれていてブレがちなんだけど、違和感なく話が進んでいく。すずさんと一緒に時代を生きているような不思議な感覚になる。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-10-15 09:34:09) 7.「火垂るの墓」を0点にした自分。 この映画の評価が高いことは公開当初から知ってたけど、似たような映画だろうと思って映画館鑑賞は見送った。 それで今回初めてDVDで見たわけだけど、序盤はやっぱり拒否感強かった。 だって当時の呉っていったら、世界有数の軍事都市ですよ? 兵隊さん、軍事産業無しじゃ街ができていないような場所。 そんなことに仮に無知無関心だったとしても、嫁いで暮らし始めたら、誰だって瞬時に理解できるはず。 ところが主人公、全然戦争とは無関係な顔してるから、「なんだか製作者側の作為を感じるなあ」と思った。 それから、最後のエピソードも腑に落ちない。なんであんなの入れたのかな。 あんなことする金の余裕も心の余裕も、当時は誰も持っていなかったはず。 というか、今現在でもまずありえない。 ただそれでも、若い夫婦が次第に絆を深めていく描写の積み重ねが丁寧で、次第にグイグイ引き込まれた。 ただそれだけに、「火垂るの墓」の代わりにはならないだろうな、とも思った。 この淡々とした積み重ねは、子供にはまったく理解不能だろうから。 見ててつらい絵もかなり続くしね。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-12-17 00:33:25)(良:1票) 6.半年ぐらい前に、ビブリオバトルで知り合った方から「絶対読んで欲しい!」と紹介されて原作本を読んで良かったので、映画も観てみました。 大抵、原作を読んでから映画を観るとがっかりする事が多いのですが、本作は原作に劣らず良い出来です。 日常的な光景の中に戦争の影がだんだんと濃くなってきて、市民が犠牲になりつつも逞しく生きる姿に感動を覚える。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-11-19 01:36:52)(良:1票) 5.観るつもりは全くなかったのですが、このレビューを続けて20年、これほどの高評価な映画を観ない訳にはいかないと思い鑑賞しました。のどかで幸せな日常を簡単に破壊する戦争の悲惨さやそんな時代を懸命に生きていく登場人物だちを時にはユーモラスに描いていてをとても良い映画だと思いました。高評価なので厳しい目で観てしまうのもありますが、どうしてもアニメだと、登場人物たちの生死や出来事全てが軽く感じられ、胸を打つ感動とまではいきませんでした。戦時中を描いた話でもほのぼのと爽やかに感じるのは、アニメの良いところでもあるのでしょうが、私にはやはり物足りなさを感じました。でも、鑑賞して良かったです。のんも頑張っていましたよ。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-11-12 09:47:30) 4.楽しめた。ありがちなストーリーだったが、見入ってしまった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-10-20 20:29:13) 3.のんの声がピタリとはまっていて、役者が先の映画かと思ったら、ちゃんと原作通りだったんですね。 映画も第二次大戦の痛々しい重苦しい雰囲気が、この絵で緩和され、非常にみやすい映画になっていると思います。 うちの子が小学校高学年になったら見せようかなという感じの映画でした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-09-19 14:57:47) 2.こうの史代さんの絵柄はどちらかというと苦手な方なのですが映画は多少マイルドになっていたので違和感なく映画の世界に入れました。 戦争を描く映画も漫画も多いけれど、市井の人々の生活を主として描いているのが良かったです。 日本にかつて戦争があった。歴史の教科書には描かれていないことが知りたいです。 いま戦争体験者は高齢になり、そのうち日本で戦争経験のある人はいなくなります。 その時に戦争があったということを思い出させてくれる作品は大切です。この作品もそうだと思います。 【omut】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-05 08:38:29)(良:1票) 1.戦前から戦時中にかけての生活が、とても良く描かれていました。こういうところに目を付けた映画って、なかなかないんですよね。毎日のように空襲警報が鳴ったり、爆弾が落とされたりしているのに、割とのんびりしている印象を受けました。舞台の呉といえば、造船が盛んな都市だったと思います。戦時中は当然狙われたでしょうし、大きな被害も出たことでしょう。でもこの映画では、悲惨さではなく、一生懸命生きていく住民を、みずみずしく捉えていました。 【shoukan】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-11-14 17:42:47)(良:1票)
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