みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.久しぶりに、古い日本映画の骨太なサスペンスが観たくなり、週末の深夜のレンタルショップで今作のDVDを手にとった。 深夜の鑑賞で、183分という上映時間はさすがに長かった。 物語の題材も想像よりもセンセーショナルなものではなく、どちらかというとありきたりな部類のものだったので、淡々としたモノクロ映像の中で次第にまどろんできた。 しかし、ストーリーの展開以上に、映し出される登場人物たちの言動や、時代の風俗描写に惹き付けられる部分があり、そういう部分がこの映画の「力」なのだろうと思った。 時に緻密に、時に大胆に描き出される映画作りの空気感は、まさにこの時代の日本映画の力強さだと感じる。 ただ細かい展開を見ると、もう少しサスペンスとして面白味を持たせることもできたのではないかと思う。 10年という年月の間に絡む人間模様をもっと密に描くことができれば、それぞれの人間性や葛藤が更に如実に伝えられたのではないかと思った。 いまひとつ、それぞれの人間の感情が響いてこなかったことは、映画の性質上勿体なかった。 ただし繰り返しになるが、この大長編を独特の空気感で描き出すことができたこの時代の日本映画のパワーは物凄い。 現在、これほどの規模の大作映画の製作となれば、安易な商業主義に走ってしまうことは必至であり、今作のような特徴のある作品には成らないと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-26 10:27:22) 8.長かったが、印象的なシーンが多かった。それなりに楽しめた 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-03-11 18:48:49) 7.あのおにぎりのシーンがいいねえ。あのおにぎりは、お金には変えられないありがたみがあるね。樽見は地獄の底の底まで落ちてしまうだろうね。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-08 18:59:41) 6.傑作と誉れ高い本作、いざ鑑賞してみると…う~ん。鑑賞のポイント(僕はサスペンスとして観ていた)がずれているのかもしれませんが、思っていたほど面白いとは思わなかった。前半の弓坂刑事と後半の味村刑事の捜査がうまくつながらないうえ、終盤などわずかな状況証拠をもとにただ自白を強要してるように思えてならない。当時はそれで良かったのかもしれないが、今の視点から見ると違和感を感じてしまいます。樽見の存在もどこか中途半端に思えるし、八重も純粋と言うよりはちょっと迷惑な自己チューに見える。ただラストの唐突な展開は意外だったのでこの点数に。 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-28 23:11:09) 5.この映画の「爪」の垢を飲んだ方がいい監督が沢山いますね。えっ、映画に爪なんかないって?だったら、せめて本作が収録されているビデオテープの「ツメ」でも大事とっておきなさい。ねっ、井筒監督。 【STYX21】さん 7点(2004-09-04 03:14:47) 4.重厚なパワーのある映画。しかし、少し長すぎたか。 【アルテマ温泉】さん 7点(2004-08-11 23:40:56) 3.巷の評価が非常に高いので期待してみましたが、期待が大きすぎたかなと思います。警察の犯人の断定ぶりがあまりにも強引。迷宮入りしかけた事件があれだけの推測で一挙に解決してしまっていいものかと思いました。樽見京一郎が懺悔の念で私財を寄付する、というのも薄っぺらい。また、左幸子が樽見京一郎に迫る場面はかなりエキセントリックな感じがしました。爪を肌身離さず持っているくらい恩義を感じているのはわかりますが、あれでは相手のこともかまわず、ただ自分の望みさえかなえられれば相手の生活はどうなってもよいとばかりに見えました。それも貧困のせいにしてしまうのは、少しばかり論理の飛躍というものでしょう。それにしても、伴淳三郎、三国連太郎、左幸子の演技は際立っていましたね。事件の解決にむけての努力、飢えと貧困からくる犯罪と良心の呵責、この映画で訴えようとしているそういうものの多くがシナリオからではなく、上記主役陣の演技に助けられて表現されているような気がしました。最後の遠ざかる海のシーンは印象的でした。 【神谷玄次郎】さん 7点(2004-01-07 17:46:59) 2.2002年に26才で、名画座で見ました。全体の流れは重々しくも飽きさせずよかったですが、最後が少しあっけなく感じました。もっと主人公の内面を描いて、最後に向けて盛り上げて欲しかったと思います。 【MASH】さん 7点(2004-01-03 08:30:46) 1.青函連絡船での事故と放火殺人を結びつけた点は、すごく面白い。3時間は長いけれど、それだけの価値アリです。アラカンの渋さと、高倉健がカッコいい。三國連太郎の成功感がいまひとつ判りにくかったけど、最後の「アッ」というシーンまで目の離せない作品です。 【FOX】さん 7点(2003-01-19 16:35:37)
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