みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
26.宇宙空間の壮大さをゆったりした映像で表現し、音楽と一体化して見せる一大叙事詩。セリフが極力抑えられており、環境映像のような見方で画面に集中できる。製作当時は米ソ冷戦真っ只中であり、宇宙開発にしのぎを削っていた時代。監督の前作「博士の異常な愛情・・・」からの流れで見れば、対立から協調を経て、宇宙開発における米ソの協力を織り込んでいる。先見性という点で、本作の評価には直結しないが21世紀におけるソ連の存在は、映像の完成度が高いだけにイタかったなあ。HALの予測ミスをあたかも証明したかのようだ。セリフはもっと厳選してもよかったろう。また、木星探査計画での女性・非白人のクルーがいない描き方も物足りない(同時期に製作の「スタートレック」と対照的)。オープニングからHALの叛乱あたりまでは完璧な画面作りに挑み、宇宙船の窓の人影が動く描写など緻密だ。最後の「木星 そして無限の宇宙の彼方へ」の章は、あえて明快な描写をせず、観る人にそれぞれの解釈を委ねる演出だが、これは諸刃の剣だろう。観終わってから、ある人がAという解釈をすれば別の人はしたり顔でBと反論するような議論百出の問題作。進化をめぐるモノリスやスターチャイルドの姿を見ると、科学・哲学と宗教のごちゃ混ぜ感は否めない。 【風小僧】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-11-29 16:46:06) 25.評価漏れでした、いまさらすみません。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-29 16:37:40) 24.十年ぶりぐらいに観賞しました。 まずストーリーに関してですが、キューブリックさんという人は、もちろん頭の良い人だったんでしょうが、クラークさんにはさすがに及ばなかったのかな、という印象を受けてしまいました。というのも、小説版を読んだときには「持っている知識は全て正確にコントロール出来るだけの知能を持った人間が、作品の方向性にはっきりした確信を持って堂々と書いている」という印象を受けたのですが、映画版の場合は「知能以上の知識を得てしまった人間が、自分でもよく分からないままに、ゼィゼィハァハァ言いながら、なんとかかんとか作品を作りきった…」というような印象を受けてしまったのです。ま、これは単に私がワケが分からなかったというだけかもしれませんが…。 次に映像に関してですが、こちらは凄いと思ったんです。思ったんですが「…でも、これは考え方によっては、骨折り損のくたびれ儲け的な映像になってやしまいか?」とも思ってしまったんです。どういうことかと言いますと、例えば何十年も昔の映画の特撮シーン(サイレント映画「ニーベルンゲン」の竜とか)を観たときには、確かに「何じゃこりゃ、ちゃっちぃ~!」とか思いますけど、同時に「…でも可愛げがあるな、この時代なりの良さを、空気を感じるな。それに、CGが発達した今だからこそ逆に価値が出てくるな」とか思うのもまた事実です。しかし、この映画の場合は、この時代にしては驚異的にがんばり過ぎたのが仇となって、CG技術が発達すればするほど価値を見出しにくくなるという、なんとも皮肉な、ある意味「市民ケーン」的な映画になってしまってるのかなと思いました。今はまだこの映画がいかに苦労して作られたかというのをリアルタイムで知る人が多いので世界中で絶賛されていますが、百年後の世界では「ひょっとしたらこの映画よりも「着ぐるみ特撮映画」の方が価値が高くなっているかも…?」と思うのは私だけでありましょうか。 ま、ともかく映画全体の評価としては、面白い部分もあるが、前半を中心に退屈するシーンも多かった。普通に考えれば6点ぐらい。でもこれだけ映像でがんばってるんだから、ということで7点にさせていただきます。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-07-26 11:45:21) 23.どうやって撮ってるのか謎な映像の数々はすごい。 いろんなメカの外観や内装が出てきてかっこいいです。 宇宙オブジェみたいなのが目の前をユルーッと漂っていくアングルに引き込まれる。 しかし、ストーリーに関しては、通して観ても意味がわからない。 というよりこれは、深い意味はないのではないか。 様々なSF設定とか映像作品を、適当につなぎ合わせたという感じ。 それか何かの事情で予定通りに作れなかったのか。 こういう現代美術のようなシュールな内容もありだとは思うけど、内容のわりには長いと思う。 もうちょっと短めにまとめてあったら、万人向け?と言えたかも。 どうせ伸ばすなら、凝ったセットの隅々まで余すところなく映してほしかった。 【且】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-29 05:49:16) 22.サルと赤ちゃんの意味が良くわからないので評価しちゃいけない気もしますが。無音の宇宙の世界の表現が芸術的だと思いました。 【ぱんちどらんかー】さん 7点(2004-08-06 03:31:53) 21.映像、音楽はすばらしいと思う!!これほど映像に音楽がマッチした作品は、見たことがないです。すべてに興味を注がれます。しかし私には、話についていけるまでのキャパがありません。人類はまだあったことのない、地球外の知的生命体それを映像と音楽で表現している。生命体の形などは出てはいないけど、この映画を見た人は、片鱗を感じることができる映画だと思います。 【はりマン】さん 7点(2004-06-01 22:12:05) 20.スピルバーグのキューブリックに対するコメント「彼は誰の真似もしなかったが、誰もが彼を真似ようとした」的を得ていますよね。彼の映画はほとんどが頭で理解するというより、感じる映画。僕は感受性が乏しいのでよくわかりませんが、すごいって言う雰囲気はしますし、まぁ、絵画も文学もすごいって言われている作品は結構難解ですからね。原作も一応読みましたが、どうでしょうか。たぶんキューブリックは原作にそった形で、だけど違う意図で、これを作ったんだと思います。 【スー・ミー,スー・ユー・ブルース】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-01 17:26:48) 19.映画を見ただけで話し全体を理解するのは非常に難解だと思いました。伏線を張りまくってあるのだとは思うのですが、始めてみた人にとっては伏線になりきれてないという感じです。たくさんアイロニーこめられてそうですが、どのような意味なのかもなかなかわかりません。ただ、映像や音響の完成度は言うまでもありません。HALと戦うところは単純に面白いですしね。この映画の解説サイトはたくさんありますから、興味があったら見るといいと思います。正直何が正しいのかわかりませんが。自己満足的に見える解説もたくさんありますから。それにしてもぶっちゃけ、途中だるいですね。この映画。 【りょう】さん 7点(2004-05-14 21:45:30) 18.HALとの対決のシーンとか静かな宇宙船の中でのシーンとか何かワクワクして面白かったが、ちゃんと理解するには本読んだり予備知識が必要だそうで、そんな面倒なことできないので7点で。 【Shott】さん 7点(2004-04-06 19:15:13) 17.難解だからと敬遠する人が多いがあまり深く考えず映像を楽しむだけでもありかなと思う。最初はこんなの映画じゃないとも思ったが見終わった後は見てよかったと思った。真似したくても真似できない強烈な個性を放っている。 【hrkzhr】さん 7点(2004-02-24 22:38:26) 16.この映画ってそんな難しく考えなければいけないんでしょうかね。私は宇宙の旅を楽しみました。 【bokugatobu】さん 7点(2004-01-23 21:47:59) 15.美しい風景の映像は数多くあるけれど、造り上げた映像でこれ程美しいものはなかなかお目にかかれない。まして1968年作というのには仰天してしまう。この作品見るのは初めてで確かに?という場面はあったが、気の遠くなるような時間を経て猿からヒトへ、また気の遠くなる時間を経てヒトから何かに進化するのだろうなあと思った。それとコンピュータの完全無欠ぶりが強調されていたが、この世に完全無欠なものなんてないんじゃないかと思った。いろいろと考えさせてくれた映画でまた見てみたい。 【The Grey Heron】さん 7点(2003-12-29 00:16:44) 14.68年にこれだけの映像を作れるのが凄い。ストーリーとしては哲学的で考えるの嫌いって人には辛い映画だろうなと思う。 ただ時間は繰り返すという事なのか。凄みは感じます。 【とま】さん 7点(2003-12-23 21:26:26) 13.ハルは消防ランプにしか見えへん。。。 【ヒロヒロ】さん 7点(2003-12-17 00:45:47)(笑:1票) 12.キューブリックは図式の人である、というのが私の意見。だから、とてもわかりやすい。わかりやすい話を、装飾過多なキューブリック流スペクタクルでみせるもんだから、「難解」とか「芸術だぁ」になっちゃうんだと思う。極論すれば、単純なよくある話を大物量で描くマイケル・ベイあたりと、そう違いはない(違うけどね)と思う。この映画も同じことで、モノリスだのスターチャイルドだの中世風の部屋だのには、何かしらの象徴的意味があって、必ずそこには答えがある。キューブリックに聞いたら「それは○○ってことなんだよね」と明快な答えが返ってくるはずだ。もちろん、その答えは、よくわかんないんだけど…。でも、答えのない映画ってのも世の中にはあるわけです。監督に聞いても「いやぁ、俺もよくわかんないんだよねぇ」の方がずっと「難解」だ。だからやっぱり、キューブリックはわかりやすい図式の人でしかなく、そんな計算式のような閉じられた世界をみせられるのはずいぶん退屈だ。「難解」つうなら、ホークスや小津やアルドリッチや私の彼女の方がよっぽど「難解」で面白いっす。 【まぶぜたろう】さん 7点(2003-12-09 14:40:53) 11.有名な”ツァラストラはかく語りき”が印象的な映画ですね。回転する宇宙船とシュトラウスのワルツは、「けっきょく人間のやっていることはいつも同じ事の繰り返しだ」ということを演出しているのでしょう。SFの技術的な演出は後の作品のお手本になることもたくさんあり、記念碑的な作品だとは思うのですが、今の私にはストーリーがあまりおもしろくないんですよね。ところで、どうでもいいことですが、私のブラウザのユーザーエージェントは”HAL9000”を名乗ってます(笑)。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-19 22:39:15) 10.壮大さだけで満腹です。HALとのやりとりは、年甲斐も無く怯えた覚えがあります。某監督のホラーよりよっぽど怖い。 【ノマド】さん 7点(2003-11-02 02:55:20) 9.「ぴあ」の最盛期に毎年話題になっていたのと、全米でデオダートの「ツァラツストラはかく語りき」が大ヒットしたので、観たい気持ちがつのっていました。ヨハンシュトラウスの音楽に乗って静かに流れる宇宙船を見た時に、大きなスクリーンでみてよかったと思いました。赤い目のHALが好きだったりします。この映画を観た後にニーチェを読みました。 【omut】さん 7点(2003-07-29 02:17:52) 8.まぁ・・・自分としては「これは面白い、面白くない」等と簡単に判断できず、そういった意味ではなかなか人に勧められるような代物ではないと思っています。私は「神々の領域」がうんぬん・・・的解釈はできませんが、ボウマンがHALを抹殺(?)するくだりが印象に残りました。古より進化、あるいは進歩してきた(進化論の論議は、この際おいといて)はずの人類にとって、おのれの歩みの過程で身に付けてきたもの達、いわゆる文明文化の集大成があのスーパーコンピューターであり、結局それが「謀反」を起こして脅威になるという皮肉。それを捨て去ってスターチャイルドへ転身(?)したボウマン。ある意味、退行の中に新たな段階への「進化」があるというのでしょうか・・・?HALに生じた「些細な故障」は、人間の文明社会全体の崩壊を暗示しているように思えました。十人十色、さまざまな見方があって当然でしょうし、本作品から実際に何を感じたのか、評価の点数は受け止める側の解釈次第ということに尽きましょう。制作された時代を考えれば、傑出した映像技術は評価されてしかるべきでしょう。 【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 7点(2003-06-20 14:23:43) 7.リアリティーのある未来を描く映画を作るのってなんか凄く難しそうだよね。SF(サイエンス・フィクション)映画とは違うサイエンス・ノンフィクション?にこだわらなければならないのだから・・・。ところで計算間違ったのかな?“2001年”もう2年前になっちゃっていますが・・・。 【眼力王】さん 7点(2003-05-23 12:26:32)
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