みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.開高健が小説を発表してから間もなくの映画化だと思うのですが、まーずいぶん雰囲気が違います。どういう訳か、登場するお菓子メーカーの名前まで原作からちょっと変えてたりして。 原作がいささか肉付けに欠けた解説調のストーリー進行だったのに対し、この映画、超ハイテンションでこれでもかこれでもかとひたすらセリフをまくし立てる。開高作品でも「日本三文オペラ」あたりをこの勢いで映画化してたら、それはもう大変なコトになっちゃってたかも。 というテンションの高さがスリリングな作品なんですが、どーして選んだ題材が「巨人と玩具」という小説だったのか、これが謎なんです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-22 18:06:18) 5.オープニングのヘンテコな音楽から始まるキャラメル戦争、ショボいけどハングリーでエネルギッシュな日本がとても生々しい。もっとゆるっとした時代なんだろうけどセリフも動きも早いので今よりせわしなく感じてしまう。覚醒剤や土人の歌に踊り、オリジナリティ尊重ですね。業種や広告媒体を変えればリメイクもイケそうですが。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-18 22:42:52) 4.巨人とは何か、玩具とは何か。パンチの効いた社会風刺映画の力作。着火が悪くて何度もカチカチとするライターの火花とキャラメル製造や写真のフラッシュとが重なる。時代の先を見通した発想が光る。宇宙服だってびっくり、この頃は初めて人工衛星が飛んだ頃だったはず。そういえば私の子どもの頃にも空から広告ビラをまいたりというようなこともあったな。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-26 07:25:26) 3.捏造ブームにゴリ押しタレント…この映画が作られたのってホントに1958年? 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-20 18:26:55) 2.昭和30年代、焼け跡の頑張りの時代に、さらに笑顔の時代の層が加わった。無表情で顔つき合わせてしゃべりまくる、ってのを増村の一つの型とするなら、その対極にモデルの笑顔がある。特定の何者にも向かっていない、漠然とした大衆に向けられたコマーシャル用の笑顔。その笑顔を裏打ちするのは、甘いキャラメル、子ども向けという姿勢、夢の宇宙服といった“やさしさ”で、それが宣伝合戦の苛酷を際立たせる。ただがむしゃらな姿勢だけで頑張れた戦後が、さらに複雑ながむしゃらさを要求してきた。高松英郎のモーレツ課長は、ちょっと“日本”を強調しすぎていたようにも思ったが、あの時代あんな感じだったのだろうか。ザラリとしたユーモアがよく、ストーリーの上ではこの喧騒をマスコミぐるみ批判しているわけだけれども、作者は半ばここに溢れているエネルギーに感嘆しているようでもある。野添ひとみの気味悪さが圧倒的。この空疎な笑顔の時代は、現在に至るまで続いているわけだ。この頃の映画はしばしば途中に歌がはいるが、そういう約束事があったのか。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-01 12:10:12) 1.テンションの高さだけなら一級品だが、こういったコメディタッチな社会風刺劇を増村保造監督が得意だっとは思えない。 川島雄三監督が撮ったら、どうなっただろう。 そう考えると面白い。 伊藤雄之助の演技は、本作でも素晴らしかった。 『プーサン』の様な、物静かな人物も演じても全く違和感がないのに、本作の様なぶっ飛んだキャラクターを演じても、それらしく見えてしまう。 伊藤雄之助って、やっぱり凄い。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-08-18 22:13:31)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS